みょうがと言えば豆腐や麺類、天ぷらなどの薬味の定番ですよね。
薬味の定番であるみょうが、実は妊婦にとってもおすすめです。
妊婦に嬉しい栄養と効能があるみょうついてご紹介します。
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みょうがに含まれる栄養
- α‐ピネン(アルファピネン)
- カンフェン
- ゲラニオール
- カリウム
- 葉酸
- β-カロテン
- リン
- カルシウム
- ビタミンC
- ビタミンK
みょうは、ショウガ科のショウガ属に属する多年草です。
原産は東アジアであると言われています。
夏から秋にかけて出回ります。
みょうがに含まれる代表的な栄養と期待できる効能をご紹介します。
α‐ピネン(アルファピネン)はあまり聞きなじみがないかもしれませんが、みょうが独特のあの香り成分です。
α‐ピネンの効能としては胃腸の働きを活性化させ食欲増進、発汗作用、血液循環をよくし、貧血の改善や新陳代謝の改善、眠気を覚まし頭をすっきりさせてくれるなどがあります。
続いてカンフェンは抗菌・抗炎症作用、口内炎予防、解毒作用などの効能が期待できます。
ゲラニオールは鎮痛・鎮静作用の効能があります。
カリウムは高血圧予防、むくみ解消、筋肉の動きを良くする効能があります。
葉酸は水溶性ビタミンの一種で、赤ちゃんの新しい細胞が作られるのに必要不可欠な栄養素です。
β-カロテンには強い抗酸化作用があり、動脈硬化やがんの発生予防の効果が期待できます。
リンは骨や歯を構成する必須ミネラルです。
カルシウムは骨や歯を構成する必須ミネラルです。血液を凝固させ、傷口を治してくれるなどの効能があります。
ビタミンCは抗酸化作用があり、皮膚や血液の老化を防いでくれます。美肌効果も期待できます。
ビタミンKは止血の働きや骨粗しょう症の予防効果があります。
その他にもみょうがには、鉄分・亜鉛などのミネラルや、ビタミン類が、バランス良く含まれています。
妊婦に嬉しいみょうがの効能
みょうがには葉酸が含まれています。
葉酸は不足すると先天性の疾患を招く可能性があることから、妊娠中や授乳中のお母さんには特にしっかり摂取してほしい栄養素です。
そんな葉酸を含んだみょうがを食べないのはもったいないです。
ただしみょうがに含まれる苦味成分は、消化の働きを弱め栄養の吸収を妨げたり、体温を下げてしまう効果もあります。
妊婦はみょうがを薬味で適度に摂取する事をおすすめします。
みょうがの苦味を抜く方法
みょうがの苦味成分は、水にさらすことで取り除くことが出来ます。
みょうがが苦手は場合、10分ほど冷水にさらすと、香りや苦味も抜けて食べやすくなります。
また、繊維に対して垂直に小口切りにすることでも苦味を抑えることが出来るので、苦手な人もひと手間加えて挑戦してみてくださいね。
苦味成分を取り除けば、妊婦さんでも安心して食べることが出来きます。
妊婦におすすめのみょうがサラダの作り方
- みょうが6個
- きゅうり1本
- レタスの葉1枚
- 好みのドレッシング
- またはポン酢や醤油など
みょうがサラダの作り方を紹介します。
1.みょうが6個は、千切りにします。
千切りにしたみょうがは、水を張ったボウルにいれて数分置くと独特のアクが抜けて食べやすくなります。
2.キュウリは千切りにします。
3.レタスはお好みの大きさにちぎればOKです。
4.ボールに1、2、3をいれて混ぜます。
5.お皿に盛り合わせて、好みのドレッシングやポン酢や醤油をかけて出来上がりです。
すっきりさっぱりみょうがサラダ美味しいですよ。
おすすめはポン酢ですが、イタリアンドレッシングもいけるのでよければお試しください。
妊婦におすすめのみょうがまとめ
みょうがに苦手意識を持たれている方もいらっしゃるかと思いますが、苦みを抜くなどすると食べやすくなりますので、特に妊婦の方はお試しください。
多くの栄養が含まれているみょうがですが、90%以上は水分です。
栄養と水分を同時に補給することが出来るので、夏バテ予防や風邪の予防効果もあります。
また、女性に嬉しい美肌効果も期待できます。
もちろんみょうがは子供にもおすすめできる食材なので、是非とも家族で召し上がってください。
ちなみにみょうがを食べ過ぎると、物忘れが激しくなるというウワサがありますが、これは落語(茗荷宿)のエピソードが広まった迷信ですのでご心配なく。