赤ちゃんにはちみつは危険!いつからなら食べても大丈夫?

はちみつって栄養たっぷりでおいしいですよね。

はちみつにはビタミン・ミネラル・ナトリウム・

マグネシウム・カルシウム・アミノ酸・酵素など

豊富な栄養素が含まれており疲労回復効果や

整腸作用もあるんです。

美容効果も高く昔は薬として飲まれていたようです。

でも1歳未満の赤ちゃんにはちみつをあげてはいけないって知っていましたか?

栄養たっぷりなのでついあげたくなってしまいますよね。

なにがいけないのでしょうか?

はちみつが赤ちゃんにとって危険な原因

はちみつには、まれに土壌細菌である「ボツリヌス菌」が含まれている事があります。

「ボツリヌス菌」は生育状況の悪い所だと“殻”に閉じこもりその場をしのいでいますが、

人間がはちみつを食べて体内に入り、生育状態が良くなると“殻”から出てきてしまいます。

「ボツリヌス菌」が作る毒素は細菌兵器にも使われるほど猛毒で

自然界に存在するものとしては最強クラスです。怖い!

そんな怖い菌が、日本で市販されているはちみつの

およそ5%に混入していると統計が出ています。

ただし、ある年齢に達すれば食べても大丈夫なので

心配しないでくださいね。

一歳未満の赤ちゃんにはちみつをあげてはいけない2つの理由

一つ目は腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)が整っていないことです。

腸内細菌叢(そう)って?と思いますよね。

腸内細菌叢(そう)とは腸内に存在する善玉菌と悪玉菌など腸内細菌の集団のことで、

この数が整っていると「ボツリヌス菌」は繁殖できないのです。

 二つ目は腸管が未発達なためです。

赤ちゃんの腸は栄養を吸収する穴が未発達のため大きくあいていて、

そのまま「ボツリヌス菌」をすっぽり吸い込んでしまいます。

そして体内に入り「乳児ボツリヌス症」を発症してしまうのです。

「乳児ボツリヌス症」は3~30日の潜伏期間後に発症します。

赤ちゃんの元気がなくなる、眠りがちになる、

おっぱいの飲みが悪くなる、便秘になるなどが症状です。

麻痺を起こすので重篤な場合はまれに死亡するケースがあるので侮れません。

一歳を過ぎると腸内環境が整うため、はちみつを食べても平気になります。

ボツリヌス菌は加熱殺菌できないの?

ここまで調べて、「一つの疑問」が浮かびました。

はちみつを加熱して、殺菌消毒すればいいのではないか?

はちみつは加熱処理できないのでしょうか?

と思い調べてみたところ、なんと先ほどの“殻=芽胞”が大変強力で

100℃の高温にも耐えられるほどの強いシェルターとなっているため、

加熱しても殺菌できないのです。

だから、料理の味付けに入れるのもダメです。

なんてこと!

まとめ

我が家では上の子供の時は慎重にしていたので

ニ歳になってはじめて食べさせました。

下の子供は一歳過ぎてから料理に混ぜてあげました。

今では二人とも大好きでよく食べます。

ホットケーキにかけて食べたり、パンに塗って食べたり料理にも入れています。

それにしても、はちみつって一歳未満の赤ちゃんにはあげてはだめだったんですね!

知らないと大変なことになります。

離乳食の味付けなんかに使ってしまわないように

気をつけてくださいね。

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