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子供が病気になってしまうと元気がなく心配なのはもちろんですが、子供を預けて仕事をしていると、看病のため休まざるを得なくなることも頭の痛い問題ですよね。
夏に流行する病気「アデノウイルス」は、感染力が強く、症状が長引くことで有名ですよね。
今回はアデノウイルスに感染してしまった時の、登園などの対応についてご紹介します。
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アデノウイルスの種類
アデノウイルスには50種類以上の型があり、非常に感染力が強いことから、症状によっては登園や登校が出来なくなります。
登園が出来なくなるのは夏に流行するアデノウイルス3型で、「咽頭結膜熱」「流行性角結膜炎」の2つです。
咽頭結膜熱
プールで感染することが多いため「プール熱」とも言われますが、日常生活でも感染します。
高熱(38度~40度)・咽頭炎・結膜炎の3つの症状が現れます。
高熱と、のどの痛みが強いため、脱水症状には十分な注意が必要です。
流行性角結膜炎
「はやり目」とも言われています。
瞼の腫れや酷い目の充血が特徴で、角膜に点状の濁りが現れることもあります。
登園可能になるまで・・・
高熱などの症状が治まるとケロッと元気になっているのもアデノウイルスの特徴です。
症状が強く出ている間は、もちろん家庭での休養が必要です。
ですが、ケロッとしているとそろそろ登園しても大丈夫かな?と考えたりしますよね。
しかし、咽頭結膜熱・流行性角結膜炎は、「学校保健安全法」という法律により、登園・登校の基準が定められています。
学校保健安全法
- 咽頭結膜熱:主要症状が消退した後、2日を経過するまで。
- 流行性角結膜炎:感染力が無くなったと医師が判断するまで。
なので、上記の基準から考えると、
- 咽頭結膜熱は治癒証明は不要
- 流行性角結膜炎は治癒証明が必要
となります。
ただし、アデノウイルスは非常に感染力が強いことから、保育園によってルールが決まっている場合もあります。
ですので、念のため通っている保育園に確認した方が良いかもしれませんね。
アデノウイルスは感染力の強さから、看病しているお母さんや一緒に暮らしている家族が二次感染する可能性も高いので、マスクの着用や、うがい・手洗いなどの予防も徹底してくださいね。
万が一感染してしまった場合、大人の出社基準は法律では決まっていませんが、出社することで、さらなる二次感染や症状の悪化にもつながります。
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あとがき
子供が幼いうちは、看病のために仕事を休まなくてはいけないことが多く、肩身が狭く感じてしまう事もあるかもしれません。
ですが、小さなうちだけです。
成長するにつれて免疫力をつけ、病気になることも減っていきますので、あまり無理をしないでくださいね。
あまり長期間仕事を休むのが難しい場合、お父さんにも協力してもらったり、ファミサポなどのサービスを利用してみるのも方法ですよ。
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