子供の手足の爪がガタガタになっていたり、
ギザギザになっているのに気付いたという事はありませんか?
爪の異常にはどんな原因があるのでしょうか?
また爪の異常に気付いた場合、
どのようなケアをしてあげると良いのか調べてみました。
目次
爪が健康じゃないと困る!
爪は、表皮の角質が変化して硬化して出来たものです。
爪があることによって、指先を保護してくれています。
保護されていることで、私たちは指に力をいれて物を掴んだり、
上手に歩くことが出来ます。
もし、手に爪がなかったら、物を掴むことすらできなくなります。
もし、足に爪がなかったら、普通に歩くことさえできません。
爪ってとても大事なんですね。
爪の下には、毛細血管が集中しています。
その事から、爪は血液の健康状態にとても影響されます。
子どもの爪が、ガタガタ、ギザギザになっている場合は、
しっかりとケアしてあげなくてはなりません。
子供の爪がガタガタになる原因は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、病気が原因の場合。
2つ目は、外傷が原因の場合。
3つ目は、指しゃぶりなどの癖。
4つ目は、生まれつき爪が弱い場合。
4つの原因を順番に見ていきましょう。
病気が原因の場合
【爪甲点状陥凹】
表面に小さな穴があいていて表面がデコボコになる。
【スプーン上爪】
手の爪に多く見られる症状で、爪の真ん中がへこみ周りが反り返っている爪のことをいいます。
この爪の場合は、一度病院を受診して原因になる病気がないか調べてもらいましょう。
原因になりやすい病気
鉄欠乏性貧血、甲状腺機能亢進症、外因性です。
【ばち状指】
爪が丸く盛り上がり、指の先も大きくなって曲がってしまい、太鼓のバチのようになります。
原因は酸素の配給不足と言われています。
原因になりやすい病
肺がん、肺気腫、慢性肺疾患などがあげられます。
外傷が原因の場合
【爪甲横溝】
爪の表面に横に溝ができている状態の爪です。
爪の付け根(爪母)ぶつけたり、挟めたりなどの力が加わるとなりやすくなります。
横に何本も波打っている場合は、慢性的な炎症がある場合もあります。
足の親指の爪にこの症状が出ている場合は、靴に圧迫されている事が多いようです。
ただし、爪甲横溝が、何本もの指にできている場合は、
慢性的な疾患が隠れていることもあるので病院を受診したほうがいいようです。
爪母にダメージをあたえる疾患
皮膚疾患や気管支の疾患、ストレスや亜鉛欠乏症などが考えられます。
指しゃぶりなどの癖
他にも子供ならではの、指しゃぶりや爪を噛む癖がある場合でも、
爪はガタガタしてしまったり、ギザギザになってしまいます。
爪を噛むのは、癖の場合もありますが、ストレスで無意識に噛んでいる場合もあります。
以下の記事を参考にしてください。
生まれつき爪が弱い場合
爪が生まれつき弱い子供には、タンパク質やコラーゲンを含んだ食事メニューを考えてみてください。
タンパク質といえば、チキン!と連想しがちですが、
意外にも、しらすやイワシなどのお魚に豊富に含まれています。
タンパク質に、ほうれん草やニンニクを合わせると爪を強くする効果が増します。
コラーゲンなら、手羽先や牛スジ、ホルモンなどのお肉にたっぷり。
お子さんもきっと喜んで食べてくれるのでは?
他にも、湯船に浸かって血行をよくしたあとに、ハンドクリームやアロマオイルで
マッサージをしてあげると子供の健康な爪を維持するのには効果的です。
爪の乾燥を防ぐことでも効果が期待できます。
親子のスキンシップにもなるので、ぜひ楽しんでやってみて。
大人用のハンドクリームやアロマオイルを使うのに抵抗がある場合は、
赤ちゃん用のハンドクリームやベビーオイルなどが市販されてますよ。
もちろんマッサージは、お子さんが嫌がらない程度に
やさしくマッサージしてあげてくださいね。
マッサージをしている時に、気になることが見つかった場合は、
かかりつけの小児科の先生に相談するか、皮膚科を早めに受診することをおすすめします。
正常な爪に戻るまでにかかる時間
爪は、髪の毛と一緒で爪が生えてきた時点で死細胞です。
なので、爪に異常が出てしまうと、全部が生え変わるまでは治りません。
外傷で変色したり変形してしまった場合は、爪が伸びる速度にもよりますが、
大体3~6ヵ月で正常に戻ると言われています。
病気や疾患のために生じた異常は、病気が治れば元通りになります。
まとめ
子供の爪が、ガタガタ、ギザギザになる原因は、
- 病気が原因の場合。
- 外傷が原因の場合。
- 指しゃぶりなどの癖。
- 生まれつき爪が弱い場合。
が考えられる。
子供の爪がきれいに戻るには、3~6ヵ月かかる。
子供がストレスを抱えている場合もあるので
子供の様子をしっかり観察するのも大事。