この記事を読むのに必要な時間は約 15 分です。
妊婦さんって、色々な制限が多いですね。
特に食べる物は、直接胎児に影響があるので、色々な制限がかかってきますね。
タバコはもちろん、アルコールそしてカフェイン、辛くて刺激のある物も・・・
特に嗜好品(しこうひん)の類いが禁止なんですよね。
それから、私の通っていた産婦人科では、肉類を控えめにして、塩分も控えめにし、和食中心で野菜をタップリと指導されていました。
そのせいか?
反動だったのでしょうか?
一定の時期を過ぎると焼き肉が食べたくなって、しょうがない時期がありました。
今回は、妊婦さんの焼き肉についてお話したいと思います。
目次
- 1 妊婦は焼き肉食べてもいいの?
- 2 妊婦の食事注意する理由は?
- 3 焼き肉で注文するなら何が良い?
- 4 妊婦はホルモンを食べても大丈夫?
- 5 妊婦が焼肉を食べるときに注意することは?
- 6 レバーのビタミンA(レチノール)の過剰摂取とは?
- 7 焼肉の過剰摂取にも注意
- 8 塩分の取りすぎにも要注意
- 9 ユッケはだめ
- 10 キムチやコチュジャンなどの刺激物は控えめに
- 11 おすすめのお肉をご紹介
- 12 分厚いお肉はちょっと心配
- 13 妊娠中のカンピロバクター菌への感染は要注意!
- 14 お店選びも大事。換気やタバコは要チェック
- 15 妊娠初期から焼肉食べてもいい?
- 16 妊娠中に焼肉を食べると陣痛が来るという噂
- 17 野菜も一緒に楽しんで
- 18 焼肉のたれはどんなものを選ぶのがベスト?レモン汁が人気?
- 19 まとめ
- 20 こちらの記事と広告も興味あるかも?
スポンサードリンク
妊婦は焼き肉食べてもいいの?
ところで、妊婦さんって焼き肉食べても良いのでしょうか?
経験者の私から言うと、問題はなかったです。
もちろん、大量に毎日食べてたら問題ですよ。
それでは、注意点について細かく次章からお話をしていきましょう。
でも、普段は魚を中心にしていて、たまに普通に食べている分には関係ないです。
私の通っていた産婦人科の先生にも、特にダメとは言われなかったです。
むしろ、食べたい時というのは、鉄分等の栄養を必要としている時なので、ある程度は食べた方が良いともいわれました。
ただし、食べる時には注意した方がいい物もあります。
妊婦の食事注意する理由は?
妊婦さんの食事で注意する理由といえば、一番は体重管理ですね。
普段の体重にプラス10kgといわれています。
あまり、体重が増加したり、脂肪が多くなったりしすぎると難産になったり妊娠中毒症になったりするという事で、脂肪分の摂取に関してはうるさくいわれる産婦人科が多いのです。
スポンサードリンク
焼き肉で注文するなら何が良い?
さて、たまに焼き肉を食べるなら大丈夫という事ですが、何を注文したら良いのでしょうか?
そして、何を我慢した方が良いのでしょうか?
以下にまとめました。
〜我慢した方が良いメニュー〜
生で食べるもの、ユッケやレバ刺しなど
最近は、出す店も少なくなってきてますが要注意です。
理由は、0−157や食中毒そして、トキソプラズマなどの寄生虫がいるからです。
また、生焼けにも注意が必要です。
レバーや砂肝
貧血予防の代名詞の様にいわれていた時代がありますが、レバーはレチノールの含有量が多く、レチノールを妊娠中に取りすぎると胎児に影響が出るといわれています。
ハツ
こちらも、レチノールの含有量が多い為です。
あと、脂肪分も多いですね。
〜注文すると良いメニュー〜
赤みの肉
なるべく脂肪分の少ない部分を注文して、中心部までしっかり熱を通して食べましょう。
妊婦はホルモンを食べても大丈夫?
ところで、妊婦さんはホルモンを食べても大丈夫なのでしょうか?
答えは大丈夫です。
ただし、ホルモンを食べる時は小腸などの脂身の多い部分は避けるか、少量にする必要があります。
妊娠をしてない大人でも脂身をとり過ぎると、高脂血症などの病気を招くといわれていますので注意が必要です。
ホルモンを食べるなら、小腸をさけてそれ以外の部分を食べる事をおすすめします。
~焼肉のホルモンとは?~知人から聞いた話
焼肉のホルモンってどうして、ホルモンっていうのでしょうか?知ってましたか?
動物のホルモンに関係あるのかな?とか思ったりしませんでしたか?
実は、私もそうなのかな?などと思っていました。
ところが、お料理屋を経営する知人から「焼肉のホルモンとは動物の内臓全般をさすんだよ。」と教えてもらいました。
そして「動物をさばいた後に内臓が残るでしょ?その内臓を最初は捨ててたので、放るもん→ほうるもん→ホルモンになって
食べてみたら美味しかったので、焼肉として売り出したのがはじまりだそうだ。」と教えてくれました。
(本当か?嘘か?真相は分かりませんが…ホルモンは内臓全般の事をさします。)
妊婦が焼肉を食べるときに注意することは?
妊婦さんが焼肉を食べても大丈夫ということがわかりましたね。
では、食べるときにどんな点に注意していったらよいのか?お話しましょう。
しっかり火を通す
まず、シッカリ火を通すのが大前提です。
生焼けだと食中毒の原因になります。
食中毒になると薬も勝手に飲むこともできませんし、妊娠初期だったりするとかなりの危険にさらされる事になります。
生焼けの肉は絶対に食べない!くらいの気持ちくらいがちょうど良いです。
トングや取り箸の使い回しにもちょっと注意
妊婦さんが焼肉をするときには、トングや取り箸の使い回しにも、注意が必要です。
例えば、生の肉を触ったトングで、そのまま焼けた肉を触ると生肉についていた細菌が焼けた肉についてきてしまうからです。
トングや取り箸は、生の肉用と焼けた肉用に分けておいた方が安心です。
レバーのビタミンA(レチノール)の過剰摂取とは?
レバーは貧血予防に良いと言われていましたが、最近ではレバーはビタミンAの過剰摂取に注意するように言われています。
なぜなら、ビタミンAはビタミンCなどと違って体から排出されずに、貯まっていってしまうからです。
ちなみにビタミンCは水溶性ビタミンのため、必要以上に摂取すると体から尿などになり排出されます。
その他、とりすぎると排出されにくいビタミンは、脂溶性ビタミンの
- ビタミンD
- ビタミンA
- ビタミンK
- ビタミンE
といわれています。
焼肉の過剰摂取にも注意
妊婦さんは焼肉を食べても大丈夫ですが、焼肉の過剰摂取には注意しましょう。
やはり、焼肉はカロリーが高く、しょっぱいのでご飯がすすみますね。
ご飯を食べる事自体は悪くないのですが、やはり何杯もとなるとカロリーオーバーの危険性がでてきます。
また、焼肉自体も脂が多くこちらもカロリーオーバーの危険性があります。
塩分の取りすぎにも要注意
妊娠すると、病院から塩分のとり過ぎに注意するようにいわれますね。
塩分をとりすぎると妊娠高血圧症候群になり、母子ともに危険にさらされる原因になるからです。
塩分の摂取は一日、10g以下の塩分を目標にしましょう。
以下~日本妊娠高血圧学会より引用~http://jsshp.umin.jp/i_9-qa_use.html
「2006年に厚生労働省が制定した「健やか親子21」では、妊娠全期間を通してすすめられる体重の増加は、妊娠前の体重に応じて、やせている人(BMI 18.5未満)で9~12kg、普通の人(BMI 18.5以上25.0未満)で7~12kg、肥満の人(BMI25以上)では個別に対応するとされています。1997年制定の日本産婦人科学会の「妊娠高血圧症候群の生活指導および栄養指導」では発症予防として1日当たり10g以下の塩分制限をすすめています。」
~減塩の工夫~
塩の替わりに、レモンや酢をつかってみましょう。
ハーブソルトも結構いけますね。その他、薬味などもじょうずに使って減塩に挑戦してみましょう。
ユッケはだめ
以前、食中毒で事故が起きてから、ユッケは基本的には飲食店ではださなくなりましたね。
ですが、まだ提供している店もあるようで…。
基本的に、生肉はどんなに新鮮でも食中毒の危険があるので。
止めておいた方が無難です。
しかも、薬も限られている妊婦さんならなおさらです。
~お刺身ユッケはいかが?~
どうしても、ユッケが食べたかったら、マグロや鯨など肉に近い感じのお刺身を焼肉のたれや、ニンニクやニラ、生姜などをきかせて食べるお刺身ユッケをしてみるのはいかがでしょうか?おいしくてヘルシーですよ。
キムチやコチュジャンなどの刺激物は控えめに
妊娠中にキムチやコチジャンなどの刺激物を食べる事自体は、あまり問題ありません。
しかしながら、とり過ぎには注意です。
キムチは刺激物の他に、かなりの塩分が使われています。
ですから、漬物という感じで控えめに食べる事をおすすめします。
コチジャンも同様です。
おすすめのお肉をご紹介
妊婦さんが焼肉を食べるなら、脂身の多いところを避けて、赤身のヘルシーなところを食べるのをおすすめします。
ちなみにカロリーが一番高いのが、カルビ肉です。(お値段も高いですね。)
次に、タンやロースになります。そして、比較的低いのがハツやレバーです。
ヘルシーにするために、牛だけでなく鳥やイカや海老などの魚介も一緒にとるとバラエティー豊かになりますね。
分厚いお肉はちょっと心配
分厚いお肉…いいですね~。
ガブリッといきたいところですが、中までよーく焼けているか?確認する必要があります。
牛肉なら表面が焼けていれば大丈夫と考えて食べてしまいそうですが、妊娠中は、ちょっとよく考えてから食べましょう。
やはり、中の中心部まで火が通っていないと食中毒の原因になかねません。
妊娠中のカンピロバクター菌への感染は要注意!
食中毒の話が出たところで、カンピロバクター菌のお話をしましょう。
カンピロバクター菌は、牛や鳥などの家畜の腸にいる細菌です。
カンピロバクター菌が付着した食品を食べる事で感染します。
感染すると2日から7日間くらい、下痢、腹痛、発熱といった食中毒の症状が現れます。
ちなみに、菌が付着したまな板や調理器具や、生野菜などからも感染するケースもありますので、注意が必要です。
★カンピロバクター菌は熱に弱いですので、生の肉や生焼けの肉を食べない事。
そして、生の肉を調理した調理器具は熱湯で消毒する事で、防ぐ事ができます。
★参考サイト→厚生労働省
h//www.gov-online.go.jp/useful/article/201005/4.htmlttps:
お店選びも大事。換気やタバコは要チェック
美味しい焼肉を食べるなら、環境も大事ですね。
いくら美味しいといっても、隣でタバコをスパスパされたんじゃ、いくら自分の家が禁煙していて、家族が努力しても無駄になってしましますね。
また、妊娠中はちょっとした臭いにも敏感になっていて、空気の悪いところにいると気持ちが悪くなってしまう人も少なくありません。
美味しく楽しく食べるなら、分煙がされていて換気の設備が整っているところにいくように心がけましょう。
また、気持ちが悪くなっても、すぐに休めるように個室などのあるところもいいですね。
妊娠初期から焼肉食べてもいい?
妊娠初期から焼肉をたべてももちろん大丈夫です。
体によい栄養がとれるので、上手に利用したいですね。
ただし再三お話した様に、食中毒には注意しましょう。
特に妊娠初期の食中毒は胎児に与える影響は、大きいですので生焼けは絶対に口にしないようにしましょう。
そして、もしも「あれ?」と思うような症状がでたら、迷わずかかりつけの産婦人科に相談するようにしましょう。
妊娠中に焼肉を食べると陣痛が来るという噂
妊娠中に焼肉を食べると陣痛が来る?という噂、どこかで聞いた事ありませんか?
精がつきそうだから…のイメージからきてるのでしょうか?
まあ、臨月でもないのに陣痛が来てしまっても大変ですので、ジンクスという事でいいのではないでしょうか?
その他、オロナミンCを飲むとくるとか色々ありますね。
臨月になり予定日がいよいよ近づいたら、オロナミンCと焼肉攻撃をしてみるとくるかもしれませんね。
ちなみに私は長男のときに、予定日より10日も遅れてしまったので、本当に周りがヤキモキして大変でした。
助産師さんからは「のんきな赤ちゃんね~!」等といわれて大変でした。
今考えると焼肉をすればよかったと思ったりします。(笑?)
野菜も一緒に楽しんで
焼肉屋さんに行くと野菜は後回しで、ここぞとばかり焼肉しか食べない人もいますが、野菜もバランスよく食べると胸焼けしなくてすみますね。
焼き野菜なんかもいいですし、野菜たっぷりの韓国スープみたいな物でもいいですし、サラダや浅漬けのキムチなんかでもいいですね。
焼肉のたれはどんなものを選ぶのがベスト?レモン汁が人気?
妊婦さんが焼肉のたれを選ぶなら、こってりした焼肉のたれよりもレモン汁とハーブソルトや岩塩がさっぱりとしておすすめです。
ですが、たまに焼肉屋さんに行くくらいなら、そんなに神経質にならずに好きな物を選んで食べてもいいのではないでしょうか?
あまり、我慢をするとストレスになってしまいますので、たまになら好きな味付けで食べるとストレス解消になりますね。
妊娠中の方におすすめの記事はこちら↓
初めての妊娠で不安がいっぱいの妊婦さんが積極的に摂取すべき4つの栄養素を徹底解説!まとめ
妊婦さんは、たまになら焼き肉を食べても大丈夫です。
注文する時は、レバー・砂肝・生肉・ハツは避けましょう。
注文するなら赤みのお肉がおすすめです。
(食べる時は中心部までしっかり焼きましょう。)
★妊娠中は色々と食事制限があって大変ですが、産まれてくる可愛いあかちゃんのために少しだけ頑張ってみましょう。
我慢しなくてはいけないのは、今だけですから・・・
それでは、マタニティライフを楽しんでくださいね。