野菜嫌いの子供って結構多いですよね。
たま〜に、「うちの子はピーマンが大好きよ!!」という子もいますが、
大抵の子供は緑の野菜が嫌いみたいですね。
母親としては、「何でも好き嫌いなく食べてよ・・・」と思うのですが、
実は、野菜嫌いには「ある原因」が隠されていました。
その原因とは・・・?
目次
子供の野菜嫌いがひどい
うちの子達も小学生になった今では、何でも食べてくれる様になりました。
が、小さかった頃は、「偏食?大丈夫?なんで食べないの?」とかなり悩みました。
義母や母からは、「こんな偏食だと将来大変だよ」と言われて落ち込みました。
そこて、野菜を細かーく刻んで、お好み焼きに入れたり、
ハンバーグに入れたり、色々工夫しましたよ。
「お願い!今度こそ食べて!」という母の願いもむなしく、
その度に、味に敏感な子供達は、苦手な野菜だけを
器用にほじくりだしてはお肉だけ食べていました。
子供の野菜嫌いは偏食ではなく、本能だった!
そんな、ある日「粗食のすすめ」で有名な幕内秀夫さんの本と出会いました。
そこには、
「子供は本能で生きています。」
「なので、苦かったり、アクがあったりする緑の野菜は、まだ熟していないと本能で判断します。」
「熟してないのだから食べられないのです。」
という内容の事が書いてあり、私はハッとしました。
「え?そういう事?」と、妙に納得。
そして、
「大人は頭で食事をしますが、子供は本能で食事をします。」
という内容の事が綴られていました。
つまり、大人というのは美味しいから食べるというよりも、
栄養学的にこれを食べると体に良いから食べると言う事も多いですよね。
確かに、幼児が「これは栄養学的に、体に必要だから食べるんだ〜」と
言っている姿は見た事ないですもんね。
そして、子供は甘いもの、暖色系の赤い物や黄色い物は、
熟れたと本能で判断するので好んで食べると書いてありました。
なるほど、本能ですか〜。
確かに、幼児の頃って何だろう?直感とか本能とか凄く鋭いですものね。
緑の野菜嫌いの原因、アルカロイドとは?
さて、子供が本能で食事をすると書きましたが、その本能が当たっていました。
そうなんです、子供が嫌いな緑の野菜には微量ですが、
「アルカロイド」という毒性のある成分が含まれているからなんです。
へ〜、知らなかった!子供って凄い!凄すぎる!いつから大人はダメになったの?
さて、そのアルカロイドですが、野菜ではナス科の野菜に多く含まれています。
- ナス
- ピーマン
- キュウリ
- トマト
- ジャガイモ
などの野菜です。
ちなみに、ビーマンも緑から黄色になると
アルカロイドはなくなり、味もまろやかになります。
そして、コーヒーや緑茶にも、アルカロイドは含まれていると言われています。
コーヒーや緑茶って、苦みがあるので苦手な子供多いですよね。
こう書いてしまうと心配になりますが、食品に含まれる
アルカロイドの毒性は、ごくごく微量なので、まったく健康に心配はありません。
ただし、スムージーなどにして、毎日大量摂取している大人は、
気になる場合は野菜を変えても良いと思います。
嫌いな野菜は食べなくても良いの?
じゃあ、子供が食べたがらなかったら、野菜は食べさせなくていいの?
疑問になりますね〜不安になりますね〜私も考えました。
〜色々な本を読んだ結果〜
大人になると味覚が変わり、コーヒーが美味しいと思う様に、
食べられない食品も減っていくのだと言う事がわかりました。
確かに、私も子供の頃は
「大人って、何であんなワサビなんて辛いものつけるの?」って思ってましたもの。
そして、緑の野菜を無理に食べさせるより、
好きな黄色い野菜(サツマイモ、トウモロコシ)などを
食べさせれば良いという事がわかりました。
黄色い野菜を食べることによって、野菜嫌いになりにくくなります。
〜うちの子供達と緑の野菜〜
うちの子供達も、幼児の頃までは、やれ何が嫌いこれが嫌いと言ってました。
が、小学生の今では、好き好んで食べるわけではないけれど、
一応まんべんなく食べる様になりましたもの・・・。
それよりも、市販のお砂糖たっぷりのお菓子の方に注意した方が良いかもしませんね。
幕内秀夫さんによると、「子供の本能は、油と砂糖に騙される」とありました。
まとめ
- 子供は、緑の野菜を本能で避けています。
- 子供が好きな、黄色い野菜サツマイモやトウモロコシをあげましょう。
- 市販のお菓子に注意しましょう。
- 緑の野菜を無理に食べさせて、食事嫌いにしない方が良いのかもしれません。
参考文献:粗食のすすめ:幕内秀夫著
こどもの食材便利帳:西東社