爪をかんでいる人、大人でも子供でも時々見かけませんか?
私が学生の頃、いつも爪をかんでいる友人がいて、
その子の爪はいつも深爪で見ているだけで痛そうでした。
もし、あなたのお子さんがある日突然、
爪を噛みだしたらどうしたらいいのでしょうか。
対処法を含めて色々調べてみました。
子供の爪噛みは自然に治る?
一言に“爪を噛む癖”と言っても個人差があるようです。
「爪噛み」をしている子供は、もはや爪を切る余地もないほど深爪で、
指先が荒れて傷ができ、甘皮がささくれています。
中には足の爪まで噛んでしまう子供もいます。
爪の先の白い部分を噛み切っている子もいれば、
さらに深爪して血が出てしまうなんて子も!
痛そうです。。。何とかしてあげたいですね。
爪噛みは、「神経性習癖」という癖で、通常4~5歳から始まり、
8~10歳までがピークになります。
それ以降は徐々に減少しますが、たまに
大人になっても癖が残る場合があります。
それでも、だいたいの人は自然に治るようですね。
とは言ってもほっておく訳にはいきません。
なぜなら・・・
爪噛みの原因は、やっぱり・・・?
「爪噛み」はいわゆる精神的な「自傷行為(※1)」なので
放っておくのは心配です。
※1 自分を傷つけることにより、心の痛みを和らげようとすること
そもそも、どんな時にその“爪噛み”が出るのでしょうか?
大人の場合と子供の場合で原因が違うようですが、
特に、子供の場合は
- 親からの愛情不足
- 欲求不満
- ゆびしゃぶりの延長
などから起こるようです。
つまり、「不満や不安からのストレスが原因」だと言われています。
- 親から自分への関心や愛情を感じないときに寂しくなったり。
- 例えば、弟が生まれて自分が放っておかれるようになったり。
- 他の兄弟の誕生日で、自分が何となく脇役になっている時。
こんな時、つい自分の爪を噛んでしまうのです。
逆に、親が厳しすぎる場合や、過干渉になっても
爪噛みの原因になります。
親が不仲なのも大きな問題です。
仕事などで子供と向き合う時間がなかったり、子供を塾などに通わせて、
思いっきり遊ぶ時間がなかったりしても起こることがあります。
これは全て子どもにとってストレス以外の
何者でもありませんね。
このように、ストレスが爪噛みの原因になるのです。
子どもの爪噛みを治す方法
まず、幼児の爪噛みの原因がどこにあるのか突き止めるようにすると、
子供を追い詰めることなくやめさせることができるようです。
無理にやめさせようとして厳しく注意するとその事がかえってストレスになり、
かえってひどくなってしまう場合があります。
例え爪噛みがなおったとしても、
- チック
- 歯ぎしり
- 指しゃぶり
- 抜毛症(髪の毛を抜いてしまう)
など他の症状が出てくることがあります。
ですので、「やめなさい」など直接的な言い方を一度やめてください。
代わりに、体に優しく触れて、噛んでいることに気付かせて
自らやめさせるようにするなど“自尊心”気付つけないようにするといいですよ。
他には、爪をいつも短く切って噛みにくくしたり、
爪噛みに気が付いたらさりげなく優しく声をかけて、
爪噛みから意識をそらしてあげるのも良いようです。
爪噛みの原因がわからない場合は、子供の心に耳を傾ける努力が必要です。
母親というのはとても忙しいものですが
何とか子供と向き合う時間を作ってみてください。
絵本を読むときに膝の上にのせたり、歩くときに手をつないだり、
褒めるときに頭をなでたりできるだけ多くスキンシップをとってください。
そして、子供の話をよく聞いてあげてください。
目を見て、相づちを打ちながら、口を挟まずに
最後まで優しい気持ちで話を聞いてあげてください。
話がわかるような年齢の子供なら、
「指や爪にはばい菌がいっぱいだから、そのばい菌が体に入ったら大変でしょ?」
「爪を噛みすぎて、爪が短くなりすぎると、爪と皮膚の間にばい菌が入るの。
そうすると病院で爪をはがして手術しなければいけないこともあるんだよ~!こわいね。」
と爪噛みの怖さを言ってみてもいいかも知れませんね。
爪噛みに有効な、にがーいアイテム
爪噛みをなおす、“バイターストップ”という商品もあります。
爪に塗って使用するのですが、塗った爪を噛むと強烈な苦みを感じます。
この苦み効果で自然に爪噛みを抑制するという薬です。
食べても安全な苦み成分を使用しているので安心して使えます。
“バイターストップ”は楽天市場にも置いてあります。
たくさん口コミがのっているようです。
爪噛み以外に、指しゃぶりにも効果的です。
まとめ
いかがでしたか。
爪噛みや指しゃぶりって簡単に考えていましたが、
起こるのにはちゃんとした理由があったんですね。
我が家の5歳の娘はたまに指しゃぶりをしていて、
「いつになったら治るのかな?」と思いながら、そっと様子を見ていました。
というのも、無理にやめさせようとするとかえって
逆効果にもなりかねないからです。
ですので、あえて気楽に構えるよう意識しています。
そして、子供に無関心になることなく、いつも気にしてあげれば
小さな変化やストレスにも気がついてあげられるかもしれません。
大人が思っている以上に子供の心は繊細です。
とても小さな悩みが原因の場合もあります。
そして、親に悟られないように我慢して、平気そうにしたりするので
親はなかなか気が付きにくいのです。
子供のために時間を作るのは大変ですが、
毎日子どもと接して子どもを理解するようにしたいですね。
そうすれば、必ず爪噛みは治ると信じています。