冬は、風邪の季節です。
幼稚園や保育園でも風邪が流行ると、すぐにうつってきてしまいます。
因みに、赤ちゃんは生後半年くらいまでは、お母さんからもらった免疫が働くと言われています。
という事はその後は、自力で頑張らなくてはいけません。
そして、子供や赤ちゃんに、なるべく薬を使いたくないというのもあります。
「予防にまさるものはなし!!」
ということで、今回は、子供の離乳食で風邪を予防する事についてお話ししましょう。
目次
風邪をひく仕組み
「風邪はウィルスの違いや感染した場所により違います。一般的には、空気中に浮遊したウィルスを吸う事により、鼻や喉に入り鼻や喉の粘膜で増殖して炎症を起こします。
炎症が鼻でおきると、鼻水や鼻づまり、炎症が喉で起きると、声がれや咳や痰などがおこります。」
大正製薬
風邪を予防するためには、鼻や喉を守れば良いという事ですね。
よく考えたら、そうですよね〜。
だいたい風邪のひき始めって
喉が痛かったり、鼻水が出始めたりしますものね。
風邪を予防するためのポイント
鼻や喉を守る
- マスク(昔ながらの方法ですね。)
- うがい(緑茶や番茶でうがいすると殺菌効果大です。)
- 手洗い(外出先では、濡れティシュや除菌ジェル。)
- 鼻水が出たら、鼻吸い器で取る
- 喉や鼻にスチーマーを当てる(うちはスチームサワを使ってます。)
- 鼻腔拡張テープ(鼻が詰まると口呼吸になり、喉が痛くなります。)
- ヴィックスヴィポラップなどを少量塗る(説明書を良く読んで。)
「スチームサワ」とは、オムロン製の吸入器のことです。
風邪のひき始めは、鼻が詰まる事により、口呼吸になり、喉が痛くなるというパターンで始まります。
ですから、当然、粘膜を強くしてあげれば、風邪はひきにくくなります。
ウィルス対策・室内環境
- 空気清浄機を使う
- 加湿器を使う(ベストな湿度は60%くらいです。)
洋服
- 温度調整できる服装(暑い室内で汗をかいたままだと冷えますね。)
- 子供は寝相が悪いので、夜は腹巻きやスリーパーをするとベスト
- マフラー(風邪は首から入るといわれています。)
寝相が悪い子向けで、日本製のスリーパーを見つけました。
食べ物・その他
- ビタミンAやCをとる(粘膜ケアに効果的です。)
- ヨーグルトや納豆、味噌汁などの発酵食品をとる(腸内環境を良好に。)
- ニンニクやショウガ、ねぎを食べる(体を温めてくれます。)
- ハチミツやくず湯を飲む(ハチミツは2歳くらいから。)
- 水分をしっかりとる(風邪をひくと水分が奪われやすくなります。)
- 睡眠をとって体を休める(大人は7時間、子供は10時間が理想。)
オススメのビタミンAは人参、ビタミンCは、みかんです。
お腹を元気にする
便秘がちだったり、下し気味だったり、お腹の不調が続くと大人でも体調がわるくなります。
因みに、私の子供が通っている病院では、子供の熱があると浣腸をします。
すると、不思議な事にすぐに熱が下がるのです。
つまり、お腹に悪い物がたまっていると病気になるという良い例です。
お腹を元気にするだけで、病気の可能性が低くなるのです。
離乳食にも使える、お腹を元気にする食材
- ヨーグルト
- 納豆
- 味噌汁
- 甘酒(赤ちゃん用)
いわゆる発酵食品です。
乳酸菌を利用してお腹を元気にしてきましょう。
関連記事子供は甘酒飲んでも大丈夫?効果とは?どんな栄養があるの?
離乳食にも使える体温をあげる食材
- 大根
- 人参
- たまねぎ
- カボチャ
- さつまいも芋
- じゃがいも
- かぶ
- 赤身のお肉
- お魚
- 卵
「体温を少し上げるだけで、病気になりにくくなる。」この言葉はよく聞きます。
最近は、低体温の子供が増えていると聞きます。
体をあたためる食材は、主に冬に寒い地方でとれる食べ物です。
それから、地面の下になるもの、つまり根菜類が多いといわれています。
良質なタンパク質もなくてはならない食材ですね。
離乳食にも使える粘膜を強くする食材
- 山芋
- 納豆
- 里芋
いわゆるネバネバ系の食品には、ムチンという粘膜を強くする成分が含まれています。
関連記事子供の納豆嫌いは克服できる!おすすめの食べ方とレシピを紹介
離乳食にも使えるビタミン
風邪といえば、ビタミンCこちらも忘れずに摂りたいですね。
できれば、冬に出回る果物が体を温めます。
- 温州みかん
- りんご
バナナなど暑い所でとれる果物は、体を冷やすといわれています。
冬の食材を使ってコスパよく風邪予防しましょう
- お腹を元気にする食材をとる。
- 体温を上げる食材をとる。
- 粘膜を強くする食材をとる。
- ビタミンCをとる。
風邪予防には色々な食べ物からまんべんなく栄養を摂るのも良いのですが、なるべく、日本で冬にとれる物を食べる事が体を温めるポイントです。
暑い国でとれる食べ物、暑い時期にとれる食べ物は体を冷やすといわれています。
旬の物は、安くて体にもお財布にも優しいですね。
寒い冬に負けない様に、しっかり食べて風邪予防をしましょう。