私が住むオーストラリアでは、小学校に
- 午前のおやつ
- ランチ
- 午後のおやつ
を持参するように言われます。
そして特に、午前中のおやつは、"crunch and sip"(クランチ&シップ:授業中につまむおやつ)と言って、健康的な野菜や果物と水を持参するように注意書きが書かれています。
我が家の定番の午前中のおやつは、プチトマトです。
ただ単に洗って入れるだけで簡単なおやつの出来上がりです。
そんなトマトにはどんな栄養があるのでしょうか。
「トマトが赤くなると、医者が青くなる」という言葉もあるくらいです。
では、今日はトマトの栄養素をみてみましょう。
目次
トマトの効果
トマトは、低カロリーでとても栄養素の高い野菜です。
私は、第二子妊娠中のつわりのときは、ミニトマトばかり食べていました。
(というか、ミニトマトしか受け付けませんでした。)
ミニトマトのおかげかはわかりませんが、ありがたいことに妊娠中毒症や妊娠糖尿病にもならず健康でした。
そのおかげか、第二子はミニトマトが大好きなようで、おやつ代わりにパクパク食べてます。
そんな息子も、今のところ、大きな病気は一つせず健康に育ってくれています。
そんなトマトを食べると以下のような効果があります。
- がん予防
- 老化防止
- 血圧降下作用
- 疲労回復効果
- 抵抗力アップ
- 整腸作用や便秘予防
- 脂肪を燃焼させる遺伝子を増やす
- アルコール濃度を低下させる
- 特徴的な風味で肉や魚の臭みを消す
などなど。
トマトの栄養
そんなトマトには、以下のような栄養成分が入っております。
ナトリウム
栄養素の吸収を助ける。
筋の収縮を正常に保つ。
カリウム
高血圧予防。
余分な塩分を体内から排出する。
マグネシウム
神経伝達の制御、心機能の維持など
リン
骨や歯の成分に欠かせない。
ベータカロテン
シミ予防。
老化防止。
ビタミンB1
糖質をエネルギーに変える。
ビタミンB2
成長を促進し、細胞の再生をする。
ビタミンB6
不足はつわりやPMSの原因になるといわれている。
ただ過剰摂取すると神経系に障害が起こる可能性がある。
葉酸
妊娠中や妊娠希望者はもう少し大目に取りましょう。
ビタミンC
美肌効果。
感染症予防にもなる。
食物繊維
便通を助ける水溶性の食物繊維。
トマトの栄養、リコピンに注目!
トマトの栄養素で一番注目したいのは、「リコピン」です。
リコピンは、主にトマトの皮の赤い色素に含まれています。
リコピンは、酵素の働きを抑えるので、癌予防や動脈硬化を防げるといわれています。
抗酸化作用や抗炎症作用で、特に前立癌や肺がんリスク低減や予防作用が知られています。
また、アトピー性皮膚炎を抑える効果もあります。
このリコピンは、特に皮に多く含まれているので、できればむかずに食べられるといいでしょう。
また、多くのリコピンを摂取したければ、真っ赤で艶のあるトマトを選びましょう。
リコピンを効果的に摂取するには?
リコピンを効果的にとるには、
- ごま
- 落花生
などのナッツ類に含まれているビタミンEを一緒にとるといいでしょう。
こんなレシピはいかが?
また、脂に溶ける性質を持っているので、油を使って調理するといいです。
こんな中華料理も美味しそう!
トマト単体で食べるよりは、ごま油を使用した和風ドレッシングと一緒に食べるとよいでしょう。
また、生のトマトだけに頼らず、トマトジュースやトマト料理を利用して効果的に食べましょう。
栄養たっぷりなトマトの選び方
どうせ買うなら、美味しくて栄養がたっぷりのトマトを選びたいですよね。
こんなポイントがありますよ。
- 丸くて重みがあるもの
- トマトの底にたくさんの筋
- ヘタが枯れていない
- 真っ赤で艶のあるもの
- 触ってみて硬いもの
スーパーでトマトを選ぶときの参考にしてくださいね。
トマトの正しい保存法とは?
せっかくおいしいトマトを選んだら、正しい保存の仕方も知りたいですよね。
おいしそうな赤いトマトを買ったら、ヘタは下にして冷蔵庫に保存するのがポイント。
重ならないように、買ってきたパックや持っているプラスチックの箱を上からかぶせるようにおいて保護するのもいいですね。
さらに、トマトの食べごろが過ぎ去ってしまわないようにポリ袋やジップロックでしっかりと袋をとじることも大事です。
これは、ほかの野菜や果物を早く熟してしまうガスが漏れないようにする役目もあります。
もしまだ青みの残ったトマトを買ってしまったら、常温のまま2~3日ヘタを下にして保存します。
食べ合わせ料理
どうせ栄養を取るなら最大限取りたいですよね。
そんなときは食べ合わせをお勧めします。
- トマト&ジャガイモ 活性酸素除去(老化防止)
- トマト&キャベツ ガン予防・血行促進
- トマト&レモン 血圧降下作用・高血圧予防
- トマト&お酢 疲労回復効果・肩こり予防
トマトは体を冷やしてくれる作用もあります。
発熱のときや真夏に体を冷やすときには役に立ちます。
ただし、冷え性の方が生のトマトを食べすぎると余計体を壊したりします。
できれば、加熱をして体を冷やさないよう注意をしてください。
おわりに
離乳食初期のころ、我が家の子供たちはトマトが苦手でした。
きっと酸っぱい思いをしていたのかもしれません。
2歳を過ぎたころ、糖度の高いミニトマトを与えてからは大好きになってくれました。
今では、普通のトマトもりんごのようにかぶりついて、勝手におやつとして食べたりします。
離乳食では食べなかったとしても、長い目で見てあげれば良いかもしれませんね。