かぼちゃといえば、ホクホク感と甘味が美味しいですよねー。
そんなかぼちゃって、実は夏が旬で、ウリ科の緑黄色野菜だとご存知でしたか?
私、恥ずかしながら、まったく知りませんでした。
勝手なイメージで、冬が旬でお芋の仲間だと思っていました。
考えてみたら、かぼちゃって土の中には出来ませんし、漢字で書くと「南瓜」ですよね。
かぼちゃの事は大好きなんですけどね。
知らないことだらけなので、調べてみたら栄養満点食材でした!
今回は、かぼちゃの栄養についてご紹介しますね。
目次
かぼちゃの栄養
1.βカロテン(ベータカロテン)
粘膜が弱ると風邪をひきやすくなるだけでなく、がんなどのウイルスも体内へ入りやすくなります。
βカロテンは、強力な抗酸化作用があり、身体の健康維持と眼精疲労に効果が期待できます。
βカロテンに期待できる効果
- 夜盲症や視力低下の予防
- 眼精疲労の改善
- 皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を高める
- 美肌効果
- 身体の成長促進
- がんの予防と抑制
- 動脈硬化の予防
かぼちゃの代表的な栄養といえば、きれいな黄色のもとにもなっているβカロテンですよね。
βカロテンは、体内でビタミンAと同じ働きをする物質に変わり、効果を発揮します。
また、かぼちゃには「ルテイン」という成分も含まれており、こちらも抗酸化作用や眼精疲労に効果的です。
2.葉酸
葉酸は水溶性ビタミンのひとつで、赤血球が作られるのを助けます。
また、胎児の正常な発育のために必要不可欠な栄養素です。
3.ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンのひとつです。
かぼちゃにはビタミンEが豊富に含まれていて、その量は野菜の中ではトップクラスと言われています。
ビタミンEには、強い抗酸化作用があり、細胞の老化・血行促進・新陳代謝の促進・動脈硬化の予防に効果が期待できます。
4.ビタミンB1
ビタミンB1は水溶性ビタミンのひとつです。
疲労回復のビタミンと言われていて、糖をエネルギーに変える手助けをしてくれます。また、健康な皮膚や粘膜の維持にも効果的です。
5.ビタミンB2
ビタミンB2は水溶性ビタミンのひとつです。
健康な皮膚や粘膜の維持・生活習慣病の予防に効果的です。
6.ビタミンC
風邪の予防や、美肌効果で有名な水溶性ビタミンのひとつです。
ビタミンCには、抗酸化作用があり、動脈硬化や心疾患の予防・鉄の吸収を助ける・健康な皮膚や粘膜の維持にも効果が期待できます。
7.カリウム
カリウムは、ナトリウムの排出を促し、血圧を下げる働きがあります。
高血圧予防・脳卒中予防に効果が期待できます。
8.カルシウム
カルシウムは、健康な骨や歯を作るために必要な栄養素です。
不足すると、骨粗しょう症になる恐れがあります。
また、高血圧や肩こりの予防などにも効果が期待できます。
9.マグネシウム
マグネシウムは、カルシウムと一緒に健康な骨や歯を作っている栄養素です。
また、高血圧・心疾患・動脈硬化の予防にも効果が期待できます。
10.鉄
鉄は、健康な血液を作るために必要な栄養素です。
貧血予防・疲労回復・骨や歯を丈夫にするなどの効果が期待できます。
11.食物繊維
食物繊維は腸内環境を整え、便秘・大腸がん・生活習慣病のなど予防に効果が期待できます。
かぼちゃには、100gあたり3.5gのも食物繊維が含まれていて、効果的に食物繊維を摂れる野菜といえます。
かぼちゃの保存方法
丸ごと保存
かぼちゃの旬は夏ごろですが、丸ごと日の当らないところで保存すると、味も栄養も損なわれず冬まで保存が可能な野菜です。
また、栄養が豊富な事から、風邪予防のために冬至で食べられるのですね。
カットして冷蔵保存
カットかぼちゃは、種・ワタをしっかり取り除き、ラップなどでしっかり密閉し冷蔵庫で保存します。
カットされたかぼちゃですと、ワタや種の部分からカビやすくなるので、1週間ほどで使い切りましょう。
カットして冷凍保存
カットかぼちゃを長期保存する場合、冷凍保存がおすすめです。
食べやすいサイズにカットし、ジップロックなどに入れ冷凍保存します。
煮物などであれば、凍ったまま調理が出来ます。
揚げ物・炒め物は、電子レンジで解凍してから調理しましょう。
栄養を逃さないかぼちゃの食べ方
かぼちゃには様々な栄養がありますが、中でも免疫力を高める
- βカロテン
- ビタミンE
は、他の野菜に負けないくらい多く含まれています。
かぼちゃは油との相性がいい!
βカロテンとビタミンEは脂溶性のビタミン。
そのため、天ぷらや炒め物など、油を使って調理をすると、効率良く吸収することができます。
皮も一緒に食べましょう!
また、かぼちゃの皮には果肉よりもたくさんのβカロテンが含まれています。
ですので、出来るだけ皮はむかずに調理し、一緒に食べるのがおすすめです。
あとがき
私、小さいころからかぼちゃは大好きなんですが、妊娠中や産後には特にお世話になりました。
助産師さんに、「お通じも良くなるし、母乳にも良いから」と勧められたのもあり、毎食食べていました。
残念ながら、子供たちはあまり得意ではないのですが、思っていた以上の栄養が含まれているとなったら、食べさせないわけにはいかないですね!!
幼稚園や学校に通うようになったら、免疫力が高くないと大変ですもんね。
子供たちの大好き食材になるように、メニューを工夫してみようと思います。