妊娠中は、よく夜中に足がつりました。
飛び上がって起き、叫び、夫にも迷惑をかけたことがよくありました。
担当医に相談するとミネラル不足だと指摘されました。
ミネラルというのは、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、そしてカリウムです。
中でもカリウムは、不足気味になりやすいのでと気にして摂取するよう指示されました。
カリウムって何?そして不足になると、ほかにはどんな症状があるのか気になったので調べてみました。
参考にしてください。
カリウムって何?
カリウムとは、学生時代の化学の授業で覚えた元素記号の「K」です。
(すっかり忘れていましたが・・・)アルカリ金属元素のひとつで、私たちの体には大体150g前後のカリウムがあります。
そして、体内のカリウムの98%は細胞内に存在しているといわれております。
カリウムは、細胞内で一番多いミネラルなのです。
今、流行の「細胞レベルで恋、してる?」のブルゾンちえみさん(大ファンです!)も言っていますが、私たちの体は60兆個の細胞があります。
その細胞の中で、ナトリウムとペアになってカリウムがいるのです。
このバランスが崩れると体調が悪くなります。
カリウムは、どんな食物に入っているの?
カリウムをたくさん含む食物は、野菜や果物です。
特に、サツマイモ、さといも、ほうれん草、春菊、ブロッコリー、枝豆、たけのこです。
アボガドやバナナ、メロンなども多く含みます。
そして、魚介類では、カツオやいわし、ぶりなどにも含まれています。
1日の目標はカリウム3500mg摂取です。
しかし、カリウムは水に溶けやすいので、煮たり茹でたりすると、せっかくのカリウムが取れません。
生で食べること、また煮汁を利用する味噌汁やスープに活用することをお勧めします。
どうして、カリウム不足?不足だとどうなるの?
名前をあげれば、いろんな食材に含まれていそうなカリウムですが、そもそもどうして不足がちになるのでしょうか。
カリウムは水に溶けやすいと言いましたが、だからこそ不足しやすいのです。
野菜や果物を十分にとっていても、調理法が間違っていたら、カリウムは十分に取れません。
また、塩分が多い食事を取りがちな現代人は、カリウムの相方、ナトリウム(塩分)を取りすぎています。
体内で、ナトリウムの取りすぎを調整するために、カリウムが使用されるので、またここでもカリウムが不足しやすいのです。
そして、カリウムはストレスにも弱いのです。
この水に溶けやすいカリウムは、汗や尿としても排出されてしまいます。
コーヒーや紅茶のカフェインには、利尿作用があり、一緒に流れてしまいます。
夏場は暑くて汗で流れてしまいます。
そして、カリウム不足だと以下の症状が現れます。
- 脱力感、やる気のなさ
- 吐き気
- 食欲の低下
- 無関心
- イライラ
- 精神的に不安定
- 不整脈
- 脱水
- 手足のむくみ
- 足のこむらがえり
- 筋力低下
などなど
なんだか症状が悪阻に似ていますね。
悪阻の原因はまだはっきりと解明されていませんが、カリウム不足という論文もあります。
終わりに
私の場合ですが、妊娠中に足をつっていたのは、長女のときだけで、長男のときはあまり覚えていません。
長女のときは、本当に何も食べれず、食べても吐くという悪阻だったので、栄養不足が心配なくらいでした。
しかし長男の時は、食べ悪阻で体重増加が心配でした(笑)。
また、男の子だから、何か違っていたのかな、と思ったこともありました。
先日、ママ友が医学部を卒業し、ふとそのママに聞いてみました。
そしたら、トマトを摂取していたことが予防になっていたのではないかといわれました。
食べ悪阻で体重増加の傾向があったため、野菜や果物を中心に食べていました。
特にミニトマトを最低1パックは毎日食べていました。
食べていないと気持ち悪いのですが、ミニトマトが一番すっきり食べれたのです。
トマトは300gに対し230mgのカリウムが入っています。
また、トマトだけではすっきりしないときはほうれん草サラダを食べていました。
考えたら、自然とカリウムを多めに取っていたから、こむらがえしが少なかったのかもしれませんね。