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いよいよ12月に入ると、忙しいですね。
師走と書いて「しわす」と読みます。
意味は、字のごとく「師」→「先生も走る」くらい忙しいという事です。
さて、今回は大晦日の意味と由来について
子供向けに、しかも簡単にお話をしていきましょう。
目次
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大晦日の意味と由来
大晦日とは
大晦日(おおみそか)とは、一年の最後の日の事をいいます。
三十日は、(みそか)と読みます。
よく、三十路(みそじ)っていいますよね。
あの、三十(みそ)です。
あの、三十(みそ)に日にちと書いて、三十日(みそか)です。
そんでもって、一年の最後の三十日(みそか)だから(おおみそか)です。
除夜の鐘って何?
1日の始まりが夜
昔は、1日の始まりが夜に始まった、と考えられていました。
ですから大晦日の夜は、新しい年のはじまりでした。
地域によっては、ご馳走を大晦日に食べる所もあります。
除夜の意味
大晦日の夜は、除夜と呼ばれていますが、
年神様を迎えるにあたり、夜通し起きていました。
つまり、夜を除く→眠らない夜という意味です。
因みに、除夜に眠ると皺ができるとか、
白髪になるとかの言い伝えがあります。
除夜の鐘は何回鳴らす?
除夜の鐘は、108回鳴らすって知ってました?
本来は、毎月の月末に鳴らしていたそうですが、
だんだんと大晦日に鳴らす様になりました。
因みに、108という数字は、仏教思想に基づいています。
108の煩悩(ぼんのう→心を惑わす、悩ませる、事です。)
つまり、108の悩みを、鐘を108回鳴らす事によって、
この煩悩をとり除く事ができると言われています。
そして、澄み渡る心で、新しい年を迎えようという事です。
除夜の鐘はいつ鳴らす?
除夜の鐘の107回は、31日中について、
最後の1回は、年が明けてからつきます。
そうする事で、煩悩に惑わされなくなるようにという
願いが込められています。
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年越しそば
さて、年末といえば、年越しそばですね。
年越しそばの由来も、お話ししましょう。
昔の江戸時代の商家は、月末は忙しかったといいます。
そこで、夜遅くまで仕事をしていて、
夜遅くにお蕎麦を食べていたといいます。
なので、年越しそばは、その一年の最後のそばという意味です。
そばは縁起が良い?
そばは、長く伸びる事から、「寿命が延びる」といわれています。
また、金細工の散らばった金のクズを集めるのに、
そば粉を練った物を使ったという事から、
縁起物としてそばを食べるという説もあります。
縁起の良い事・悪い事
それでは、最後に縁起の良い事と悪い事を紹介しましょう。
縁起の良い事
- 宝船の絵を枕の下に敷いて寝ると、良い夢が見れるそうです。
縁起の悪い事
- お掃除をしては、いけないそうです。
理由は、せっかくいらした神様を掃き出してしまうからだそうです。
わーお、気をつけないといけませんね。
まとめ
- 大晦日は、旧暦の12月30日の事です。
- 除夜の鐘は、煩悩を消すため108回鳴らします。
- 年越しそばは、江戸時代の商家のなごりです。
大晦日の意味は、いかがでしたでしょうか?
よい、お正月をお迎えしましょう。