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たけのこは、美味しいのですがアク抜きが大変です。

 

このアク抜きが面倒で、生のたけのこをお店で見かけても、ついつい水煮を買ってきてしまいます。

せっかくの春の味覚を楽しめず、ずいぶんと残念な事をしてしまい反省してます。

今年こそは、厄介なあく抜きを習得して、美味しい春の味覚を味わいたい物です。

 

さて、たけのこのアク抜きと言えば、糠(ぬか)が代表的です。

ですが、その他にも色々な方法があるのです。

時間が短くて済み、しかも、もっと簡単な方法がたくさんあるのです。

今回は、重曹を使った、たけのこのアク抜きについて紹介していきたいと思います。

 

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たけのこのあく抜きは重曹で

たけのこのあく抜きは、色々な方法がありますが、重曹が比較的簡単です。

なぜ重曹なの?

たけのこのアクの代表的な物に、「シュウ酸」と「ホモゲンチジン酸」があります。

 

シュウ酸は、水に溶ける物質のため、水に晒すと溶け出します。

たけのこを水にさらすだけなので、取り除くのは簡単です。

 

しかし、問題はもう一つのホモゲンチジン酸の方です。

ホモゲンチジン酸は、酸なのでアルカリ性の物質に反応します。

 

重曹は水に反応するとアルカリ性になります。

この重曹水にたけのこを浸すとホモゲンチジン酸が溶け出してくるわけです。

 

もうひとつ、重曹は、食物繊維を柔らかくしてくれます。

なので、重曹を使うのですね。

重曹を使った、たけのこのあく抜きの方法

用意する物

  • たけのこ
  • 重曹(洗濯用は不純物が入っている可能性あり、食用を買い求めます。)
  • 鍋(アルミ鍋は変色するので不可です。)

あくぬきの方法

  1. たけのこの皮をむき、縦ふたつに分ける。
  2. 鍋に水を入れ重曹を小さじ1加える。
  3. たけのこを入れて火にかける。
  4. 30分煮て、竹串をさして通れば出来上がり。

 

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重曹を使った、たけのこのアク抜き、メリットとデメリット

たったの30分でできてしまう、超簡単な重曹を使ったたけのこのアク抜きですが、デメリットはないのでしょうか?

簡単にメリットとデメリットをあげてみました。

メリット

  • どこでも手に入る重曹でできる。(なかなか、糠は売ってませんね。)
  • たったの30分で出来上がる。
  • 皮をむいてから煮るため、小さい鍋でも大丈夫です。

デメリット

  • アルミの鍋を使った場合は、重曹と科学反応を起こし変色する。
  • 重曹は繊維を壊すので、柔らかくなりすぎる恐れがあります。
  • たけのこ独特の風味が損なわれる可能性があります。

重曹を使った、たけのこのあく抜き、向いている料理

たけのこの独特の風味が損なわれている可能性がありますので、

和風の煮物などよりも、中華料理などの炒め物や、パスタ料理などの

創作料理の方が向いているかもしれませんね。

春のお月見パスタ。じゅあんじゅあんオリジナルです。

材料

  • 菜の花
  • 重曹で茹でたたけのこ
  • パスタ
  • めんつゆ
  • 半熟卵

作り方

  1. 菜の花を好みの大きさに切る。
  2. たけのこを好みの大きさに切る。
  3. 切った菜の花とたけのこをバターでいため、めんつゆで味をつける。
  4. パスタを茹でる。
  5. ゆでたパスタに、3のめんつゆで味付けした菜の花とたけのこをあえる。
  6. 塩胡椒で、味を整え出来上がり!!
  7. お好みで、半熟たまごを乗せて春のお月見パスタの完成です。

まとめ

  • たけのこのアクは、酸であるため、アルカリ性の重曹で抜けます。
  • 重曹は、食用のものを買い求めます。
  • 重曹は、アルミと科学反応を起こすので、アルミ鍋は使わない事です。
  • 重曹は、繊維を柔らかくするので、柔らかくしすぎに注意します。
  • 重曹で柔らかくなりますが、独特の風味の損なわれてしまいがちです。

 

たけのこの重曹を使ったアク抜きは、いかがでしたでしょうか?

時間がなくて忙しい時に、重曹を使ったアク抜きを試してみてはいかがでしょうか?

 

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