和食のメニューって、ごぼうが入っていますね。
けんちん汁、きんぴらごぼう、煮物、五目ご飯、etc
植物繊維が豊富で、体に良さそうなイメージのあるごぼうですが、
赤ちゃんにごぼうって、いつからあげられるのでしょうか?
今回は赤ちゃんの、ごぼうについてお話ししましょう。
赤ちゃんのごぼうはいつから食べられる?
一般的には、ごぼうは離乳食の後期から与える事ができると言われています。
ですが、あくまで私の個人の意見ですが、
ごぼうが離乳食に向いているとは思えません。
理由としては、ごぼうは植物繊維が多く、
固いので消化しにくい食品だからです。
ただし、完了期を過ぎていて、五目ご飯とかけんちん汁とかの
料理に少々入っているくらいなら大丈夫と思います。
和食のベビーフードにも、少量なら入っています。
離乳食のためだけに、無理にごぼうだけを調理するのもどうかと思いますが、
わざわざ、外して食べさせるのも大変だな?と思います。
ですので、赤ちゃんにごぼうを与える時は、
ちょっと細かくして柔らかく煮る工夫が必要です。
また、アクが強い野菜ですので、水にさらして
よくアクを抜いてから調理するのがポイントです。
アレルギーに注意
アレルギー一覧には載っていませんが、ごぼうアレルギーは
意外に良く聞くアレルギーではあります。
一般にアレルギーというのは、タンパク質を多く含む食材が多いのですが、
なぜ、それほど含まない、ごぼうがアレルギーになるのでしょうか?
それは、色々と原因があります。
- 土の中にある根っこを食べるという事で、土の中の雑菌が含まれてしまうと言う事。
- 植物が外敵から身を守るために、サポニンという物質をだしていてこれが微量に毒性があるため。
- キク科の植物であるためで、キク科のアレルギーの人は症状が出やすい。
この様な理由で、アレルギーが出やすいと言われています。
ごぼうで注意する事と栄養は?
ごぼうに栄養はあるのでしょうか?
〜ごぼうの栄養〜
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- ビタミンB2
- ビタミンE
- カルシウム
- カリウム
- マグネシウム
- 食物繊維
となっています。
中でも食物繊維が代表的な栄養素です。
食物繊維は、腸の中の環境を整えて、便秘等を解消する事で有名ですね。
便秘がちだったりした時には、有効ですね。
〜ごぼうで注意する事〜
●土についた雑菌がトラブルを起こす事もあります。
良く洗って土をしっかり落として、皮をむき加熱する事によって、
土の雑菌の害は防ぐ事ができます。
●サポニンという物質がトラブルを起こす事もありますので、
このサポニンを落とす事も重要です。
このサポニンという物質は、いわゆるアクという部分にありますので、
しっかり水にさらして、アク抜きをすると言う事が重要です。
●ただし、キク科のアレルギーであった場合は、調理方法を
工夫しても解決はしませんので、与えない様にしていきましょう。
(初めて与える時は、1日に少量をかかりつけ医のやっている時間帯にあげましょう。)
ごぼうの調理の方法
- 良く洗って、しっかり皮をむき、ささがきなどにして、細かくします。
- アクを抜くために、しっかり水にさらします。(水が綺麗になるまで)
- 圧力鍋などで、柔らかく煮ます。
- 薄味で味をつけて、五目ご飯や、けんちん汁などに入れます。
まとめ
- ごぼうは離乳食には向いていません。
- アレルギーに注意しましょう。
- 下処理をしっかりして、調理を工夫しましょう。
ごぼうだけ与えるのではなく、料理に少しだけ入れると和食らしくなりますね。