豚肉って便利だと思いませんか?
お値段もお手頃だし、どんな味付けも合うし、冷めても硬くなりにくいし、良いところだらけですよね。
比較的やわらかい部位が多く、小さな子供でも食べやすいのも魅力ですよね。
でも、味やお値段だけではないんです。
豚肉には、他の食材に負けない栄養が含まれているのです!
今回は、豚肉の栄養についてご紹介しますね。
目次
豚肉に含まれる栄養
ビタミンB1
疲労回復の栄養と言われているビタミンB1は、豚肉に特に多く含まれていて、糖をエネルギーにする手助けをしてくれます。
そのため、ビタミンB1が不足すると、身体が疲れやすくなる、食欲がなくなるなど、夏バテのような症状が起こります。
さらに不足すると、脚気(かっけ)になってしまいます。
脚気とは、全身の倦怠感や足のしびれ、むくみ、動悸息切れ、感覚の麻痺など、ビタミンB1が不足すると起こる疾患です。
また、健康な皮膚や粘膜の維持に効果的です。
トリプトファン
不眠症などの睡眠障害を予防する成分で、食事からしか摂ることが出来ません。
脳に届くと、「セロトニン」という心のバランスを整える物質に変わります。
ナイアシン
ビタミンB群の仲間で、水溶性ビタミンのひとつで、細胞でエネルギーをつくる酵素の手助けをしてくれます。
健康な皮膚や粘膜の維持、血行促進、二日酔い予防に効果的です。
不足するとペラグラになりがちです。
ペラグラとは、皮膚がカサカサになったり、赤く炎症を起こす皮膚病です。
ビタミンB6
たんぱく質をエネルギーに変えたり、筋肉や血液を作る手助けをしてくれる水溶性のビタミンです。
健康な皮膚や粘膜の維持にも効果的です。
パントテン酸
糖質・脂質・たんぱく質の代謝や、エネルギー生産に必要な酵素の働きを手助けしてくれる、水溶性のビタミンです。
健康な皮膚や粘膜の維持にも効果的です。
亜鉛
酵素の活性化や健康な皮膚や粘膜の維持、味覚を正常に保つ働きがあります。
こうしてみると、疲労回復や美肌にとても効果的な食材ですよね。
豚肉は脂が多いため、敬遠されがちですが、太りにくい身体を作る「ロイシン」も含まれているので、選ぶ部位によってはダイエットにも効果的なんですよ。
豚肉のおすすめの部位
豚肉の中で、ビタミンB1が一番多く含まれている部位は「ヒレ」です。
ヒレには貧血に効果的な鉄分も含まれています。
また、「モモ」も脂が少なくやわらかいので、小さな子供や、ダイエット中のお父さん・お母さんにも嬉しい部位ですね。
ということで、お疲れ気味のお父さんには「ヒレ」がおすすめ。
豚肉のおすすめの食べ方
豚肉に含まれる栄養には水溶性のビタミンが多いため、揚げる・焼く・炒める料理がおすすめです。
中でも、疲労回復におすすめの料理をご紹介しますね。
1 生姜焼き
生姜には、疲労回復や食欲増進などの効果があるので、疲れのたまりやすい暑い時期にはぴったりの料理ですよね。
玉ねぎも一緒に炒めることで、ビタミンB1の吸収を高めてくれます。
2 トマト煮
トマトは、美肌と疲労物質の排出に効果の期待できる食材です。
トマトと豚肉、なかなか相性がいいんですよ。
3 クエン酸ドレッシングとからめて
塩こしょうで焼いた豚肉に、さっぱりドレッシングをかけるのも食欲増進になりますよ。
クエン酸の多い食べ物で作ったドレッシングは、疲労物質の排出にも効果的です。
- レモン汁
- お酢を使ったドレッシング
- トマトドレッシング
- 青しそと梅干しのドレッシング
等がおすすめ。
あとがき
我が家では、お値段的に豚肉料理が多いのですが、まさかこんなに疲労回復の栄養が含まれているとは思いませんでした。
知らず知らずのうちに、疲労回復&美肌食材を食べていたなんて、得した気分です。
これからの季節、夏バテ対策のためにも、家計のためにも、もっと積極的に豚肉料理を取り入れたいと思います。