妊婦は色々な制限が多いですね。
特に食べる物は、直接胎児に影響があるので、色々な制限がかかってきますね。
タバコはもちろん、アルコールそしてカフェイン、辛くて刺激のある物も・・・
特に嗜好品(しこうひん)の類いが禁止なんですよね。
それから、私の通っていた産婦人科では、肉類を控えめにして、塩分も控えめにし、和食中心で野菜をタップリと指導されていました。
そのせいか?
反動だったのでしょうか?
一定の時期を過ぎると焼き肉が食べたくなって、しょうがない時期がありました。
今回は、妊婦の焼き肉についてお話したいと思います。
Pick Up妊婦の食事おすすめの食べ物・食べてはいけない物一覧
目次
妊婦は焼き肉食べても問題なし
妊婦は焼肉を食べても問題ありません。
妊娠初期から焼肉を食べても大丈夫です。
特に豚肉は疲労回復に効果がある肉です。
ただし大量に焼肉を毎日食べてたら問題ですよ。
それでは、焼肉を食べる時の注意点について細かく次章からお話をしていきましょう。
でも、普段は魚を中心にしていて、たまに普通に食べている分には関係ないです。
私の通っていた産婦人科の先生にも、特にダメとは言われなかったです。
むしろ、食べたい時というのは、鉄分等の栄養を必要としている時なので、ある程度は食べた方が良いともいわれました。
ただし、食べる時には注意した方がいい物もあります。
関連記事豚肉の栄養は疲労回復に効果大!ヒレとモモではどっちがおすすめ?
妊婦が焼き肉で注意するメニュー
- レバー
- 砂肝
- ハツ
- こんにゃくゼリーは絶対に凍らせない
- こんにゃく、こんにゃくゼリー、ともに子供の便秘に効果あり
妊婦が焼肉で我慢した方が良いメニューは生で食べるユッケやレバ刺しなどです。
最近は、ユッケやレバ刺しを出す店も少なくなってきてますが妊婦は要注意です。
ユッケやレバ刺しを注意する理由は、O-157や食中毒そして、トキソプラズマなどの寄生虫がいるからです。
また、生焼けにも注意が必要です。
レバーや砂肝は貧血予防の代名詞の様にいわれていた時代がありますが、レバーはレチノールの含有量が多く、レチノールを妊娠中に取りすぎると胎児に影響が出るといわれています。
ハツも、レチノールの含有量が多い為です。
あと、脂肪分も多いですね。
妊婦はホルモンも食べて大丈夫
妊婦はホルモンも食べて大丈夫です。
ただし、ホルモンを食べる時は小腸などの脂身の多い部分は避けるか、少量にする必要があります。
妊娠をしてない大人でも脂身をとり過ぎると、高脂血症などの病気を招くといわれていますので注意が必要です。
妊婦がホルモンを食べるなら、小腸をさけてそれ以外の部分を食べる事をおすすめします。
焼肉のホルモンってどうして、ホルモンっていうのでしょうか?知ってましたか?
動物のホルモンに関係あるのかな?とか思ったりしませんでしたか?
実は、私もそうなのかな?などと思っていました。
ところが、お料理屋を経営する知人から「焼肉のホルモンとは動物の内臓全般をさすんだよ。」と教えてもらいました。
そして「動物をさばいた後に内臓が残るでしょ?その内臓を最初は捨ててたので、放るもん→ほうるもん→ホルモンになって
食べてみたら美味しかったので、焼肉として売り出したのがはじまりだそうだ。」と教えてくれました。(本当か?嘘か?真相は分かりませんが…ホルモンは内臓全般の事をさします。)
妊婦が焼肉を食べるときに注意すること
妊婦は焼肉を食べても大丈夫ですが注意する事がいくつかあります。
まず肉にはしっかり火を通すようにしましょう。
生焼けだと食中毒の原因になります。
特に分厚い肉は中までよーく焼けているか確認する必要があります。
食中毒になると薬も勝手に飲むこともできませんし、妊娠初期だったりするとかなりの危険にさらされる事になります。
生焼けの肉は絶対に食べない!くらいの気持ちくらいがちょうど良いです。
あと妊婦が焼肉をするときには、トングや取り箸の使い回しにも、注意が必要です。
例えば、生の肉を触ったトングで、そのまま焼けた肉を触ると生肉についていた細菌が焼けた肉についてきてしまうからです。
トングや取り箸は、生の肉用と焼けた肉用に分けておいた方が安心です。
肉を塩で食べる人もいるかと思いますが、妊婦は塩分の取りすぎにも注意が必要です。
妊娠すると、病院から塩分のとり過ぎに注意するようにいわれますね。
塩分をとりすぎると妊娠高血圧症候群になり、母子ともに危険にさらされる原因になるからです。
塩分の摂取は一日、10g以下の塩分を目標にしましょう。
「2006年に厚生労働省が制定した「健やか親子21」では、妊娠全期間を通してすすめられる体重の増加は、妊娠前の体重に応じて、やせている人(BMI 18.5未満)で9~12kg、普通の人(BMI 18.5以上25.0未満)で7~12kg、肥満の人(BMI25以上)では個別に対応するとされています。1997年制定の日本産婦人科学会の「妊娠高血圧症候群の生活指導および栄養指導」では発症予防として1日当たり10g以下の塩分制限をすすめています。」
~日本妊娠高血圧学会より引用~
妊婦は塩の替わりに、レモンや酢を使いましょう。
ハーブソルトも結構いけますね。
その他、薬味などもじょうずに使って減塩に挑戦してみましょう。
妊娠中にキムチやコチジャンなどの刺激物を食べる事自体は、あまり問題ありません。
しかし、とり過ぎには注意です。
キムチは刺激物の他に、かなりの塩分が使われています。
ですから、漬物という感じで控えめに食べる事をおすすめします。
コチジャンも同様です。
レバーのビタミンA(レチノール)の過剰摂取とは?
レバーは貧血予防に良いと言われていましたが、最近ではレバーはビタミンAの過剰摂取に注意するように言われています。
ビタミンAを過剰摂取すると、頭痛・皮膚のはげ落ち・口唇炎・脱毛症・食欲不振・筋肉痛などの症状出ます。
ビタミンAはビタミンCなどと違って体から排出されずに、貯まっていってしまいます。
ちなみにビタミンCは水溶性ビタミンのため、必要以上に摂取すると体から尿などになり排出されます。
その他、とりすぎると排出されにくいビタミンは、脂溶性ビタミンのビタミンD、ビタミンK、ビタミンEです。
レバーの食べ過ぎによるビタミンAの過剰摂取に注意しましょう。
妊婦におすすめは赤身の肉
反妊婦におすすめの肉は赤みの肉(カタ・肩ロース・ヒレ・モモランプ・ネックなど)です。
なるべく脂肪分の少ない部分を注文して、中心部までしっかり熱を通して食べましょう。
妊婦が焼肉を食べるなら、脂身の多いところを避けて、赤身のヘルシーなところを食べるのをおすすめします。
ちなみにカロリーが一番高いのが、カルビ肉です。
次に、タンやロースになります。そして、比較的低いのがハツやレバーです。
ヘルシーにするために、牛だけでなく鳥やイカや海老などの魚介も一緒にとるとバラエティー豊かになりますね。
妊娠中のカンピロバクター菌(食中毒)への感染は要注意
食中毒の話が出たところで、カンピロバクター菌のお話をしましょう。
カンピロバクター菌は、牛や鳥などの家畜の腸にいる細菌です。
カンピロバクター菌が付着した食品を食べる事で感染します。
感染すると2日から7日間くらい、下痢、腹痛、発熱といった食中毒の症状が現れます。
ちなみに、菌が付着したまな板や調理器具や、生野菜などからも感染するケースもありますので、注意が必要です。
カンピロバクター菌は熱に弱いですので、生の肉や生焼けの肉は食べないでください。
そして、生の肉を調理した調理器具は熱湯で消毒する事で、防ぐ事ができます。
妊娠中に焼肉を食べると陣痛が来るという噂
妊娠中に焼肉を食べると陣痛が来る?という噂、どこかで聞いた事ありませんか?
精がつきそうだから…のイメージからきてるのでしょうか?
妊娠中に焼肉を食べると陣痛が来るというのは、単なる噂で医学的な根拠はありません。
その他、オロナミンCを飲むとくるとか色々ありますね。
臨月になり予定日がいよいよ近づいたら、オロナミンCと焼肉攻撃をしてみるとくるかもしれませんね。
ちなみに私は長男のときに、予定日より10日も遅れてしまったので、本当に周りがヤキモキして大変でした。
助産師さんからは「のんきな赤ちゃんね~!」等といわれて大変でした。
今考えると焼肉をすればよかったと思ったりします。
妊婦におすすめの焼肉のたれはレモン汁
妊婦が焼肉のたれを選ぶなら、こってりした焼肉のたれよりもレモン汁とハーブソルトや岩塩がさっぱりとしておすすめです。
ですが、たまに焼肉屋さんに行くくらいなら、そんなに神経質にならずに好きな物を選んで食べてもいいのではないでしょうか?
あまり、我慢をするとストレスになってしまいますので、たまになら好きな味付けで食べるとストレス解消になりますね。
妊婦は焼肉店の換気やタバコも要チェック
美味しい焼肉を食べるなら、環境も大事ですね。
いくら美味しいといっても、隣でタバコをスパスパされたんじゃ、いくら自分の家が禁煙していて、家族が努力しても無駄になってしましますね。
また、妊娠中はちょっとした臭いにも敏感になっていて、空気の悪いところにいると気持ちが悪くなってしまう人も少なくありません。
美味しく楽しく食べるなら、分煙がされていて換気の設備が整っているところにいくように心がけましょう。
また、気持ちが悪くなっても、すぐに休めるように個室などのあるところもいいですね。
妊婦の焼肉まとめ
妊婦は、たまになら焼き肉を食べても大丈夫です。
注文する時は、レバー・砂肝・生肉・ハツは避けましょう。
注文するなら赤みのお肉がおすすめです。
食べる時は中心部までしっかり焼きましょう。
妊婦の食事で注意する理由といえば、一番は体重管理です。
普段の体重にプラス10kgといわれています。
あまり、体重が増加したり、脂肪が多くなったりしすぎると難産になったり妊娠中毒症になったりするという事で、脂肪分の摂取に関してはうるさくいわれる産婦人科が多いのです。
焼肉屋さんに行くと野菜は後回しで、ここぞとばかり焼肉しか食べない人もいますが、野菜もバランスよく食べると胸焼けしなくてすみますね。
焼き野菜なんかもいいですし、野菜たっぷりの韓国スープみたいな物でもいいですし、サラダや浅漬けのキムチなんかでもいいですね。
妊娠中は色々と食事制限があって大変ですが、産まれてくる可愛いあかちゃんのために少しだけ頑張ってみましょう。
我慢しなくてはいけないのは、今だけですから・・・
それでは、マタニティライフを楽しんでくださいね。