子供たちを見ていると、、、面白いなあって思います。
優しい子、ちょっと意地悪な子、面白い子、とんでもない子、etc、etc、、、。
本当に色々な子がいますね。
ところで、子供の性格って何で決まるのでしょうか?
親でしょうか?環境でしょうか?はたまた何なの?でしょうか?
今回は、子供の性格と親について、お話をしていきたいと思います。
目次
カエルの子はカエル?
昔から言いますね、、、。
「カエルの子は、カエルだって」変な意味ではありませんよ。
いろんな意味で、親子はよく似ていますね。
姿形から顔、性格、仕草に至るまで、、、
私は思うに、やっぱり子供の性格って親なのかな〜?って。
持って産まれた遺伝子というのもありますし、生育歴という名の環境というのもありますがね、、、。
母親の影響力は想像以上
子供の性格を考える時、親を抜きに考える事はできません。
私が今興味を持って読んでいる本に、面白い記述がありましたので引用させていただきます。
「〜母親の影響力は想像以上〜
母親と子は、人生の中で一番密接な関係です。
1つの体が出産で2つになりますが、生まれた後も心理的には一体の状態が長く続きます。
子は母の母乳で栄養をとり、食物も母親から口に入れてもらいます。
オムツの世話などもほとんど母親からしてもらいます。
子は常に母親の感情に注目しています。
嬉しい時、機嫌の悪い時、元気のない時、自分への接し方の微妙な違いを察知します。
子が最初に接する人間なので、将来作り上げていく人間関係の土台が母親との関係で決定されます。」
参考文献/先祖を知れば未来が見える/男澤恵一著/P108より引用
つまりは親なんです!!
赤ちゃんが生まれて、一番最初に身近にいて、一番最初お世話をしてくれる人の影響を受けるということです。
だって、子供にとって、身近なお手本は、親しかいないじゃないですか〜。
そしたら、親の真似するしかないじゃないですか〜。
では、親は具体的にどうすればいい?
子供は親の真似をして育つ。
だから、親は子供のお手本にならなくてはならない。
ここまでは、わかりました。
でも、よくよく考えてみたら、それって当たり前のことですよね。
人の親なら、誰でも自分の子供の「良い手本」になりたいと願っているでしょう。
良い手本となるように、日々子供に教育やしつけをしているでしょう。
しかし、子育てについて特別何も学ぶことなく、自分の価値観で手探りの子育てになっているのが現状。
ですので、あなたが思い描いているように子供が成長してないと感じたら、何かを間違えている可能性があります。
そして、親であっても、おじいちゃんおばあちゃんにとっては子供。
あなたも、あなたの親の影響を強く受けてここまで来たのです。
なので、あなたが正しいと思っている子育ての価値観は、結局あなたの親の価値観から強く影響を受けているわけです。
「良い手本」になろうと頑張ったら、逆に「悪い手本」になってしまった、なんてこともありえます。
例えば、体罰を受けて育った結果、親になった今、自分の子供に暴力をふるってしまう・・・
では、どうすればいいのでしょうか。
子育てに取り入れたい「7つの習慣」
ここで一冊の本をご紹介します。
それが「7つの習慣 ファミリー」です。
著者は、スティーブン・R・コヴィー博士。
アメリカのTIME誌が選ぶ、世界でもっとも影響力のある25人のアメリカ人の一人です。
世界的に有名なビジネス書「7つの習慣」の著者でもあります。
「7つの習慣 ファミリー」は、「7つの習慣」で解説された理論を幸せな家族を作るために応用した本です。
この本を読めば、自分がいかに感覚に頼って子育てをしていたかがわかると思います。
自分の機嫌によって子供との接し方が違っていたことにも気づくかもしれません。
子供の横暴な態度にカッとなってしまった時に押す、「心の一時停止ボタン」についても書いてあります。
読んだだけで、子供にとって理想の親になれるわけではありませんが、きっと参考になるはずです。
ぜひ、ご一読ください。
困った事が起きた時〜我が身を振り返って見る〜
往々にして、子供に困ったことが起きた時、だいたい親も同じ事をやっていたりします。
つまり、困った事が起きた時、親を振り返ってみたり、自分の時はどうだったか?を振り返ってみれば、解決のヒントがあるという事ともいえます。
例えば、子供がやんちゃで、言うことを全く聞かない!確かに困ったことです。
でも、よく振り返ってみれば、大抵親も同じ年齢の時に、同じ様な事をやっています。
(いとこの子供がヤンチャで大変なのですが、いとこもヤンチャでした。)
ちなみに、我が家の子たちは、おとなしいです。
(私に似て?笑?)
なかなか、言いたい事が言えません。
言いたい事があっても我慢して帰ってきて、なぜか?家で爆発してます。
そんな時は、子供に「なぜ!はっきり言わないの!!ダメじゃない!!」と怒ったり諭したりします。
が、よくよく考えてみると、親の自分が言いたい事をハッキリ言えてなかったりするので、仕方ないことなのかも知れません。
親の行動と子供の行動はリンクしている〜我が家の例〜
ある時期、私はご近所さんの路上駐車の件で悩んでいました。
「そこに車があると、うちの車が車庫に入れないので移動してください。」と、一言ハッキリ言えれば済む事なのです。
が、その一言が言えず、その車が移動するまで家に帰る事ができなくて、悶々としてた時期があります。
その時期は、子供も学校でお友達に言いたい事があっても、いう事ができず悶々として帰ってきてから、家で爆発する事が多かったと思います。
しかし、ある時、意を決して「車庫に入れたいので、車を移動してください!」とハッキリ言えた時がありました。
すると、その時期ぐらいから、子供が学校で嫌な事をされたら、ハッキリと「嫌だ!!」と抗議する事ができる様になっていったのです。
子は親の鏡〜私の思う事〜
つまり、親の行動と性格と、子供の行動と性格は、リンクしていると思うのです。
いくら「親が嫌な事をされたら黙っていたらダメだぞ!やられたらやり返せ!」と言って怒って見たところで、あまり効果は期待できないでしょう。
親が自分自身ができていないのですから、、、、。
やはり、子供というのは、親の背中を見て育つと昔から言われている様に、親の真似をしながら成長していくんですね。
つまり、こういう子になって欲しいと思ったら、まず、親自身が自分を見直せば良いのですね。
結果は、おのずと後からついてきます。
【参考】心理学で「家族療法」という分野もあります。
心理学で「家族療法」という分野があります。
これは、何か子供や家族に困った事が起きた時、その子だけに注目するのではなく、家族構成や環境も考える療法です。
家族構成や環境で、その子を取り巻く環境が問題に影響していないか?という事を掘り下げていくわけです。
現在の家族構成だけでなく、先祖の家族構成や環境も調べていきます。
すると、不思議な事に三代先の先祖などで、同じ様な環境が見つかった場合、同じ様な事が起きているケースが多々あると言われています。
あとがき
さて、子供の性格と親については、いかがでしたでしょうか?
子供にガーガー言う前に、自分の事をしっかりしたいと、改めて思いました。
皆さんも、自分を振り返ってみてみてはいかがでしょうか?