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離乳食でトマト缶を使おうと思ってスーパーで探していたら、
一緒にいた友人にやんわり止められました。
「トマト缶は危険って聞いたよ。」
ええ?そうなの?
じゃあ、トマト缶は危険って何が危険なの?
もし危険なら、どういうトマトの加工商品なら安全なのか?
知りたくなって、好奇心がムクムクと湧いてしまいました。
というわけで、今回はトマト缶詰のお話をしていきたいと思います。
目次
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トマト缶は危険?
少しだけ健康オタクの私は、添加物には少々うるさいので、
商品裏の原材料は必ずみる様にしています。
(肝心な家族は無頓着で、ポテトチップスを食べながらコーラを飲んでいます。)
母が頑張っているのに!と腹が立ってきますが、地道に頑張りたいと思います。
・・・話がそれました。
缶詰を買う時には必ず添加物の有無は確認していたのですが、
缶から溶け出す化学物質までは気がつきませんでした。
そうなんです。
それが、缶詰の缶の内側に塗られている環境ホルモンのビスフェノールAという物質です。
厚生労働省もホームページで妊婦と乳幼児に注意を呼びかけています。
↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html
そして、ビスフェノールAは、酸に弱く、酸で溶け出すという報告がでています。
特にトマト缶にその傾向が強いのです。
海外製造の缶詰のビスフェノールAの溶出量
缶詰名 ビスフェノールA溶出量 フルーツ缶 検出せず トマト缶 0,023〜0,029ppm ツナ缶 0,036〜0,051ppm ミートソース缶 0,013〜0,025ppm マッシュルーム缶 0,007〜0,009ppm
日本生活協同組合連合会ホームページより抜粋
表にしてみた感想
こうしてみると確かにトマト缶は数字が大きいので怖いですね、、、。
ツナ缶も気になります。
ただし、この表は海外の缶詰の場合で、国産の缶詰は含まれません。
日本では、体重が50Kgの大人の場合、2.5ppm以下なら毎日食べても問題ないとされています。
体重が5Kgの赤ちゃんなら0.25ppmになります。
赤ちゃんが、毎日トマト缶を10缶ぐらい食べると良くないでしょうね。
もちろん、そんなに食べる赤ちゃんはいないと思いますけど。
(大人の場合、危険なのは100缶とか・・・。別の意味で危険です。)
ですので、そこまで危険というわけでもないかな、という気もします。
つまりは、毎日缶詰ばっかり食べるのは良くないという事ですね。
「色んな物をバランス良く食べる」という感じで受け取っておきましょう。
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代わりのトマトの加工品
まあ、中身のトマトが問題なのではなく容器が問題なのですから
代替案を考えれば良いのですよね。
そうすると思いつくのが
- トマトの瓶詰め
- トマトの紙パック
- ドライトマト
- 冷凍トマト
こんな感じでしょうか?
ドライトマトや冷凍トマトなら、沢山ある時に作っておくと便利ですね。
楽天市場で探してみたら、国産でおいしそうなのが見つかりましたよ
国産ドライトマトはこちら
↓
国産の冷凍トマトはこちら
↓
ちょっと関係ないけどおいしそうな国産塩トマト
↓
缶詰を選ぶ時のチェックポイント
さてさて、なんだか缶詰が悪者になってしまいそうな話になってきましたが、
缶詰が全部悪いわけでもありません。(缶詰協会から苦情がきそうですね。)
〜缶詰を選ぶポイント〜
- 外国製の缶詰は、基準が甘いみたいなので注意した方が良いかもしれません。
- ビスフェノールは、酸に弱いので、酸味の少ない物を選ぶのがポイントです。
- スーパーより高めですが、生協や自然食品のお店の缶詰なら安心だと思います。
まとめ
色々と調べてまいりましたが、これが危険だ!あれが危ない!と
言っていたら食べる物がなくなってしまいます。
なので、色々な物をまんべんなく食べるのが良いのではないでしょうか?
健康の為にと思って、トマト缶ばかりを食べていたら、思わぬ健康被害が、、、。
ということもあり得るという事ですね。
うーん、非常食の缶詰点検しましょ。っと