スーパーで食パンを選ぶ時に思うんですが、なぜか、とっても安い食パンがありますよね。
購入する際に毎回、安いもの(100円以下)にしようか、170円前後のものにしようか悩んでいます。
この“安い食パン”は、なんでこんなに安いのでしょうか?
原料や添加物について少し調べてみましたので参考にしてみて下さいね。
安い食パンと高い食パンの違い
そもそも、なんでこんなに安い100円以下の食パンが作れるのでしょうか?
それは原料に違いがあります。
安いパンは小麦粉の質が一番下のランク(小麦の皮に近い部分)を使っています。
また添加物をたくさん使用しているケースが多いです。
安価な小麦粉とは、3等粉と言われる小麦粉です。
安い3等粉使用すると、残念ながらパンとしては風味が今一つになりがちです。
そこで、添加物をたくさん使って、安価な小麦粉でも美味しい食パンが食べられるように工夫されています。
でも、添加物ってどんなものが添加物なんでしょうか?
食パンの添加物で気を付けるもの
- イーストフード
- 臭素酸カリウム
- ショートニング
- ファットスプレッド
- 乳化剤
- 砂糖混合異性化液糖
- 酢酸Na(ナトリウム)
- 着色料
- 加工でんぷん
食パンに含まれている添加物で気にした方がよい添加物をご紹介します。
まずイーストフード、臭素酸カリウムです。
イーストフードと臭素酸カリウムは別物の添加物ですが、発がん性物質と言われている添加物です。
イーストフードと臭素酸カリウムは安いパンにはほとんど使われています。
特に、臭素酸カリウムはその危険性が指摘されていて、メーカーによっては使用を禁止しているほどです。
ショートニング、ファットスプレッドは常温でクリーム状の食用油脂でマーガリンから油脂と水分を除いて純度の高い油脂にしたものです。
使用すると、サクサクやパリッとした食感になります。
トランス脂肪酸含有率がバターやマーガリンよりも最も高く、とり過ぎに注意が必要です。
乳化剤はいわゆる、界面活性剤です。
食品用なので界面活性剤の表示はしていませんが、水や油を混ぜやすくなります。
食品に含まれている乳化剤は食品衛生法で明確な基準が定められていて、毎日摂取し続けても健康へ悪影響はないとされていますが私は不安視しています。
砂糖混合異性化液糖は異性化液糖(澱粉を酵素で分解・精製したぶどう糖を、さらに酵素で異性化した果糖とぶどう糖)に砂糖をブレンドし、甘味を調整した液状製品です。
いわゆる人工甘味料の事ですが果糖はほとんどが肝臓で代謝され、エネルギー不足でなければほとんどが中性脂肪として体に蓄積されてしまいます。
つまり、果糖をとるということは太る、という事に繋がります。
酢酸Na(ナトリウム)は日もちを良くするために使用する添加物です。
うまみを与え、味を調えてくれる役割があります。
体内で分解されにくいので、どんどん蓄積されてしまいます。
発がん性が疑われています。
着色料は食べた時に舌に色が残るようなパンには、タール系着色料が含まれているといって良いです。
食パンよりも菓子パンを選ぶときに注意してください。
加工でんぷんは増量剤や粘り気・とろみを出すために使われる添加物です。
加工でんぷんも発がん性が疑われています。
以上、食パンの添加物で気を付けるものです。
価格が高い食パンでも、上記のような添加物を使用している場合がありますので、購入の際には原材料表示を確認することをおすすめします。
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実は日本は添加物大国!?
日本 | 351品目 |
アメリカ | 133品目 |
ドイツ | 64品目 |
フランス | 32品目 |
イギリス | 21品目 |
知っていましたか?
日本は他国に比べ、添加物の品目が圧倒的に多いのです。
この事から、他諸国に比べ、日本が最も添加物の品目が多いのが一目瞭然です。
もはや、添加物の摂取ゼロというのは無理のようです。
少しでも危険の少ない添加物を選んで、摂取するように工夫が必要ですね。
無添加食パン一覧
- 超熟国産小麦(パスコ)
- 天然酵母の角食パン(タマヤパン)
- 北海道産小麦の金の生食パン(セブンプレミアム)
- セブンブレッド(セブンプレミアム)
- パン・ド・ミ(トップバリュグリーンアイ)
- 無添加食パン(シャトレーゼ)
- イギリスパン(紀ノ国屋)
- パン職人のこだわり湯種食パン(成城石井)
上記は市販で買える無添加の代表的なパンです。
無添加のパンは、長期保存ができないことや 価格が高いなどがありますが、その分身体に優しい食パンです。
無添加のパンの消費期限は2~3日ほどと短くなります。
添加物は菓子パンや、コンビニのサンドイッチには添加物がたくさん使われています。
なので、何も考えずに買っていると、いつの間にか気が遠くなるほどの添加物を摂取してしまったなんてことになります。
そんなことにならないように、パンを購入する前には、パッケージを裏返して原材料表示をいつも確認するようにクセを付けていきましょう。
美味しくてお手軽だからついつい食べてしまいますが、原材料表示を見て「この添加物が入っていたら買わない」とあなたなりのルールを決めるのも良いかもしれません。
食パン購入前に原料(添加物)の確認をしましょう
- 安いパンは、一番下のランクの小麦粉とたくさんの添加物から作られている
- パンに入っている添加物で気を付けるのは9種類の添加物
- 菓子パンやコンビニのサンドイッチには添加物がたくさん入っているので購入の際は原材料表示を確認する
- 日本は添加物大国
普段から食パンをよく食べる方は、是非とも今後は原材料表示を確認してから購入するようにしてください。
イーストフード、臭素酸カリウム、ショートニング、ファットスプレッド、乳化剤、砂糖混合異性化液糖、酢酸Na(ナトリウム)、着色料、加工でんぷんなどが含まれている安い食パンには要注意です。
ただ残念ながら他国に比べ、日本は添加物をたくさん使用しています。
添加物の摂取をゼロにするという事は難しいと思いますので、安全なものを取り入れながら生活していけるといいですよね。
菓子パンやサンドイッチはたまに安価なものを購入して、気になるようであればパン屋さんのものを購入するようにするとか。
パン屋さんで購入するサンドイッチや菓子パンにも添加物は入っていますが、安いパンよりは気を付けなければいけない添加物は少ない傾向にあります。
食パンは毎日食べるものだし、子供も食べるのだから、色々と工夫していきたいですね。
この機会に、食パン以外でも他に危険な添加物を調べてまとめることができればいいと思います。
その際は、またぜひ参考にしてみて下さい。