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清潔にしているはずなのに、無くならない赤ちゃんの頭皮のふけ。
洗い足りないのかな?汗をたくさんかくからなのかな?と心配になりますよね。
でも実は、生後6カ月頃までの赤ちゃんの頭皮のふけの原因は、お母さんのホルモンの影響な事がほとんどなんです。
なので、放っておいても2歳頃までには症状が治まることが多いんですよ!
とは言っても、気になりますよね。
特に症状が酷いと、痒がっていなくても、お母さんにとってはかわいそうに思ってしまいますもんね。
そこで今回は、赤ちゃんのふけの原因と、解決方法をご紹介します。
目次
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赤ちゃんのふけの原因は、お母さんのホルモンが関係している?
赤ちゃんの頭皮のふけは、生まれるときにお母さんのおなかの中から持ってきた、お母さんのホルモンが影響していると言われています。
生後間もない赤ちゃんは、お母さんのホルモンの影響で皮脂が多くなっています。
しかし、毛穴が未発達な赤ちゃんは皮脂を上手に分泌させることが出来ず、毛穴を詰まらせてしまう事があります。
毛穴に詰まった皮脂や汗が原因で、湿疹が出来、ふけの原因になってしまうのです。
基本的には成長とともに、ホルモンも減っていきふけの症状も治まってくるので心配しすぎなくても大丈夫なんですよ。
乳児脂漏性湿疹の主な症状
乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)とは、上記でお伝えした症状です。
生後間もない頃に母親のホルモンの影響で出来てしまう湿疹の事を言います。
赤ちゃんのふけの主な原因が、この乳児脂漏性湿疹と言われています。
もし、以下のような症状が出たら、乳児脂漏性湿疹の可能性があります。
- 首より上にだけ、赤い湿疹が出来ている
- 頭やおでこ、眉毛などにふけのようなかさかさした物が出来ている
- 首より上にだけ、黄色いかさぶたの様なものが出来ている
- 首より上に発疹が出来ているが、痒がってはいない
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ふけの予防や、解決におすすめのケア
(1. 乳児脂漏性湿疹が原因のふけの場合
乳児脂漏性湿疹は、皮膚を清潔にすることが一番大切です。
乳児脂漏性湿疹の予防やケアには、特別なシャンプーがなくても大丈夫です。
赤ちゃん用のシャンプーや、固形石鹸で優しく洗い、しっかり洗い流してあげましょう。
(ゴシゴシ洗いはだめですよ!)
病院などでの沐浴指導では、顔はあまり石鹸で洗いませんよね。
でも、ぽつぽつと発疹が出始めたら、たまには顔も石鹸で洗ってあげてください。
石鹸を使う事で、毛穴の皮脂がきれいにとれ、脂漏性湿疹の症状は解決されます。
黄色いかさぶたのようなものが、厚く硬くなってしまっている時は、お風呂に入る前にベビーオイルをつけておくと、洗った時に取れやすくなりますよ。
また、「脂漏性」と聞くと、保湿を避けたくなるかもしれません。
でも、皮脂をとった乾燥したままの肌は、乾燥を防ごうと、かえって皮脂が多く分泌されてしまい、毛穴の詰まりにつながります。
洗った後は、ベビーオイルやワセリンなどをうすく塗って、保湿してくださいね。
(2. 乾燥が原因のふけの場合
赤ちゃんのフケには、もう一つの要因があります。
それが、乾燥。
特に、生後半年を過ぎたころから出るふけの場合、乾燥が原因の可能性があります。
お母さんから受けたホルモンの影響が治まると、今度は皮脂が少なくなり、乾燥がひどくなってしまう事があるのです。
乾燥がひどい時は、洗いすぎに注意が必要です。
汚れが落ちる程度に優しく洗い、入浴後はしっかり保湿して下さいね。
保湿力の高いシャンプーを使うのもおすすめですよ!
赤ちゃんのフケにおすすめのシャンプー
小さなうちは頭用と身体用を区別せず、全身に使えるシャンプーがおすすめです。
髪の毛が絡まったり、寝癖が酷くなったら、頭専用に切り替える目安です。
固形石鹸でも十分ですが、泡立てるのが大変ですよね。
そんな時はこんなおすすめ商品もありますよ!
アロベビー オーガニック ベビーソープ
99%以上が天然由来の成分を使用しています。
ダマスクバラ花油やラベンダー油なども配合されていて、保湿にも効果的です。
泡で出てくるのも嬉しいですよね。
ミヨシ石鹸 無添加 泡で出てくるベビーせっけん
成分が、水・カリ石ケン素地・石ケン素地のみという、無添加石鹸です。
赤ちゃん用に優しく作られていて、余計な成分が一切配合されていないので、安心して使う事が出来ます。
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香料・着色料・鉱物油が無添加の安心ソープです。
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アラウベビー 泡全身ソープ
無添加せっけんと天然ハーブで作られた、全身ソープです。
天然ハーブが数種類配合されていて、保湿にも効果的です。
こんな症状の時は、病院で相談しましょう!
赤ちゃんのふけの主な原因になる乳児脂漏性湿疹は、痒みを伴わないのが特徴です。
ですので、
- 赤ちゃんが痒がる
- 自宅で2~3週間ケアしても、全く改善されない
- 発疹箇所が、グジュグジュしている
などの症状がある時は、アトピー性皮膚炎や他の皮膚疾患の可能性があります。
小児科もしくは皮膚科を受診しましょう。
まとめ
- 生後間もない赤ちゃんのふけは、お母さんから受け継いだホルモンが影響している
- 生後間もない赤ちゃんのふけは、乳児脂漏性湿疹が原因
- 乳児脂漏性湿疹や乾燥性のふけは、清潔&保湿で改善
- 痒み、自宅ケアで改善されない、発疹箇所のグジュグジュなどの症状がある時は、病院を受診する
あとがき
幸いにも我が家の子供たちは、脂漏性湿疹が出ることはありませんでした。
が、ほっぺにぽつぽつが出始めることはありました。
そんな時は、助産師さんに教えていただいたように、石鹸で洗うようにしていました。
乾燥で湿疹が出始めた時も、小児科に行ったついでに保湿クリームをもらい、ケアをしていました。
ふけが出ると、汚れが落ちていない気がして、ゴシゴシ洗ってしまいがちですが、逆効果なのでやめてください。
脂漏性湿疹によるふけも、乾燥性のふけも、洗いすぎてしまうと肌を傷つけ、かえって症状を悪化させてしまいます。
洗いすぎに気をつけながら、ケアしてあげてくださいね。
自宅ケアでも、痕も残らずきれいに治るので、安心して見守ってあげてくださいね。