お米を研ぐのって面倒ですねー。冬は寒いし冷たいし、いくら研いでもなかなか水は透明にならないし、なんとかならないものか?といつも思います。
まあ、無洗米を買えば良い事なんですが、たまーに実家の親が農家の親戚からのおすそ分けとか言って送ってくるんです。
別に、研げばいいんですけどねー、なんせ面倒なんです。
ページ内で自宅で無洗米が作れるおすすめの無洗米機(PR)も紹介していますのでチェックしてみてください。
と言う事で今回は無洗米の作り方について紹介していきたいと思います。
目次
無洗米は普通の米と何が違うの?
まず、普通のお米と無洗米の違いは、精米されたあとのお米についている「肌ヌカ」という部分の処理されているかされていないのかの違いになります。
そのため無洗米は、お米を炊く前に水で研ぐ必要がなくなります。
無洗米を使う事で家事の時間短縮や水道代の節約などのメリットがあります。
では、どのようにして「肌ヌカ」を除去しているかと言いますと、専用の機械の中でブラシで擦りとるっていうのが多いです。
無洗米の上手な作り方
無洗米には4つの作り方があります。
ぬかを利用して作ることができます。
ぬかを利用して作ると言っても、他からダイレクトにぬかを持ってきて、入れるわけではありません。
遠心分離機の様な筒型の機械に白米を入れて撹拌(かくはん:かき混ぜる事)します。
するとぬかだけが剥がれて、筒の内側にくっつき、また、ぬかが剥がれてぬかにくっつくという要領で、どんどんぬかが剥がれて行く仕組みです。
タピオカを利用して無洗米を作ることもできます。
タピオカはでんぷん質の為、ぬかを吸着する働きがあるといわれています。
その吸着力を利用して、ぬかをはがし取るという方法です。
どちらにしても、タピオカも食品の為、安全に食べる事ができます。
水で洗う無洗米の作り方もあります。
水で洗うのは、自分で研ぐのと変わらない方法ですが、やはり、自分で研ぐのは面倒なので、機械が水であらかじめ洗ってくれるのは、楽ちんですね。
ちなみに、販売されている水洗いで出来た無洗米は、水で洗った後に強風で乾燥させているそうです。
最後にブラシ式で無洗米を作る方法もあります。
こちらは、お米をハケの様なものでブラッシングしてあげる感じです。
パラパラとブラッシングしてあげることで、お米の表面ぬについているぬかが剥がれ落ちます。
自分で無洗米を作るなら近所の精米機
色々な方法を調べて見ましたが、残念ながら家で出来そうなのは、水洗いしかありませんでした。
ただし、企業がやっているように大型の扇風機があるわけでもないので、乾燥させてしまっておくわけにはいきません。
そうなるとその都度水洗いをする感じで、普通に水で研ぐのと変わらなくなります。
どうしても、無洗米を家で作りたければ、近所の精米機を利用する手があります。
たまーに、見かけますが、使ったことはありません。
精米機をかければ良いのですが、少量だと面倒ですね、、、。
それに、精米機は幹線道路沿いにあるケースも多く、車を停めるのもヒヤヒヤものです。
そう考えると少しばかりのお米を、精米機にかけに行くのもかなり効率悪いです。
通販で無洗米機が買えちゃう時代
そんなことを考えていたら、いい考えが浮かびました!!そうなんです、無洗米機を買ってしまえばいいのです。
いまや、通販の時代!!ネット検索すると、小型の無洗米機が売ってました。
ちなみに、一合から精米できるので、精米したてのご飯が食べらいて、よいこと尽くし
ですね。
お米は精米したとたん、旨味も栄養もだんだん飛んでしまいます。
精米したてを食べるのが、とっても美味しいんです。
だから、毎回毎回食べる分だけ精米して食べるのがよいですね。
なんだか〜とても贅沢ですね。
無洗米のデメリット
- 価格が高い
- 香りが少ない
- 種類が少ない
無洗米は普通のお米と比べ、肌ヌカを取り除く作業の工程が含まれる分少し価格が高いのが特徴の1つです。
10kgで数百円程度だとは思いますが、家族が多い家庭やお米をよく食べるという人には少し気になるところですね。
肌ヌカを処理し乾燥させる工程があるからか、普通のお米より香りが少なく感じるひともいます。
普通のお米に食べ慣れた人だと少し味気なく感じるかもしれませんね。
しかし、技術はどんどん向上しているので、昔に比べたらほとんど気にならない人もいると思います。
あと、普通のお米に比べて無洗米は種類が少ないです。
最近では、普通のお米の種類がかなり増えてきている中、加工できる工場が少ないためスーパーなどで購入できる無洗米の種類はとても限られています。
そのため品種にこだわってお米を買っているひとは不便に感じるかもしれません。
無洗米の正しい炊き方
無洗米を使わない人の意見として「味がまずい」という人もいるようです。
しかし、普通のお米と無洗米では炊き方に違いがあり、美味しくないと感じる人の原因はお米の炊き方にあるのです!
無洗米は肌ヌカを取り除いている分お米の自体の量が多くなります。
そのため普通のお米と同じ量のお水で炊いてしまうと少し固めに炊きあがってしまいます。
また普通のお米は研いでいるときにある程度水を吸収するため、無洗米はその分の水が必要なのです。
無洗米の炊き方のポイントとしては「1カップのお米に対しプラス大さじ1、2杯」多く水をいれることで美味しく炊くことができます。
毎回大さじ1、2杯いれる手間がめんどくさいという人は無洗米用のお米カップを使ってみてくださいね。
こちらの計量カップなら、普通のお米と無洗米の両方に対応していますので便利です。
こんな無洗米はまずいから買っちゃダメ!
無洗米を買う時に気にしてほしいのが、米粒の大きさです。
「あ!この無洗米、安い!」と思ってもすぐに飛びついてはダメ。
まずは、お米の粒の大きさをしっかり確認するようにしてください。
米粒が妙に小さいものは、いわゆるクズ米の可能性があります。
クズ米とは、玄米をついて精白する時くだけてくずになった米や、虫くいの米などです。
あまりに安すぎる無洗米は品質に疑問が残りますので、買わないことをおすすめします。
なお、無洗米であっても保存方法は普通のお米同様に気を使う必要があります。
お米の保存方法については別ページで詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。
関連記事お米の保存方法は常温?袋のまま?美味しく保存するコツを紹介
無洗米の作り方まとめ
無洗米を美味しくないと感じる人もいるようですが、実際にはお米自体の味には変化はなく研ぎ方を工夫するだけで実は美味しく食べられます。
手間を省きたい人、節約思考の人、お米の品種にこだわりたい人、とにかく価格が安い方がいい人、様々な状況に合わせ無洗米を選んでみてくださいね!
ただし、あまりに安すぎる無洗米はクズ米の可能性があるためまずい可能性があります。
精米するとお米は劣化しますので、毎回毎回、精米したてを食べるのが、栄養的に味覚的によいですね。
ちょっとした金額で精米機は買えるので、ちょっと奮発して買ってみるのもよいかもしれません。
無理して高いお米を買わなくても済むので、節約にもなるかもしれませんね。