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日本では、昔から産後4週間ほどは外出を避けることを推奨しています。

(今でもよく育児本に書かれています。)

新生児の負担の軽減や、産後のママの身体をいたわる為だと言われています。

 

それから、私個人の意見ですが、産後ママが1人でいる時間をあまり作りたくないというのが本音です。

産後うつ病の発症時期と重なる為です。

うつ病は家族のサポートが不可欠です。

 

今回は、私の経験とともに産後うつとは何かを考えたいと思います。

 


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あれ?産後うつ?私の場合。

異国のオーストラリアで、しかも初めての出産でした。

その時は、母が日本から4週間手伝いに来てくれました。

 

緊急帝王切開だった為、母の到着日より早く退院しました。

数日間は、義母が産後のケアとして食事を作ったり部屋の掃除をしてくれていました。

今考えたら凄くありがたいのです。

 

母乳の出ない私に特製スープを毎食作ってくれました。

そのおかげで母乳は捨てるほど出るように。

妊婦で手の届かなかった部屋の隅々まで掃除してくれたり感謝するところだらけなのです。

義母の手伝いが重く感じる

でも、これがマタニティブルーの始まりだったのかと思います。

義母が手伝ってくれる様子を見て、

(母乳が出ない私を責めているのではないか・・・)

(掃除が出来ない嫁だと思われてるのかも・・・)

一つ一つがイライラしり不安になったりと情緒不安定な日々でした。

 

が、数日後、大好きな母との再会でマタニティブルー気味だった気持ちはすっかり晴れたように思えました。

産後うつが始まった

しかし、4週間後、母が帰国してしまいます。

夫婦での初めての育児が始まり、私の産後うつが始まりました。

 

季節は冬が始まり、外出を避け、引きこもることが多かったです。

週一でマザーズグループという、自治体主催の集まりには行ってはいました。

が、それ以外は誰かと会話したという記憶があまりありません。

会話も家事もしたくありません。

 

夫が仕事から帰宅しても、深夜の頻繁な授乳で、なんのやる気が出ないのです。

もちろん、夕食の準備を忘れることもありました。

知識がないため、ケンカばかりになってしまう

そんな中、夫も堪忍袋の尾が切れたのでしょう。

帰ってくるなり、「一体全体、今日一日中お前は何をしてたんだ?!」と怒鳴られたこともあります。

 

一日中、授乳して吐き出した母乳を掃除して、ミルク臭くなるのですぐ洗濯して、硬くて痛いもう片方の乳を絞り出しては捨て、ゲップしない娘が心配で側にいたら眠くなり、起きたらオムツから漏れ、また掃除と洗濯。

後は、おもちゃと一緒にあそんでたような、そんな一日だったと思います。

自分のお昼ご飯も忘れてしまうほど病んでたのです。

でも、知識のない私達夫婦はケンカばかりしてました。

そして落ち込みます。

 

必要以上に自分を責めたり、日によっては相手を責めたり・・・

よく考えたら軽度ですが産後うつだったのです。

 


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義姉に産後うつを指摘され、ようやく気づく

やっと、義姉に指摘され、心療内科に診てもらい、その時は薬なしで済みました。

どちらかというと私達夫婦に「うつは病気」で治療すれば治る。

出産が原因になる人もいる、という教えを説くようなカウンセリングでした。

 

今ではおかげでうつ状態も完全脱出!といいたいところですが、まだ100%ではないかもしれません。

育児でイライラしたり、夫婦関係で意見が合わなかったりと、不安要素はたくさんあります。

現在は、うつ状態にならないよう気をつけた生活をしています。

 

どうしたら産後うつだと分かる?チェックしてみましょう

「産後うつかも」と思ったら、まず、このエジンバラ産後うつチェック表(EPDS)を確認してみましょう。

私の住むオーストラリアでは、産後2週間と8週間の検診の際に、新生児の成長と一緒に、母親の精神状態を確認するためにこのチェック表が使われます。

 

ここのリストにあるように過去7日間で以下の点に当てはまったら、なるべく早めに病院へ行きましょう。

  • 笑えない。
  • 毎日がおもしろくなかった
  • 何かを楽しみにできなかった
  • 物事がうまくいかないと、自分を必要以上に責めた
  • 理由もなく不安になったり心配になった
  • 理由もなく恐怖に襲われた
  • することだらけであった。
  • 不幸せな気分で眠れなかった
  • 悲しかったり、惨めな気分だった
  • 不幸せな気分で泣いていた
  • 自傷行為が頭によぎった

参考:エジンバラ産後うつ質問票(EPDS)

英語参考:EDINBURGH POSTNATAL DEPRESSION SCALE (COX ET AL 1987)

 

うつかも!?と思ったら病院へ。まずは相談。

いつも子供のことが最優先なママは、自分のことは後回しなことが多いです。

が、産後うつかもしれないと少しでも疑ったら病院に行くことをおすすめします。

 

まず、はじめの一歩として、新生児の検診で訪れる産婦人科で相談するのもよいと思います。

病院によっては、

  • 産婦人科で母親のメンタルケアをしたり
  • 産後うつ専門医がいたり
  • 専門の心療内科や精神科に紹介状を書いてくれたり、

様々なサポートを受けられます。

 

最初から心療内科や精神科へ行く、というのは少しハードルが高い気がします。

私もちょっと抵抗感がありました。

 

だから、可能であれば、家族のだれかと一緒に診断してもいいと思います。

産後うつにとって大切なことは、家族の理解とサポートです。

まずは家族に相談してみてもいいでしょう。

まとめ

産後うつ病は、「病気」であって治療すれば治るということを念頭に、病院へ行きましょう。

 

昨年、厚生労働省が、2017年から産後うつの予防として検診費助成すると発表しました。

産後2週間と1ヶ月との検診で、各検診5000円までを上限として助成されます。

現在1回の検診が平均5000円となっているので、実質ほぼ無料で受けられることになるでしょう。

 

パートナーや家族、そして周囲の人も、お母さんの様子を気にかけてください。

っして、様子がおかしいと思ったら、早めに病院へ行くようにサポートしましょう。

 

特に一緒に暮らしているのなら、パパさんもなるべく早めに帰宅してあげてください。

そして、育児を手伝ったり、話を聞くなど、心身ともにサポートをお願いします。

 

新米ママは決して悪くないのです。

うつ病は、正しく治療すれば「治る病気」になってきました。

新米ママのせいにしたり、自分を責めたり、そういったことは不要です。

そんな負のエネルギーは捨て、専門医と納得行くまで話し合ってください。

 


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クッキークッキー

もう人生半分以上オーストラリアで過ごしている、クッキーです。 おおらかな国での経験を生かして楽しい記事を書いていきたいです。
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