赤ちゃんの肌は敏感なことが多く乾燥する季節はなおさら心配になってしまいますよね。
赤ちゃんは、肌が大人の半分しかなくとてもデリケート・・・
「赤ちゃんの直接触れるものだからこそ安全なものを使いたい!」
母親なら誰でもそう思うはず。
しかし、様々な種類の保湿剤があるからこそどれがいいのか迷ってしまうというお母さんも多いかと思います・・・
そこで今回は、フケや乾燥肌に効くおすすめの赤ちゃん用の保湿剤をご紹介します。
ページ内でおすすめの赤ちゃん用保湿剤(PR)も紹介していますのでチェックしてみてください。
目次
赤ちゃんのふけの原因は、お母さんのホルモンが関係している
赤ちゃんの頭皮のふけは、生まれるときにお母さんのおなかの中から持ってきた、お母さんのホルモンが影響していると言われています。
生後間もない赤ちゃんは、お母さんのホルモンの影響で皮脂が多くなっています。
しかし、毛穴が未発達な赤ちゃんは皮脂を上手に分泌させることが出来ず、毛穴を詰まらせてしまう事があります。
毛穴に詰まった皮脂や汗が原因で、湿疹が出来、ふけの原因になってしまいます。
基本的には成長とともに、ホルモンも減っていきふけの症状も治まってくるので心配しすぎなくても大丈夫です。
乳児脂漏性湿疹の主な症状
乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)とは、皮脂の分泌が盛んな頭部、眉間、顔面、耳のまわりなどに赤み、ブツブツ、 膿疱 のうほう (膿をもった水ぶくれ)があらわれ、黄白色のかさぶたができる症状です。
生後間もない頃に母親のホルモンの影響で出来てしまう湿疹の事を言います。
赤ちゃんのふけの主な原因が、この乳児脂漏性湿疹と言われています。
もし、以下のような症状が出たら、乳児脂漏性湿疹の可能性があります。
- 首より上にだけ、赤い湿疹が出来ている
- 頭やおでこ、眉毛などにふけのようなかさかさした物が出来ている
- 首より上にだけ、黄色いかさぶたの様なものが出来ている
- 首より上に発疹が出来ているが、痒がってはいない
ふけの予防や、解決におすすめのケア
乳児脂漏性湿疹が原因のふけの場合
乳児脂漏性湿疹は、皮膚を清潔にすることが一番大切です。
乳児脂漏性湿疹の予防やケアには、特別なシャンプーがなくても大丈夫です。
赤ちゃん用のシャンプーや、固形石鹸で優しく洗い、しっかり洗い流してあげましょう。
ゴシゴシ洗いは赤ちゃんの皮膚を傷めるのでだめです。
病院などでの沐浴指導では、顔はあまり石鹸で洗いませんよね。
でも、ぽつぽつと発疹が出始めたら、たまには顔も石鹸で洗ってあげてください。
石鹸を使う事で、毛穴の皮脂がきれいにとれ、脂漏性湿疹の症状は解決されます。
黄色いかさぶたのようなものが、厚く硬くなってしまっている時は、お風呂に入る前にベビーオイルをつけておくと、洗った時に取れやすくなります。
また、「脂漏性」と聞くと、保湿を避けたくなるかもしれません。
でも、皮脂をとった乾燥したままの肌は、乾燥を防ごうと、かえって皮脂が多く分泌されてしまい、毛穴の詰まりにつながります。
洗った後は、ベビーオイルやワセリンなどをうすく塗って、保湿してください。
乳児湿疹はどの赤ちゃんも通る道かと思います。
生後3~4ヵ月後は特に、皮脂の分泌が少なくなります。
その結果、水分保持ができず乾燥します。
肌荒れして乾燥した肌はとても傷つきやすいので、小さい傷からでも細菌感染します。
ウィルスや細菌が乾燥してできた傷から侵入し、風邪や下痢など病気につながる可能性もあります。
乳児湿疹や病気を防止するためにも、赤ちゃんの皮膚の状態を観察して、保湿調整することは大切です。
乾燥が原因のふけの場合
赤ちゃんのふけには、もう一つの原因があります。
それが、乾燥です。
特に、生後半年を過ぎたころから出るふけの場合、乾燥が原因の可能性があります。
お母さんから受けたホルモンの影響が治まると、今度は皮脂が少なくなり、乾燥がひどくなってしまう事があります。
乾燥がひどい時は、洗いすぎに注意が必要です。
汚れが落ちる程度に優しく洗い、入浴後はしっかり保湿して下さい。
保湿力の高いシャンプーを使うのもおすすめです。
保湿力はベビークリーム>ベビーオイル>ベビーローション
- ベビーローション:乳液タイプの保湿剤でベタつかず使いやすさが特徴です。
- ベビーオイル:保湿力の高いオイルタイプの保湿剤です。
- ベビークリーム:部分的に使う保湿剤。
上記が保湿力が高い順になります。
全部使うというよりも状況に応じて使い分けるのがおすすめの保湿剤の使い方です。
特にベビーローションは、体だけでなく顔や手足にも全部使えるので、どの保湿剤がいいのか迷ってしまう時にはぜひベビーローションがおすすめです。
赤ちゃんの保湿効果だけでなく、スキンケアの際に赤ちゃんと触れ合うことで寝つきがよくなったりと、ママにとっても赤ちゃんにとっても良いことがたくさんあります。
無香料のものもありますが、ほんのりアロマの匂いがするものもあり、赤ちゃんもママもリラックスできるかもしれません。
お風呂あがりに保湿剤を塗ってあげるのを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんの保湿剤おすすめランキング!
すやすやタイムローション【ジョンソン・ベビー】
ジョンソン&ジョンソンから出ているベビー用のローションで、デリケートな赤ちゃんの肌に合わせて作られているようです!
私も実際に使ったことがありますが、ほんのり良い香りもしてお風呂上がりにはぴったりな保湿剤になります。
乳液タイプでとても伸びがよく全身に濡れるのでおすすめです。
保湿全身ミルキィローション【アトピタ】
しっとり保湿する成分が入っている乳液タイプの保湿剤です。
伸びがいいので小さな赤ちゃんにもサーっと塗ってあげることができ、ベタつくこともありません。
無香料、無着色、ノンアルコールでアレルギーテスト済みなのでとても安心して使うことができますね。
ベビーミルクローション【ピジョン】
保湿効果もありますがべたつかずサラサラ系の保湿ローションで、300mlも入っているのでたっぷり家族みんなで使えます。
敏感肌の子にも使えてとても使いやすいローションです。
オーガニックミルクリョーション【アロベビー】
保湿効果が高く、なんといってもオリーブ油、シア脂、ホホバ種子脂、ヒマワリ種子脂、イタドリ根エキスといった天然成分が沢山入っているのも魅力的ですよね。
赤ちゃんのすべすべの肌を守ってくれます。
ピジョン薬用ローション【ももの葉】
ももの葉エキスが入った無添加のローションです。
弱酸性、低刺激であせも、肌荒れにも効果があるようです。
赤ちゃんのふけにおすすめのシャンプー【アロベビー オーガニック ベビーソープ】
小さなうちは頭用と身体用を区別せず、全身に使えるシャンプーがおすすめです。
髪の毛が絡まったり、寝癖が酷くなったら、頭専用に切り替える目安です。
固形石鹸でも十分ですが、泡立てるのが大変ですよね。
そんな時はこんなおすすめ商品アロベビーのオーガニックベビーソープです。
アロベビーのオーガニックベビーソープは99%以上が天然由来の成分を使用しています。
ダマスクバラ花油やラベンダー油なども配合されていて、保湿にも効果的です。
泡で出てくるのも嬉しいですよね。
赤ちゃんの乾燥肌対策の基本
赤ちゃんの乾燥肌対策というと、つい色々な物を塗る事ばかり考えてしまいます。
しかし、まずは、基本的な乾燥肌の対策をしっかりすることがポイントだと思います。
その上で、肌にやさしい保湿剤を使っていきましょう。
まずお風呂に毎日入れましょう。
特に乳児湿疹のある時は、添加物の含まれていない
純粋な石けんで洗う事をおすすめします。
お風呂の温度にも注意してください。
あまり熱すぎると、必要な皮脂をとってしまいカサカサの原因になります。
入浴剤はおすすめしません。
赤ちゃんの肌はデリケートです。
入浴剤の成分にかぶれてしまう事もありますので、入浴剤を入れる事はあまりおすすめできません。
赤ちゃんの肌はデリケートです。
石けんを泡だてて、その石けんの泡であらうようにしましょう。
大人のアクリルのタオルなどでこすらない様にしてください。
イメージはママが顔を洗う時の様な感じで、泡で包み込む感じです。
お風呂以外では部屋の温度も大切です。
特に冬は暖房が効きすぎていることがあるので湿度計を使ったりして適度な湿度と温度を保ちましょう。
あまり乾燥するようでしたら、加湿器を使うのも手ですね。
加湿器がない、という時はポットの蓋を開けておくのも保湿効果があります。
実は乾燥肌?!新生児こそ保湿が必要?
プルプルでスベスベでモチモチな肌を持つ新生児。
ずっと触っていても飽きないくらいの触り心地。
乾燥肌とは無縁だと思っていました。
でもやはりそれは、まだ生まれたばかりの新生児。
水分を皮膚内に保持する機能は、まだ未発達なのです。
たとえ、体内水分が体重の8割以上を占めるとはいえ、それを保持できる機能がなければ、すぐ蒸発して乾燥してしまうのです。
そして、水分を失った皮膚は、傷つきやすいのです。
自分の爪で軽く引っかいてしまったり、服が引っかかったりと、こんなことでも簡単に傷がつくかもしれません。
赤ちゃんの肌は、大人の肌では考えられないほどもろいのです。
赤ちゃんの皮膚は大人の肌の半分薄い
実は、赤ちゃんの皮膚は、とても薄くて通常大人の肌の半分なのです。
大人さえ乾燥してしまう季節は特に、赤ちゃんの皮膚は2倍または2倍以上乾燥しているといっても過言ではありません。
また、暑い季節だからといって保湿を忘れてはいけません。
必要以上に肌を露出していると、その肌から水分が蒸発し乾燥してしまいます。
かといって、汗をかきっぱなしでは、汗疹になってしまいますので、調整は大切です。
お母さんのおなかでは、羊水で皮膚も乾燥から守られていました。
外の世界に出て、直接的な肌への衝撃や紫外線、ウィルスや細菌、ほこりなど、赤ちゃんの肌にとっては未知の世界です。
我が家の赤ちゃんの乾燥肌対策
私の育児で1番の優先順位は、赤ちゃんの睡眠=自分の睡眠でした。
できるだけ長く寝させる!という目標のために、お風呂上りにはオーガニックのラベンダーのアロマ入りのベビーローションで、ベビーマッサージをしていました。
マッサージは新生児にとって軽い運動にもなるので、寝つきがよくなりました。
さらに便秘予防にもなるし、身体全体の保湿にもなります。
また、スキンシップにもよいと思います。
結果、お風呂上りにローションやクリームを使ってのマッサージは、まさに一石四鳥でした。
朝外出するときは、日焼け止めのローションを塗っていました。
そして汗をかいたときは、こまめに着替えをさせていたと思います。
体質もあると思いますが、そのおかげか、娘も息子も乳児発疹は、本当に短期でそして軽症でした。
アトピー性皮膚炎の可能性がある場合は病院に相談してください
赤ちゃんのふけの主な原因になる乳児脂漏性湿疹は、痒みを伴わないのが特徴です。
ですので、
- 赤ちゃんが痒がる
- 自宅で2~3週間ケアしても、全く改善されない
- 発疹箇所が、グジュグジュしている
などの症状がある時は、アトピー性皮膚炎や他の皮膚疾患の可能性があります。
小児科もしくは皮膚科を受診しましょう。
赤ちゃん用おすすめ保湿剤まとめ
保湿剤といってもたくさんの種類があり迷ってしまいますよね。
赤ちゃんのことだと普段より慎重になってしまったり、不安に思うことも多いかと思います。
もちろんその子によって敏感肌、乾燥肌などタイプが違うので、それぞれにあった保湿剤選びがとても大切になってきます。
ぜひ、お気に入りの保湿剤を見つけ赤ちゃんとの素敵なスキンシップの時間を過ごしてはいかがでしょうか。
なお、赤ちゃんにおすすめしない保湿剤はワセリンです。
よくお医者さんからワセリンをもらう事があると思いますが、ワセリンは石油系の鉱物オイルのため、毛穴を塞いでしまいます。
結果、皮膚呼吸が妨げられるので、あまり好ましくはありませんので赤ちゃんに使うのはやめてください。
幸いにも我が家の子供たちは、脂漏性湿疹が出ることはありませんでした。
が、ほっぺにぽつぽつが出始めることはありました。
そんな時は、助産師さんに教えていただいたように、石鹸で洗うようにしていました。
乾燥で湿疹が出始めた時も、小児科に行ったついでに保湿クリームをもらい、ケアをしていました。
ふけが出ると、汚れが落ちていない気がして、ゴシゴシ洗ってしまいがちですが、逆効果なのでやめてください。
脂漏性湿疹によるふけも、乾燥性のふけも、洗いすぎてしまうと肌を傷つけ、かえって症状を悪化させてしまいます。
洗いすぎに気をつけながら、ケアしてあげてください。
自宅ケアでも、痕も残らずきれいに治るので、安心して見守ってあげてください。