シラミ駆除にはスミスリンとアロマオイルが有効!具体的な使い方は?

シラミなんて、映画の中だけだと思っていました。

よく、戦時中の映画とか見ると「シラミだ!」と言いながら、白い薬剤を頭にかけられている画像を、見たことがあります。

衛生状態が良くなった昨今、あまり聞くことのないシラミですが、最近は、小学校の保健室にポスターが貼ってあり、深刻な問題になっています。

今回は、もしも、子供にシラミがついてしまったら…。

ということで、駆除の仕方やシャンプーについてお話したいと思います。

シラミについて

池袋保健所のホームページに、「頭シラミ対応マニュアル」というものを見つけましたのでご紹介しておきます。

シラミは、0、5㎜の卵を髪の毛に産み付ける小さい虫で、卵は1週間で幼虫になり、幼虫は2〜3週間で成虫になり、人間の血を吸う虫です。

刺されると、とても痒くなり、皮膚炎を起こしたりします。

そして、発生の9割が0歳〜11歳です。

また、感染経路としては、保育園や小学校など、子供が集団で生活する場所です。

(確かに、小学校の運動用のマットなんて汚そうですものね…。あれに、頭をつけてでんぐり返しするのですから、不思議はないですね。)

シラミを防ぐためには

シラミは1週間で幼虫になり、2〜3週間で成虫になり、血を吸う様になります。

ですから、この卵が孵化する前に処分することができれば、繁殖させずに被害を小さいうちに収める事ができるのです。

シラミを防ぐためには、なるべくタオルや寝具の共有をしないことや、孵化しないうちに、こまめに洗濯や洗髪をすることです。

特に、枕カバーやシーツといった寝具類はこまめに洗いたいものですね。

また、クシやブラシ、帽子といった頭につける物も、うつる原因になりますので頭につける物の貸し借りは、避ける様にすると良いでしょう。

シラミがついてしまったら…

色々と予防をしていても、シラミがついてしまったら…

駆除しなければなりません。

シラミは、熱に弱いと言われています。

ですので、衣類やタオルなど洗えるものは熱消毒をしましょう。

やり方は、60度以上のお湯に5分間漬けるという方法です。

その他、洗えないものは、ポリ袋に入れて2週間放置するという方法があります。

(人から離れると、シラミは血を吸う事ができなくなるため死滅します。)

シラミ専用シャンプーと特殊なクシが有効

さて、清潔が一番とはいっても、どんなに頑張って清潔にしていても集団で生活していると、うつってしまうこともありますね。

そんな時に、アタフタしない為にも、秘密兵器がある事を知っていると安心です。

シラミ専用シャンプーとシラミ専用のクシです。

私も子供に「頭が痒い」と言われた時に「もしや?」と思い調べた事があります。

普通に近所の薬局に売っていました。

「スミスリン」というシャンプーと「特殊なクシ」のセットです。

この2つをセットで使うと相乗効果があります。

クシはとても目が細かいので、しっかりと卵をこそげ落としてくれます。

〜使い方は、とっても簡単〜

  1. 頭を濡らす。
  2. スミスリンを規定量計る。
  3. 頭皮全体に塗り、5分置く。
  4. 洗い流して、そのあと通常にシャンプーリンスをします。
  5. 卵をこそげ取るために、添付の隙間の細かいクシを使います。

☆使う頻度は、1日一回3日に一度使うようにします。

卵は7日で幼虫になるので、1週間で駆除できます。

もっと自然な方法はないの?昔の人はどうしてた?

もしも、子供にシラミがついてしまったら、グダグダしてはいられません。

さっさと専用のシャンプーとクシで対策をとるべきです。

たったの1週間ですから、そこは目をつむりましょう。

でもやはり、小さい子供には薬剤を使う事には抵抗がある…。

そんな声が聞こえてきそうですね。

そして、私も色々考えてたんです。

そしたら、昔の人ってどうしてたんだろう?と素朴な疑問が浮かびました。

昔からシラミはいたみたいだし…。

(古文なんか読んでいると、たまに出てきますね。)

専用のシャンプーなんてものは、昔は、なかったわけだし…。

そんな事を考えながら、家にあるアロマセラピーの本を読んでいたら、

ありました!ありました!(一応、私、アロマインストラクターなんです。)

アロマオイルを使ったシラミ対策

アロマの世界で有名なマギーティスランドさんの本によると、「アタマジラミのトリートメントオイル」というのが紹介されていました。

アタマジラミ退治用のトリートメントオイルの作り方

  • ローズマリー油:25滴
  • ユーカリ油:12滴
  • ゼラニウム油:13滴
  • ラベンダー油:25滴
  • ホホバ油:10ml

これらの精油を75mlの脂肪油(スィートアーモンド油、ひまわり油、ベニバナ油、ダイズ油、オリーブ油など)に加えてできあがりです。

このオイルを毛根と頭皮にかぶります。

そして、ラップで頭をおおい2時間おきます。

2時間後にお湯で洗い流したあと、普通にシャンプーします。

本によると卵の孵化に合わせて、3日後と5日後にやるように書いてあります。

レシピ引用/参考文献

新・女性のためのアロマセラピー/フレグランスジャーナル社

著 マギーティスランド 訳 高山林太郎

p239〜240 子供の病気とアロマセラピー

☆私の意見☆

まあ、全部の精油を買うとかなりのお金がかかるので(1本3000円位です。)

子供に安心して使える、ラベンダー油だけでも効果はあると思います。

また、子供に安心して使える抗菌作用のあるティートリー油も良いと思います。

まとめ

  • シラミは集団生活をする小さい子に多いです。
  • シラミを防ぐ為には、タオルや寝具の共有はしない事です。
  • シラミを防ぐためには、ブラシや帽子などの共有はしない事です。
  • シラミがついてしまったら、衣類は60度の熱湯に5分間漬ける。
  • シラミがついてしまったら、洗えない物は、ポリ袋に入れて2週間置く。
  • スミスリンシャンプーとクシで駆除する。
  • スミスリンに抵抗があるならアロマオイルも有効。

☆子供のシラミ駆除の2つの方法は、いかがでしたでしょうか?

子供は、砂場や公園で頭まで砂をかけて遊びますものね、、、。

確かに、シラミがついてしまう事もあるかもしれませんね。

シラミ駆除に今回の記事がお役に立てば幸いです。

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