つるっと食べられてカロリーが低い「ところてん」。
カロリーが低いのは女性には嬉しいですね。
暑い夏には、よーく冷やしてからつるっと食べると美味しいですよね。
その「ところてん」ですが、地域によってたれの味が違うってご存知ですか?
ちょっとびっくりなたれの味をご紹介します♪
目次
地域によって全く違うところてん
私もとても驚いたのですが、「ところてん」は、
地域によって全く違うたれをかけて食べられているんですよ。
大きく分けて3つの食べ方(3種類のたれ)があります。
- 三杯酢・・・関東、北海道、東北、中国、九州、中部、兵庫
- 黒蜜・・・・・関西、京都、大阪、滋賀
- かつおだしのめんつゆ・・・・四国、高知
上記のたれは大まかにエリアで分けることができるが、
一概には言えないようです。
ただ、有名な「ところてん」屋さんには、酢醤油・青のり・からしと、
黒蜜の2種類の味が用意されているところが多いそうです。
三杯酢ところてんの人気トッピング
- からし
- ゴマ
- 青のり
- 生姜
- 一味とうがらし
特に、からしは絶対必要!という人もいるぐらい人気が高いです。
かつおだしのめんつゆの人気トッピング
- ゴマ
- 生姜
めんつゆなので生姜と合わせるとさらにサッパリと食べられそうですね。
箸一本でところてんを食べる?
名古屋周辺では、なぜかところてんを箸一本で食べる風習があります。
私は子供のころ名古屋に住んでいましたが、学校帰りに屋台で買うところてんには
箸が一本しかついておらず、とても食べにくかったのを覚えています。
あれ、なんなんでしょうね。
いろんな説があるみたいですが、調べてみたところ、
- 箸を二本つけるともったいないから
- 箸を二本使うと、柔らかいところてんがプツリと切れてしまうから
という理由が、個人的にしっくりきました。
それから、箸一本で食べるとところてんがなかなか減らないので長持ちします。^^
京都、大阪、奈良など関西が黒蜜なのはなぜ?
関西方面では、ところてん=黒蜜=スイーツ的なものとして食べられています。
全国的には三杯酢が多いので、珍しい味付けになります。
関西では黒蜜が主流になったのはなぜなんでしょうか?
それは昔、奈良時代や平安時代に大陸から
「ところてん」が伝わってきた時期に秘密があります。
その頃、奈良や京都に住んでいた貴族の間では
中国から輸入されていた砂糖で味付けされた料理が流行してしました。
その影響で、ところてんには黒蜜をかけて食べる風習が生まれました。
江戸時代になり、関西では庶民にも砂糖が広まりました。
でも、まだまだ価格が高価だったため薬としての位置付けでした。
そんな大阪には砂糖を扱う、薬商人が多く集まります。
こうして、関西方面での食べ方は黒蜜で定着したのではないかと言われています。
もちろん、関西の方でも三杯酢・青のり・からしを好まれている方もいらっしゃいますし、
関東でも黒蜜がいいといわれる方もいらっしゃると思います。
が、大まかにわけると三杯酢は全国的に主流で、黒蜜は関西、
かつおだし・めんつゆは高知で食べられているという結果でした。
葛きり(くずきり)や蕨餅(わらびもち)と同じような扱い?
関西在住の人にとって、黒蜜で食べるところてんは
葛きり(くずきり)や蕨餅(わらびもち)と同じようなポジションにあると言えそうです。
おかずというよりは、おやつの位置付けですね。
まとめ
ところてんの食べ方は大きく分けて3種類ある。
- 全国的に多いのは三杯酢
- 関西では黒蜜(兵庫は除く)
- かつおだし・めんつゆは四国の中でも高知で人気
おわりに
いかがでしたか?
「ところてん」もエリアによってたれの味が違うなんて調べてみてビックリでしたね。
調べていて黒蜜をかけていただくのを早く試したい!と思いました。
とっても美味しそうですよね。
「ところてん」の老舗を調べてお取り寄せして、両方の味を試してみようと思います!
今から楽しみになってきました♪
皆さんも食べたことがない「ところてん」の食べ方をぜひ試してみてくださいね。