バターとマーガリンはここが違う!ファットスプレッドとは?トランス脂肪酸が多いのは?

毎朝の食事がパンだったりすると、マーガリンを良く使いますよね。

もちろん、本当はバターの方が美味しいんだけど、

硬くて使いにくし、ちょっと高いですよね。

マーガリンの方が経済的なのでついつい使ってしまいますが、

健康面ではどっちが良いのでしょうか?

調べてみたら、いろんなコワいことが判ってきましたよ〜汗

バターとは?

  • 乳脂肪分が80%以上含まれる。
  • ほとんどが牛乳の脂肪分なので風味や味が良いです。コクがあります。
  • パンに塗るには溶かしてからでないと塗ることができません。
  • 酸化しやすい。
  • トランス脂肪酸含有率は100グラム当たり2グラム

マーガリンとは?

  • 油脂(なんでも良い)が80%以上含まれる。
  • 主に植物油脂が使用されることが多い。大豆・コーン・菜種・パーム油等が使用さています。
  • バターに比べ、原料が植物油脂なので風味や味はバターほどありません。
  • やわらかく、パンにすぐに塗ることができます。
  • 油脂が80%以下だとファットスプレッドになります。
  • 加熱処理で使用すると、トランス脂肪酸が増える。
  • トランス脂肪酸含有率は100グラム当たり7グラム

ファットスプレッドって何?

簡単に言うと、マーガリンをさらに薄めたもの。

マーガリンを薄めているため柔らかくなり、

固まらないのでゼラチンや乳化剤などで形を整えるらしい。

その分、カロリーや脂質は抑えられるのですが、

味はマーガリンよりさらにあっさりしています。

そのため、ファットスプレッドには最初からチョコ味などの

風味がついている商品も多くあります。

トランス脂肪酸についてもマーガリンより抑え気味で

100グラム当たり5グラムです。

注意点としては、バターのように

サラダ油感覚で加熱調理に使えないことが挙げられます。

バターと違って、焦げ付きやすいからです。

最近話題のトランス脂肪酸って?

最近、トランス脂肪酸って良く耳にしませんか?

あまり良いイメージはありませんが、

トランス脂肪酸って何でしょう?

トランス脂肪酸とは?

⇒悪玉コレステロール(LDL)を増やし、

善玉コレステロール(HDL)も減らしてしまいます。

1.悪玉コレステロール(LDL)が、肝臓から全身にコレステロールを運搬する。

2.余った余分なコレステロールを善玉コレステロール(HDL)が回収して肝臓に戻す。

3.善玉コレステロール(HDL)が少なくなる。

4.全身に余分なコレステロールが残ってしまう。

その結果、血液がドロドロになる恐れが・・・

なので、大量摂取を続けた場合、

  • 動脈硬化
  • 心疾患
  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞

などの病気を引き起こすリスクを高めると言われています。

また、肥満の原因にもなるそうです。

人工の油『プラスチックオイル』や『狂った油』と呼ばれることもあります。

ナニそれコワい!

トランス脂肪酸、摂っても大丈夫なの?

トランス脂肪酸って怖いんですね~、知りませんでした。

『プラスチックオイル』や『狂った油』と言われているのでとっても怖いです。

ですが、欧米に比べると日本人はトランス脂肪酸の摂取量はとても少ないのです。

それは、ヘルシーな日本食をいつも食べているからです。

そもそも、トランス脂肪酸は色々なものに含まれており、

それ自体が悪だという考えは間違っています。

ただし、大量に含まれているものがあるので注意してください。

そしてその代表が、ショートニングやマーガリンです。

やはり摂りすぎは良くありません。

特に、ショートニングは揚げ物やパンやクッキー、色々なものに使われています。

結局は、油を使っている食品は注意して摂るようにして、

バターやマーガリンは通常の摂取の2倍以上毎日摂っていなければ大丈夫です。

でも、マーガリンや揚げ物を赤ちゃんに与えると、発達が遅れるとも言われているので、

自分で摂取を制限できない赤ちゃんや小さい子供にはできればあげない方が良いですね。

完全に摂取しない、というのは無理でも、

出来るだけ摂取を控える、でもいいと思います。

ショートニングもこわい!

ここまで調べてみて、ショートニングというものも出てきました。

ショートニングには、トランス脂肪酸含有率が100グラム中13.6グラム(!)と、

ダントツなので気を付けた方が良いです。

しかも、ショートニングを使うと、サクサクとした食感が出るので

特に外食産業の揚げ物に入っている可能性が高いです。

おまけに安価なので、お菓子などにもガンガン使われています。

買い物のなどの際に、パッケージ裏の成分表示を見てみると

使われているかどうかすぐにわかります。

ですので、毎回チェックすると良いですよ。

まとめ

  • バターは乳脂肪分からできていて、トランス脂肪酸含有率は、100グラム当たり2グラム
  • マーガリンは植物油脂からできていて、トランス脂肪酸含有率は、100グラム当たり7グラム
  • ショートニングには、トランス脂肪酸が100グラム中13.6グラムも含まれる
  • トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らしてしまい、大量摂取をし続けると、心筋梗塞・心疾患・動脈硬化・脳梗塞などの病気の発生リスクを高めてしまう。
  • トランス脂肪酸含有率を考えると、バターを食べた方が良い。
  • バターやマーガリンは食べても良いが、注意するのは一日の脂肪の摂取量の中でトランス脂肪酸の摂取量をなるべく少なくする事。

おわりに

調べていくうちに、ウチは毎日朝はパン食だったのですが、

日本食に変更しようかなと思うようになりました。汗

皆さんはどうでしたか?

小さいお子さんのいるご家庭に限らず朝は忙しいです。

が、お子さんのためにも、できれば日本食に変更してあげた方がいいかもしれないですね。

でも、共働きのご家庭もありますし、無理はせず、

出来るときだけ日本食を食べるでもアリだと思います。

おやつについても少し考えさせられました。

ショートニングを使用しているお菓子やスナック菓子も

やっぱり控えた方が良いと思いました。

確かに大人が食べても美味しいので、

ついつい食べ過ぎてしまうので注意が必要です。

適度にマーガリンやバターを摂取して健康で美味しい生活習慣を心がけたいですね!

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