妊婦はホルモンの変化によって、空腹になりやすかったりします。
また、つわりの影響で食べすぎたり、食べれなかったりと、食欲にも波があります。
長女の場合は、つわりがひどく、初めのころは何を食べても吐いてしまいました。
切迫流産と診断もされ、胎児にとって栄養が足りないのではないかと、心配になったものです。
逆に長男の場合は、食べ悪阻で、常に何かを食べていないと気持ち悪い状態でした。
結局、長男の妊娠中に18キロ近く太りました。
妊娠中の増加体重は基本8キロから10キロとされているので、かなりオーバーしてしまいました。
なるべくカロリーのないものを選んで食べていたつもりですが。。。
そんな時、スリムな妊婦の友人が持ち歩いていたアーモンド、ちょっと気にになったので調べてみました。
ご参照ください。
Pick Up妊婦の食事おすすめの食べ物・食べてはいけない物一覧
目次
アーモンドの成分。どんな栄養が含まれてるのでしょうか?
1 葉酸
妊娠希望者や妊娠中に取るように薦められる葉酸は、胎児の成長に大切な栄養素です。
特に、妊娠初期にこの葉酸が必要なのです。
1日の葉酸摂取量は400ugとされていますが、アーモンドだけでの摂取は難しいです。
1日2回、午前と午後のおやつを10粒ずつ(約6.3ug×2回)取ると約12ugの摂取となります。
ほかの食品と組み合わせて食べるにはちょうどいい量です。
ちなみにプチ情報ですが、葉酸が充分に摂取できると、鼻の高い、目の大きな赤ちゃんが生まれるそうです。
2 ビタミンE
アーモンド10粒に含まれるビタミンEは約3mgです。
通常女性の推進摂取量は、6mgです。
そして、妊娠中は1日6.5mg、授乳中は1日7mgとされています。
アーモンド10粒で充分なビタミンEを摂取できます。
ビタミンEは、抗酸化作用があり、血行をよくしたり、美肌効果、成人病予防への働きがあります。
また、ホルモンバランスが崩れやすい妊娠中や授乳中も、ビタミンEが崩れにくく助けてくれる作用があります。
3 食物繊維
妊婦中や授乳中、多かれ少なかれ誰でも経験する便秘ですが、これもアーモンドが解決してくれるのです。
海藻類やきくらげには及びませんが、間食としてはトップクラスです。
アーモンド10粒で約1.2gの食物繊維が摂取できます。
1日の目標量は約18gといわれています。
4 たんぱく質
妊婦の1日のたんぱく質目標摂取量は、
- 初期で50g
- 中期で55g
- 後期には75g
とされています。
たんぱく質は、体内で赤ちゃんの脳や筋肉をつくる大切な栄養素です。
その栄養素が、アーモンド10粒には約1.8gのたんぱく質が含まれています。
1日3回の食事では、動物性たんぱく質をとりながらバランスよく食べれそうですね。
5 ミネラル豊富
そのほかにも、以下のミネラルが含まれています。
- カルシウム (歯や骨の形成・ストレス減少)
- 鉄 (貧血予防・疲労回復)
- リン (歯や骨の形成・エネルギーを蓄える)
- カリウム (むくみ予防・高血圧予防)
- マグネシウム (精神安定・高血圧予防)
- 亜鉛 (成長促進・抜け毛予防)
- 銅 (貧血予防・成長促進)
食べ過ぎに注意!食べ方のポイント
アーモンドのデメリットとは
アーモンドのデメリットは、カロリーが非常に高いことです。
妊婦さんの目安として、1食600~800kcalですが、アーモンドは100g食べると約1食分と同量の約600kcalなのです。
ですから、基本アーモンドは1日20粒(120kcal)くらいが目安とされています。
アーモンドは酸化に注意
また、アーモンドが酸化しないように注意してください。
酸化したアーモンドは、栄養価も下がります。
アーモンドの保存方法は、密封された容器に入れて保管すると、酸化しにくくなります。
アーモンドの選び方
そして、アーモンドチョコレートや塩味などではなく、なるべく素焼きの薄皮付きを選びましょう。
アーモンドの皮には抗酸化作用のポリフェノールが含まれています。
塩や砂糖は、妊娠高血圧や、妊娠糖尿病になりやすいので味付きのアーモンドは控えてください。
子供がアーモンドアレルギーになる心配は?
ちなみに、「アーモンドを食べ過ぎたら、生まれてきた子供がアーモンドアレルギーになる」という心配になりますよね。
しかし、研究では妊娠中の食べ物がアレルギーの原因になるという根拠はない、という見解がでていますので、心配する必要はないと思います。
おわりに
最近は「食べるサプリ」といわれるほど、栄養素が高いアーモンド。
つわりと重なり、栄養がとれない心配などもアーモンドで少しでも安心できるといいですね。
もう妊婦でも産後でもないですが、こんなに栄養豊富なアーモンド、私も食べなきゃと早速ゲットしてきました。
食べすぎに注意して、ダイエット効果も期待できるアーモンドを摂取しようと思います。
妊娠中に良い食材、悪い食材はこちらの記事でチェック!