子供はインジェクション加工肉を食べて大丈夫?添加物は?

育ち盛りの子供は、お肉も大好きですよね?

我が家も、たまーに週末になると、息子にせがまれて、家族で焼き肉やら、ステーキやらを食べに行く事があります。

特にチェーン店系のお店のメニューをみると、かなりの安い価格でステーキが提供されている事があります。

スーパーで同じ物を同じ量だけ買おうとしたら、この価格では買う事ができないはずなのですが・・・

なので、「大量に仕入れているから安いのだろうか?」と私は勝手に思っていました。

が、どうやら、安いお肉は、たいてい「インジェクション加工肉」が使われているからなんでです。

インジェクション加工肉?

なにやら恐ろし気な感じですが、一体どんなお肉なんでしょう?

食べても問題はないのでしょうか?

今回は、インジェクション加工肉について調べてみましたので、参考にしてみてくださいね。

インジェクション加工肉は結着剤で固め形状を整えた食肉

インジェクション加工肉は、成型肉の一種です。

成型肉とは、細かいくず肉や内蔵肉を軟化剤で柔らかくし、結着剤で固め形状を整えた食肉のことです。

市販のサイコロステーキ・ハム・ウインナーとなっているケースがあります。

つまり、安い肉になんらかの添加物を加えて、高い肉と代わらない味と見た目に整えた肉ということなんですね。

具体的な方法としては、100本くらいある剣山のような注射器に和牛の脂肪と添加物を注入して完成します。

それを、固い赤身の輸入肉に刺して、膨らませて霜降りを作るという加工です。

注射や注入の事をインジェクションと呼びますので、そのままの意味です。

技術の進歩からか、本物の霜降り肉と遜色ない仕上がりになるそうです。

安くておいしい霜降り肉が食べられるなら、うれしいことかもしれません。

ですが、気になるのは、やっぱり添加物ですよね。

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インジェクション加工肉はあまり子供にはおすすめしない

インジェクション加工肉に含まれる主な添加物は結着剤(リン酸塩)と発色剤(亜硝酸ナトリウム)です。

結着剤(リン酸塩)は、肉と肉をつなぎ合わせるために使います。

リン酸塩が添加された食品をたくさん食べると、カルシウムの吸収を邪魔をします。

結果として、骨が弱くなり、骨粗しょう症になる危険性が指摘されている。

発色剤(亜硝酸ナトリウム)は、肉に添加すると、美しいピンク色に染まります。

ボツリヌス菌や病原性大腸菌o-157の増殖を止める効果があります。

しかし、劇物に指定されていて、食品に添加できるのがおかしいと思えるほど。

インクジェクション加工肉に注入されている物が、牛脂だけなら問題ありませんが、添加物が注入されているとなると子供に日常的に食べさせるのは良くありません。

インクジェクション加工肉よりも栄養と疲労回復効果のある豚肉をおすすめします。

別ページで豚肉と栄養とおすすめレシピを紹介していますので、そちらのページもご覧ください。

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インジェクション加工肉を見分ける方法

インジェクション加工肉や成型肉の見分け方は簡単です。

スーパーなどでの販売する場合は、「成型肉」と表示しなくてはならない義務があります。

なので、スーパーで買いものをするときは、まずはパッケージを良く読みましょう。

パックの裏にもシールが貼ってある場合がよくあるので、見落とさないようにしてください。

ですが、外食産業ではそういった表示義務はないんですね。

ですので、表示がされていたとしても、妙にあいまいな表示がされているお店が多いです。

例えば、

  • 霜降り加工
  • やわらか加工
  • カットステーキ

といった表現を見つけたら、成型肉だと思って間違いないです。

ごくまれに全くの無表示という店もありますがなんだか偽装っぽくていやですね。

外食での「成型肉」表示は義務ではないにしても、こういうお店は最初から利用しないのが得策です。

インジェクション加工肉を食べる時の注意点

インジェクション加工肉は悪いイメージがありますが、たまに食べる程度のであれば問題ありません。

ただしレアでは絶対食べないようにしてください。

牛肉は、レアでも大丈夫というのが定説ですが、インジェクション加工をされた成型肉の場合は一枚肉とは違います。

表面が焼けていれば中身はレアでも大丈夫という訳にはいきません。

必ず、中心部まで火を通して食べる事をおすすめします。

また牛乳アレルギーのある人にはインジェクション加工肉は注意が必要です。

牛脂を注入する時の添加物として、牛乳に含まれているカゼインという成分を使っている場合があります。

ですので、牛乳アレルギーのある人は、アレルギー反応がでる場合があります。

心配な場合は、一枚肉を選ぶ事をおすすめします。

インクジェクション加工肉はほどほどにする

インクジェクション加工肉まとめ
  • インジェクション加工肉とは、固い赤身の輸入牛肉に、和牛の脂を注射針で添加物と一緒に注入したもの。
  • スーパーでは、表示の義務があるが、外食産業では表示の義務がない。
  • 成型肉のため、レアで食べる事はできない。

インジェクション加工肉については、いかがでしたでしょうか?

安い物には裏がある。

外食産業に表示義務がないなんて!!ビックリでした。

外食も楽しいですが、たまにでないと体にあまり良くないと言う事がわかりました。

美味しい物をちょっぴり食べる事の方が、健康的なのかもしれませんね。

食べ盛りの子がいると、そうもいってもいられませんが、インジェクション加工肉はほどほどにしましょう。

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