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暑い8月を過ぎると9月ですね。
9月の祝日といえば、敬老の日です。
以前、子供達の通っていた幼稚園では、毎年おじいちゃんおばあちゃんに自分で書いた
手紙を郵便局まで持って行って、ポストに投函するという授業をやっていました。
今通っている小学校でも、おじいちゃんおばあちゃんに手紙を書いて出すという授業があります。
毎年届くかわいい手紙に、孫の成長を感じて喜んでくれているみたいですよ。
今回は、この敬老の日の由来と意味について子供向けにお話したいと思います。
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敬老の日とは?
「長年にわたり、社会に貢献してきた老人を敬い、長寿をお祝いする」という趣旨で始まった祝日です。
(国民の祝日に関する法律より要約)
敬老の日っていつ?
ところで、敬老の日っていつなのでしょうか?
9月だったのは記憶しているのですが、日って決まってましたっけ?
数年間のカレンダーをみると、あれ?日がバラバラです。
これって??と思って調べてみると、平成15年の祝日法改正より
9月第三月曜日に決まっている様です。
平成14年以前は、9月15日に固定されていました。
なるほど、ちなみに平成15年の祝日法改正ですが、
ハッピーマンデーと呼ばれている法改正で、
あなたもよく耳にすると思います。
この制度、土曜日と日曜日が休みの会社が多い関係で、
月曜日を休みにして3連休にしようという趣旨で作られた祝日です。
という事で、2016年の敬老の日は、9月19日(月)になります。
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敬老の日の由来について
さて、敬老の日が、第三月曜日になったという事は分かりました。
しかし、その前の9月15日には、どんな由来があるのでしょうか?
これには、諸説ありまして、その一つの説が、
兵庫県多可郡野間谷村で敬老会を開かれたのが始まりとされています。
その第一回目が、昭和22年9月15日だったという訳です。
こちらの敬老会、お年寄りの知恵を生かして社会に生かそうという趣旨で始まりました。
農業がちょうど一段落ついた気候の良い時期が良いと、
9月15日が選ばれたと言われています。
そしてもう一つの説は、あの大和時代にまで遡ります。
なんと約1500年前に遡るのです。
大和時代といえば、聖徳太子ですね。
十人の話を同時に聞いたという逸話で有名な聖徳太子です。
以前の一万円札にもなっていましたね。
その聖徳太子が、貧しい人や孤児のために、現在の大阪市にある
四天王寺内に悲田院(ひでんいん)という施設を作ったの日が9月15日でした。
養老7年(723年)の出来事で、日本最古の福祉施設となりました。
その福祉精神を記念して、9月15日を敬老の日としたという説になります。
そして、そこでは沢山の薬草等が栽培されて、
現在の老人ホームの原型だとも伝えられています。
他にも、養老の滝と関係するとの説もあります。
敬老の日と一言でいっても、本当に奥が深いんですね。
まとめ
敬老の日の意味と由来についてはいかがでしたでしょうか?
- 敬老の日は、平成15年の法改正により9月15日から第三月曜日になりました。
- 敬老の日の由来は、兵庫県の敬老会に由来する説と聖徳太子が施設を作った日に由来する説と二つあります。
さて、今年の敬老の日には、子供達はどんな手紙を送るのでしょうか?
おじいちゃん、おばあちゃんには、いつまでも元気でいて欲しいですね。