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美味しいコーヒーを飲んだ後のコーヒーかす、そのまま捨ててしまうのはもったいないですね〜。

(だからと言って捨てないと溜まっていきますね。)

コーヒーかすは、炭と同じ原理で、消臭剤などに大活躍します。

この活用方法は知っている方も多いと思います。

ですが、その他に肥料になるって知ってましたか?

今回は、ガーデニング好きな方のために、コーヒーかすを肥料にする方法をお話していきたいと思います。

 

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コーヒーかすを直接、土に撒いてはダメなんです。

コーヒーかすが肥料に良いと聞くと、直接、土に撒きたくなりますが、直接、土に撒いてはダメなのです。

(多少の猫よけ等の動物よけ、になると思いますが、、、。)

なぜなら、土の成分が変わってしまうからなんです。

神奈川県農業技術センターのホームページによりますと下記の様にあります。

『コーヒー粕は、若干の窒素を含んでいますが、この窒素は微生物によって分解されにくいという特徴があります。

従って、工場から搬入したコーヒー粕を多めに、そのまま施用すると、逆に土壌中の窒素成分が減少して植物が肥料不足になるという現象が見られます。コーヒー粕は、発芽阻害物質を含んでいるようです。』

つまり、土の成分が変わり、逆に栄養不足に陥るという事なんですね。

なるほど、、、。

ちなみに、園芸店などで売られている化成肥料は、窒素、リン酸、カリ、の三種が同等にバランスよく含まれています。

では、どうすれば良いのか?というと、先の神奈川県農業技術センターのホームページによりますと、他の植物や食品と供に発酵させる事とあります。

しかし、60日発酵させただけでは足りず、もっと日数をかけた2次発酵が必要と書いてあります。

うーん?素人が庭でやるには、ちと、無理がありますね。

素人でもコーヒーかすで肥料を作る方法

単純に、コーヒーかすを庭に撒くだけなら素人でもできます。

しかし、コーヒーかすを発酵させないと全く意味がないだけでなく、植物に悪影響を与えかねないのです。

ならば、素人でもコーヒーかすを発酵させる方法を紹介しましょう。

● 気長にやる派

お庭が広い、または家庭菜園畑をやっていて、野菜クズを発酵するスペースのある方は、この方法もいいかもしれませんね。

コーヒーかすと、野菜クズや腐葉土を一緒に土に埋めて、数ヶ月発酵させます。

(実家の父母が、家庭菜園をやっていて、この方法をやっていました。)

難点としては、匂いや虫が湧く事、その他カラスや猫に荒らされる事でしょうか?

住宅街では、難しそうですね。

● コンポストでやる派

上記の様な、野菜クズや腐葉土などを土に埋める方法ですと、虫が湧いたり猫やカラスなどの動物に荒らされる場合がありますね。

そんな時は、市販のコンポストを使うのが安心ですね。

使い方も説明書に書いてありますし、発酵させるための菌も市販されています。

発酵するのに10〜20日かかるので、ふたつのコンポストで交互に肥料を作ると効率が良いです。

〜コンポストの一例〜

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☆各市町村の自治体では、生ゴミの処理対策としてコンポストを推進している団体もあり、コンポストを買う経費を負担してくれる所もある様です。

一度、自治体に問い合わせてみるのもいいですね。

 

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コンポストでコーヒーかすを肥料にしてみましょう

コンポストを用意する

コンポストはバケツでも代用できると思われがちですが、やっぱり専用品は便利です。

内ブタ付きのコンポストなら、バケツに比べて密閉性が高く、ベランダで使用しても臭いが気になりません。

また、内部にスノコが敷いてあるため、水はけも良いです。

スノコで分離された液体を抜くためのコックがついているのもポイント。

生ゴミやコーヒーかすの発酵中に出る液体は液肥といい、これも肥料になります。

バケツだと液肥を取り出すことはできませんよね。

上記のコンポストの場合、本体の大きさは、幅37センチ、高さ49センチとベランダサイズ。

材質はABS樹脂。足はスチール製です。

※今だけ別売りのEM発酵促進剤がおまけでついてきます。

セットのEM発酵促進剤を確認

EM菌を利用して生ゴミを一次発酵させる効果があります。

EM菌とは、乳酸菌、酵母、光合成細菌などを組み合わせた、善玉菌の集合体です。

上記のEM発酵促進剤の原料は、EM菌、脱脂米ぬか、ゼオライトです。

「臭いがほとんどしないのに驚いた」という口コミもあります。

コーヒーかすをコンポストに入れる

コーヒーを淹れた直後のコーヒーかすは、よく水を切ってください。

一回分のコーヒーかすでは少ないので、乾燥させて保存しておくと良いです。

フライパンで乾煎りして完全に水分を飛ばせば腐る心配もありません。

初めて使うときのみ、コンポストの底に発酵促進剤をまいてください。

発酵が成功しやすいです。

そして、いよいよコーヒーかすを平らに入れます。

発酵促進剤を投入する

コーヒーかす500グラム当たり、15〜20グラムを入れます。

コーヒー4杯ぶんのコーヒーかすなら、約30グラムほどですので、0.9〜1.2グラムを振りかければOK。

中ブタで空気をシャットアウト!

コーヒーかすの上に空気を抜くように中ブタをします。

外ブタのバックルをバチンと閉めれば臭い漏れもありません。

上記をコンポストがいっぱいになるまで繰り返す

豆に液肥を取り出すのを忘れないでください。

本体下部のコックをひねれば取り出せます。

液肥の使い方

液肥は1000倍に薄めて散布してください。

液肥は日持ちしないので、その日のうちに使うようにしてください。

保存もできません。

コンポストがいっぱいになったら寝かす

コンポストがコーヒーかすでいっぱいになったら寝かします。

夏場なら10日〜15日。

冬場なら15日〜20日。

※直射日光が当たらないところに置いてください。

発酵終了

臭いで確認します。

漬物のような臭いがすれば上手く発酵した合図です。

腐敗臭がすれば失敗の合図です。

また、表面に白いカビが生えている場合がありますが、これは成功なので心配はいりません。

コーヒーかす肥料の使い方

いよいよ植物にコーヒーかす肥料を与えていきますが、プランターや植木鉢にさっさと振りかけるだけじゃダメです。

きちんと土とブレンドしてください。

土が8割、肥料が2割の割合で混ぜ合わせてください。

 

コーヒーかす肥料を上手に活用して、素敵なガーデニングや家庭菜園にしてくださいね。

まとめ

  • コーヒーかすは、直接撒いても意味がないだけでなく、土の成分バランスが崩れ植物に悪影響を及ぼします。
  •  コーヒーかすは、他の植物や野菜クズなどと発酵させてから使うと肥料となり効果を発揮します。
  • コーヒーかすから肥料を作るには、コンポストを使うのが一番おすすめ。
  • 自治体によっては、コンポストの購入に助成金が出る場合も。

☆コーヒーかすの肥料の作り方は、いかがでしたでしょうか?

美味しく飲んだ後のコーヒーかすを、上手く利用できるといいですね。

 

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