桜の綺麗なお花見の良い季節になると、グズグズ、ムズムズ、、、。
穏やかな季節とは裏腹に、花粉症の辛い季節になりますね?
いま、日本人の4人に1人が花粉症といわれています。
なんで、こんな花も緑も綺麗で、天候の良い季節に限って花粉症なの!!
と怒りたくもなるのですが、、、4人に1人ともなると、、、
これは単なるアレルギーでなくて、国民病の一種ですね。
何をかくそう、、、うちの子も花粉症なんです。
だから、「一年の中で春が一番嫌いな季節!!」と言ってます。
(私が花粉症じゃないので、余計にかわいそう。)
さて、今回はこの花粉症を薬で、なるべく改善する方法はないだろうか?と
いうことで、花粉症に効く子供専用の薬をセレクトしてみました。
目次
花粉症のメカニズム
花粉症は植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触する事によって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的なアレルギー症候群です。
だったら、触れなければ良いのですが、空中を舞っている花粉に触れないようにするなんて無理です。
なので、花粉症の対策は容易ではないのです。
子供の花粉症が増えている?
子供が花粉症と診断されるケースは年々増えていています。
なんと、いまや新生児の赤ちゃんでさえ、花粉症になるそうです。
大人だって、痛くてかゆくてつらいのに、ましてや言葉の話せない乳幼児が花粉症になるなんて、かわいそうでなりません。
花粉アレルギー症は、親子でほとんど遺伝します。
さらに、子供の場合は、「くしゃみ」だけが花粉症の症状ではありません。
子供は、まだくしゃみが上手にできない場合もあります。
そんなときは、鼻呼吸ができずに、口があいたままになっている場合があります。
特に朝は目が痒かったり、鼻がムズムズしたり鼻が詰まったり、くしゃみがでたり花粉症の症状が出やすいです。(モーニングアタックアタック症状)
また、花粉以外にも、家の中のホコリやダニへのアレルギーということもあります。
なので、きちんと病院で検査が必要です。
花粉症の薬はステロイド系、抗ヒスタミン剤どちらが子供によい?
花粉症に効く薬の中で、最も強力なものにステロイドがあります。
ステロイドは良く効きます。しかし、後々がこわいです。
副作用もすごいです。抜け出せなくなります。
素人の私でも、ステロイド系の薬はこわいという事は知っています。
なので、ステロイド系の薬は、特に子供は避けたいところです。
最後の手段として考えて、他の手段を探してみましょう。
もうひとつ、有効な薬として思いつくのが抗ヒスタミン剤。
ヒスタミンとは、体の中に異物が混入したときに放出される物質です。
つまり、ヒスタミン自体は何も悪さはしません。
ただ、花粉に対して過剰に反応すると、身体は花粉を追い出そうとします。
結果、くしゃみや鼻水で花粉に対抗してくる、という訳です。
抗ヒスタミン剤は、その過剰な反応を抑えるので、アレルギー反応も穏やかになります。
副作用は少ないようですが、中には強い眠気を誘うものもあります。
授業中に居眠り、というのも困りものですね。
そもそも、抗ヒスタミン剤を飲んで花粉症が改善するのは一時的なもので、根本的な解決にはなりません。
しかし、例えば、漢方なら「体質改善」という考え方があります。
長い目で見た場合、こちらの方が希望が持てるような気がするのです。
花粉症のメカニズムの分かった所で、子供にも安心して使えそうな薬をセレクトしてみました。
花粉症に効くおすすめの薬
小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
色々な飲み薬が出ていますが、子供の体の事を考えるとなるべくあまり強い薬は使いたくないですね。
特に子供におすすめなのは漢方薬です。
小青竜湯は、鼻水などの症状の場合に効果があります。
ただし、2歳未満は飲めません。
ヴィックスヴェポラップ
花粉症に塗り薬?と不思議に思うかもしれませんが、昔からある「ヴィックスヴェポラップ」をおすすめします。
鼻が詰まった時にずいぶん楽になります。
ユーカリの成分やメントールの成分が含まれているので、鼻をスーッとさせてくれます。
子供だと皮膚が弱いので、胸に塗るのが普通ですが、うちの子達は胸だと効かない!!といって、鼻の頭に少しつけています。
ワセリン
ワセリンは主に、皮膚を乾燥から守ってくれます。
使い方は簡単でワセリンを鼻の周りに塗ります。
花粉がワセリンの油にくっついて、鼻の中への侵入を防いでくれるのです。
また、鼻のかみ過ぎで鼻の肌がガサガサになるのを防いでくれます。
あと鼻の中にもワセリンを塗ります。
油の膜がフィルターの代わりになり体内への侵入を防ぎます。
綿棒を使用し、たっぷり塗ってください。
マスクとワセリンでWフィルター効果が期待できるでしょう。
最後に眼の周りにもワセリンを塗ります。
花粉が眼に入る前に皮膚でキャッチしてくれるでしょう。
ワセリン自体が目に入らないように注意してください。
朝塗ったら、お昼にもう一度、そして夕方に再度塗るといった具合に4時間頻度で塗っていくのが効果的です。
ただし、ワセリンの原料は油なので太陽に当たり過ぎると子供によっては、痒みや赤みが発症するので注意が必要です。
痒みや赤みが出たら、一旦使用は中止して、少し様子をみるか、病院で判断してもらってください。
敏感肌の子供にはなるべく精製度の高いワセリンを使用しましょう。
精製度の高いワセリンは伸びもよく、ベタベタも気になりません。
また、日焼けによる症状の心配もなくなるでしょう。
花粉に効くおすすめのワセリンはサンホワイトP-1チューブです。
市販されているワセリンの中で、最も純度が高い。
匂いはほとんどありません。
とにかく良いものを、と言う方におすすめです。
アイボン
目薬の種類にはいるのでしょうか?よくわからないのですが、
我が家では「アイボン」というコンタクト用の目の洗浄剤を使っています。
目薬だと成分的に子供に毎日使い続けるのは、少々不安なので、私はこれを使っています。
花粉を洗い流すのが目的なので、ただの水でも良いのかもしれませんが、
スーッとして清涼感が違うみたいです。
花粉症対策に有効な食べ物
ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、免疫のバランスを改善して、整腸作用が知られています。
乳酸菌はチーズや味噌などにも含まれています。
- ビフィズス菌
- L-55乳酸菌
- L-92乳酸菌
- フェカリス菌
などが入ったヨーグルトを摂取し続けると花粉症の症状が緩和するという研究報告が多々あります。
ヨーグルトについてはこちらの記事もどうぞ。
関連記事ヨーグルトは健康に良い?効果は?逆に悪いとの情報も。本当はどっち?
レンコン
娘の大好物のレンコンには花粉症対策には大切な3つの成分が入っています。
ムチン:体の粘膜を強く保護する役割
ポリフェノール:免疫作用や抗酸化作用(特に皮に多く含まれる)
食物繊維:腸の働きを整える
玉ねぎ
何の料理に入れても間違えない玉ねぎにも、たくさんの成分が入ってます。
熱に強いですが、水にさらすと溶け出してしまいますのでご注意ください。
細かくみじん切りにすると効果が倍増します。
ケルセチン:解毒作用、抗炎症作用
チオスルフィネート:抗ヒスタミン作用
フラクトオリゴ糖:整腸作用
メラノジン:便秘解消
メルカプタン:胃粘膜を保護
シソ
私も大好きなシソです。
オーストラリアでは昔、手に入りにくかったのです。
が、最近は簡単に手に入るようになったし、家でも栽培してます。
シソは、油(えごま油)、葉、実とすべて食べても、抗炎症作用があります。
1日10枚ほど食べるといいとされてますが、いくら大好きなシソでも10枚は生では食べれません。
紫蘇ジュースにしたり、ひじきを紫蘇の千切りと煮たり、シソを料理に加えてみてください。
そば
最近、欧米で研究されている「ケルセチン」は、そばに多く含まれています。
ケルセチンはポリフェノールの1種で、レンコン同様、抗酸化作用があります。
煮込んだトマト
トマトの皮にはポリフェノール、抗アレルギー作用があります。
しかし、トマトはどんな病気にも効きそうなものですが、生のトマトは逆効果です!
よく煮込んでパスタやスープで楽しんでください。
青魚
さばや鰯、あじなどの青魚に含まれるEPAやDHAが、血をさらさらにし、鼻づまりを抑制してくれるといわれています。
花粉症対策に有効な飲み物
凍頂烏龍茶
お茶にはカテキンが通常含まれてますよね。
ところが、凍頂烏龍茶にはメチル化カテキンという成分が含まれてます。
これは、通常のお茶には含まれておらず、アレルギーの症状を抑制してくれるといわれています。
ただ、カフェインが入ってますので飲みすぎにはご注意を。
ルイボスティー
カフェインの入っていなルイボスティーは、妊娠中や授乳中のママにも安心です。
ルイボスティーは、免疫を向上してくれる酵素が入っています。
出産後のママは、免疫力が落ちています。
なので、花粉症の時期だけでなく、長く飲んでいくといいですね。
関連記事妊婦はお茶を飲んでもいい?おすすめのお茶とダメなお茶があるって本当?
ローズヒップティー
レモンの20倍ものビタミンCが入っているといわれているローズヒップです。
花粉症にも効果的です。
また、食物繊維、鉄分、ポリフェノールと栄養豊富。
花粉症だけでなく、いつまでも若く元気でいたいママには朗報です。
薬を使わず、花粉症を軽減できるグッズたち
花粉症メガネ
1日中、花粉から避ける生活なんて、引きこもるしかありません。
そんなこと、遊び盛りの子供には無理がありますよね。
花粉は日差しの強い日に花が開花し、風に乗って飛びます。
そういう日は、マスクやメガネが合理的かもしれません。
スポーツ少年少女にはこういった2WAYのメガネがお勧めです。
ゴーグルのように、どんなに動いても取れないメガネにもなって、しかもおしゃれです。
鼻の穴洗いスプレー
鼻ノアなどのスプレーで鼻の中の花粉を洗い流します。
鼻の穴洗いスプレーは鼻の粘膜についてしまった花粉を洗い流してくれます。
ただ、子供によっては嫌がることもあります。
無理に行おうとして鼻を傷つけないように注意してください。
子供の花粉症対策まとめ
- 花粉症は、ある特定の植物に接触する事で起きるアレルギー。
- 花粉にはなるべく、触れない事がベスト。
- 子供にあまり強い薬を使いたくない時は、予防商品を使う。
私は、花粉症の季節には、メガネやマスクとともに、鼻や目の周りにワセリンを塗っていました。
花粉が肌にくっついて、体内に入るのを防いでくれます。
試してみてください。
そして、花粉を払ってから帰宅し、即効でシャワー。
室内に花粉を持ち込まないよう徹底しました。
症状を緩和させるといわれている食品もいいですね。
ヨーグルト、凍頂烏龍茶、レンコン、紫蘇、たまねぎなどをメニューに加えて、花粉症を乗り切りましょう。
花粉症に効果的な食べ物や飲み物は、ポリフェノール、乳酸菌、カテキン、ビタミンC、EPA、DHAなどが多く含まれています。
また、肉中心の生活や辛い食べ物、強いストレスは、花粉症には悪影響のようです。
一度発症したら、一生のお付き合いとなる花粉症です。
子供が発症しないよう、毎日少しずつ摂取して、バランスのよい食生活が大切です。
食べ物や飲み物は薬ではないので、花粉症時期だけでなく、長期的に一生のお付き合いとして摂取できるといいですね。