玄米って体に良いって聞きますね。
友人で玄米しか食べないっていう人がいました。
私もやってみた時がありましたが、色々とあって止めてしまいました。
玄米は妊婦に良いという意見と、良くないという意見と、色々あり悩みますね〜。
専門家でも意見が分かれているというのが実情です。
今回は妊婦が玄米を食べる時の注意点や白米との比較についてまとめましたので、参考にしていただければと思います。
Pick Up妊婦の食事おすすめの食べ物・食べてはいけない物一覧
目次
玄米と白米の違い
それでは、玄米と白米の違いは何でしょう?
外見は、玄米が薄茶色で白米が白いという感じです。
稲から取られた籾(もみ)の籾殻(もみがら)をとっただけの状態を玄米といいます。
玄米の状態だと、まだ薄く皮が残っています。
それを剥いで白く精米された物が、一般に食べられている白米です。
玄米と白米の栄養価の違い比較
栄養素 | 玄米100g | 白米100g |
ナトリウム | 5mg | 1mg |
カリウム | 43mg | 35mg |
炭水化物 | 23g | 28g |
食物繊維 | 1.8g | 0.4g |
糖質 | 0.4g | 0.1g |
タンパク質 | 2.6g | 2.7g |
鉄 | 0.4mg | 0.2mg |
ビタミンB6 | 0.1mg | 0.1mg |
マグネシウム | 43mg | 12mg |
表で玄米と白米を比較すると、食物繊維が白米0.4g、玄米1.8gと玄米のほうが断然多いです。
便秘になりがちな妊婦におすすめといわれている所以ですね。
また、ミネラルとビタミンも玄米のほうが白米よりも多く含まれているのがわかります。
そんな理由から、自然派の方からは完全栄養食として、妊婦にも玄米は推奨されています。
妊婦が玄米で注意するポイント
体にとっても良さそうな玄米食ですが、妊婦が食べる時には注意する事が何点かあります。
まず1つがフィチン酸という物質が玄米には含まれています。
フィチン酸は、ミネラルと結合して体外に排出すると言われています。
そのことから、デトックス効果があると言う理由で、ダイエット食としても注目されています。
しかし、悪い物だけを排出するのなら良いのですが、大切なミネラルまで排出してしまいます。
体内からミネラルが減ることで胎児の成長に影響があると指摘する専門家もいます。
あと玄米は白米に比べると、かなり固いです。
水も多めに入れなくてはいけませんし、炊きあがる時間も白米に比べて長いです。
そして、炊きあがった玄米も、かなりパサパサして固いので、消化が悪いと言われています。
玄米を食べる時は、しっかり噛まないといけません。
普通に白米を食べるときより、時間をかけて食べないと消化が悪く胃に負担がかかってしまいます。
玄米は籾殻(もみがら)を取っただけの物ですから、白米に比べると外側を食べる事になります。
つまり、農薬の影響を受けやすいと言う事になります。
妊婦は玄米を食べる時は多少割高であっても、無農薬の物を買い求める事をおすすめします。
玄米は、お米の成長に必要な栄養素を含むため、完全栄養食ともいわれています。
そのため、玄米を食べる時は、タンパク質のおかず等を摂らずに、玄米と塩だけを食べる様にすすめられています。
玄米食の時に、動物性タンパク質をとると栄養過多になってしまうのでバランスに注意して食べるようにしましょう。
関連記事妊婦に玄米フレークはおすすめ!便秘解消には玄米とどちらが効果的?
私が実際に取り入れた玄米食【体験談】
私の体験談で恐縮ですが、私は玄米食を取り入れていた時があります。
確か、玄米食を開始して2週間くらいしたら、全身に蕁麻疹ができてしまいました。
「うわー!?どうして?」と思い、自然派の友人に相談したんです。
すると、「もしかして、玄米と一緒におかずを食べてるでしょ?」と返ってきました。
当然、普通に食べていたので、「普通にお魚とかお肉とか食べてるよ。」と答えます。
すると、「やっぱり。それが原因だよ。」と言われて、非常に焦りました。
アドバイス通り、玄米から白米にもどしたら蕁麻疹が徐々になくなった事を覚えています。
つまり、その友人の説明だと、
- 玄米は完全栄養食なので、肉や魚を食べると栄養過多になってしまう
- その分の栄養の消化が追いつかなくなって蕁麻疹という形であらわれる
と言われ、妙に納得しました。
昔の日本人は、今の様に魚や肉等のタンパク質を十分に補給できなかったはずです。
それでも、味噌汁と漬け物と玄米だけで、たくましく生き抜いてきた訳です。
なので、玄米を食べる時は、塩だけで食べるのが正しい食べ方なんだそうです。
私はおかずも食べたいので、白米も食べるようになりました。
妊婦には玄米・白米どちらがおすすめ?私の結論
ざっと、私の知っている限りのお話をさせていただきました。
結論からいいますと、私は中庸をおすすめします。
というか、良いとこどりでいいのではないでしょうか?
だって、専門家でも意見が割れているのですから完全にどちらかを選ぶのは難しいです。
人によっては、「玄米は薬だ!」という人までいます。
私は、全身に蕁麻疹ができてしまってから、玄米は時々食べる様にしています。
例えば、便秘が続いたな〜と言う時や、ちょっと体が重くなってきたな〜って時に食べるようにしています。
また、お米屋さんに頼むと、精米方法で7分づきや5分づきといって、玄米を少し残して精米してくれます。
そちらを利用したり、白米に少しだけ玄米を混ぜて炊いたりと色々と工夫をして摂っています。
妊婦は玄米をバランスよく食べましょう
- 妊婦は、玄米を食べても大丈夫です。
- 玄米は、食物繊維を多く含むため便秘に効果的です。
- 玄米は、ミネラルを排出してしまうため、注意が必要です。
- 玄米は、無農薬の物を選びましょう。
- 玄米を摂る時は、おかず選びに気をつけましょう。
玄米は妊婦にもおすすめですが食べ合わせやバランスを考えて食べるようにしてください。
しかし、専門家の間でも意見が分かれていますので、何でもかんでも良いわけではありません。
取り入れるにはある程度の知識と注意が必要です。
自分の生活にうまくあわせて玄米を取り入れる事ができるといいですね。
玄米フレークも取り入れて無理なく栄養を摂ってください。