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秋田の名産品、「とんぶり」をご存知ですか。
見た目や食感がキャビアにとても似ていることから、「畑のキャビア」とも言われています。
まあ、キャビアなんて高級な食材、結婚式のコース料理などでしか見たことも食べたこともないのですが。
本物のキャビアが我が家の食卓に並ぶことはこれからもないだろうな。。。
でも、とんぶりなら喜んで食卓に並べます!!
なぜなら、とんぶりはお手頃価格なのに、栄養の宝庫だからです。
では、とんぶりについて詳しくご紹介しましょう。
目次
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とんぶりとは?
とんぶりとは、ホウキ草の種子を加工した緑色の食べ物で、魚の卵のようなぷちぷちとした食感が特徴です。
ほとんど味はしないのですが、多くの栄養素を含みます。
なんと、約2000年前から、強壮や利尿効果の漢方薬として使われているそうです。
収穫は9月下旬なのですが、現在は真空パックや瓶詰加工されるようになり、通年で食べることが出来ますよ。
楽天市場でも見つけました!
↓
とんぶりの栄養素
とんぶりの粒は2mm程度と小さいですが、とても多くの栄養素を含んでいます。
まさに栄養の宝庫!!
食物繊維
魚の卵のような見た目ですが、意外に多く含まれているのが食物繊維です。
100g中に約7.1gと、ごぼうよりも多く含まれています。
食物繊維は、便秘の予防・改善、腸内細菌の改善、大腸がん予防などの効果が期待できます。
鉄分
貧血の予防と改善に効果が期待できます。
カリウム
体内に滞留する水分やナトリウムを排出し、高血圧やむくみ予防に効果が期待できます。
サポニン
脂質の代謝を促進し、血糖値の上昇を抑制してくれることから、糖尿病の予防と改善・動脈硬化や肥満の予防に効果が期待できます。
ビタミンE
体内の活性酵素を除去し、末梢血管を開くことで、アンチエイジングや冷え症の改善に効果が期待できます。
ビタミンK
正常な止血を促し、傷口を固める効果があります 。
また、丈夫な骨を作るために必要なカルシウムやたんぱく質の働きを活性化することで、骨粗しょう症の予防にも効果が期待できます。
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おすすめの食べ方
とんぶりは、ほとんど味が無いので様々な食材と合わせることが出来るんです。
- 豆腐の上にのせる
- 納豆にまぜる
- サラダにトッピング
など、夏バテで食欲が無い時でも手軽に栄養がとれますよね。
また、とんぶりは粒が細かいため、とろみのある食べ物や煮汁と調理すると、よくからんで食べやすいです。
中でもおすすめのレシピをご紹介しますね。
山芋のとんぶり和え
短冊切りにした山芋にとんぶり・出汁醤油をかけ和えるだけ。
えのきととんぶりの袋煮
- 油抜きした油揚げを半分に切り袋状にする。
- とんぶり・えのき・卵を混ぜた具を袋に詰め、口を楊枝でとめる。
- 沸騰した煮汁に入れ、落とし蓋をして煮る。
煮汁:
- 麺つゆ 30cc~
- 水 250cc
- 生姜 スライス2枚
ささみのとんぶりおろし和え
茹でて細かく裂いたささみ・小口切りにした小ねぎを、調味液と和えるだけ。
調味液:
- 水切りした大根おろし 180g
- とんぶり 大2
- すし酢 大1
- 麺つゆ 小1
- 塩 適量
とんぶりの栄養、すごいですよね!!
低カロリーで高い栄養素があるとわかったら、ダイエット中のお父さん・お母さん、成長期のお子さんと一緒にたくさん食べたくなりますよね。
ただ初めにもお伝えしましたが、とんぶりは漢方薬にも使われるほどの強壮や利尿効果があるので、食べすぎには注意してくださいね。