いつも元気で、飛んだり跳ねたり、と騒いでいる子が急に大人しくしているときってありますよね。
うちの子達も急におとなしくなった時には、「あー今日は大人しいな〜、こんな日もあるのね〜楽チン!!」などと、気楽にしていました。
で、まったりとお茶を飲んでいる時に「お母さん、耳が痛い」「お母さん、頭が痛い」と言い出すので焦ります。
「もしや?病気?」と気がついた時は、病院のやっていない時間帯だったりしました。
今回は、子供の「耳が痛い」は、何の病気なのか?そして、真っ先にやる事と応急処置について、まとめてみましたので参考にしてみてくださいね。
目次
子供の「耳が痛い」は何の病気?
子供が「耳が痛い」と言った時は、まず、耳の病気を疑ってください。
子供の耳の病気というと、代表的なのが中耳炎です。
〜中耳炎とは〜
鼓膜の奥の中耳という空間に、細菌が入り込み炎症を起こしたりする病気です。
中耳炎には、急性中耳炎と滲出性中耳炎と慢性中耳炎の3つがあります。
○急性中耳炎→熱が出て耳が痛くなる。
○滲出性(しんしゅつせい)中耳炎→水がたまり、音が聞こえにくくなる。
○慢性中耳炎→耳垂れが続き、音が聞こえにくくなる。
引用元: お役立ちツール
参考サイト:大正富山医薬品株式会社より引用
☆耳と鼻は繋がっているので、風邪をひくと細菌が鼻から入り込み中耳炎になりやすいと言われています。
また、子供は大人に比べて耳管が短いため、細菌が鼻から入りやすいとも言われています。
病院がやっていない時はどうする?
子供が耳が痛いと言った時、病院がやっている時は連れて行けば良いのですが、厄介な事に、なぜか子供が痛いと言い出すのは、病院がやっていない夕方や夜だったりするんですね。
(昼間は、遊びで忙しいのか?痛いのを忘れてるのでしょうか?)
子供が耳が痛いと言い出したら、まずすることといったら熱を計ることです。
熱が無い→夜間救急ダイヤルに電話する。
熱がそんなに高くなければ、自宅で様子を見て、各市町村がやっている夜間電話相談などに電話して、専門家の指示を仰ぐと良いでしょう。
(これは、だいたいどこの市町村でもやっていて公報誌に載っています。)
また、自分の市町村がやっている夜間救急ダイヤルがわからなければ、#️8000をダイヤルすると、厚生労働省の夜間救急ダイヤルに繋がります。
熱がある→夜間救急外来に行く。
ある程度熱があり、耳の痛みが激しい時は、夜間救急外来に行く事をお勧めします。
どこの市町村でも、夜間救急外来や当番医が決まっていますので、そちらを受診する事をお勧めします。
(これも、市町村の公報誌に載ってたり、市町村のホームページに出ています。)
かなりの高熱で意識が無い→救急車を呼ぶ。
かなりの高熱があり、意識がなくなったりしていた時は、迷わず救急車を呼んでください。
救急車を呼ぶ時は、
- 自宅の住所
- 子供の名前
- 生年月日
これらを聞かれます。
気が動転して、答えられない事の無いように、電話のそばに貼っておきましょう。
☆頭の中が真っ白になって、答えられなくなるのです。笑い事ではありません!
中耳炎の時の応急処置
一般に言われているのが、以下の様な応急処置です。
- 耳のまわりを冷やす。
- 鼻づまりを解消する。
- 耳の外を拭く。(耳ダレがあった場合)
- 体を立てる。(寝ていると鼓膜が圧迫されて痛みます。)
- 市販の熱冷ましを飲む(薬局の薬剤師さんに相談)
まとめ
- 子供が耳が痛いといったら中耳炎を疑いましょう。
- 病院のやっていない時間帯は、夜間救急ダイヤル、夜間救急外来を使用しましょう。
- かなりの高熱だったり、意識の無い時は迷わず救急車を呼びましょう。
- 自宅で様子を見る時は、耳のまわりを冷やす等の応急処置をしましょう。
☆子供の「耳が痛い」は何の病気?はいかがでしたでしょうか?
夜中に泣き出されると焦りますね〜。
普段から、夜間救急外来や夜間救急ダイヤルなどは調べて貼っておくと、いざという時に慌てなくて済みますね。