『ごっこ遊び』と子どもの発達の意外な関係。遊びの種類もご紹介

子どもの頃、「ごっこ遊び」をして遊んだという方は多いのではないでしょうか?

私も子供の頃は、おままごとやお店屋さんごっこを妹とよくしていました。

そんな私が母になり、今では子どもと「ごっこ遊び」をするようになりました。

「ごっこ遊び」と言ってしまうと、ただ遊んでいるだけのような気がしますが、

実は、ごっこ遊びは子どもの発達にはとても大切な遊びなんです。

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ごっこ遊びで子供はどう発達する?

ごっこ遊びとは、子どもが物事を真似して遊んだり、

見立て遊びをしたりすることをいいます。

ごっこ遊びをすることで、

  • 想像力(創造力)
  • 体の感覚や運動能力
  • 社会性
  • 言語力
  • 人に対する意識

などに良い影響があるようです。

まず、子供が1歳前後に成長すると、お母さんやお父さんの行動を

見たままにまねっこをして基本的な行動を身につけていきます。

バイバイやおいでおいでなど、

真似しやすい動きをたくさん見せてあげることで

大人の真似をするようになります。

そして、1歳半を過ぎると、何かをする

”フリ”をすることができるようになります。

ジュースを飲むふり、食べるふり、寝たふりなどでね。

2歳前後になると、見立て遊びをするようになります。

例えば、ブロックを車に見立てて走らせて遊んだり、

テレビのリモコンを電話に見立てて遊んだりができるようになります。

そして3歳以降から就学前がごっこ遊びの全盛期で、

役割を演じて遊ぶようになります。

テレビのヒーローと悪役、店員さんとお客さん、

お医者さんと患者さんなど、役割を演じて遊んでいます。

この「ごっこ遊び」の中で、社会性の基礎を築くとともに、

想像力を育てる時期に入ります。

このように、ごっこ遊びと一言で言っても成長とともに、

遊びの内容は変化していきます。

毎日たくさんのことを遊びながら学んでいるんですね。

では、世の中のお母さんたちは

どんな「ごっこ遊び」を子供としているのでしょうか?

少し調べてみました。

いろんなごっこ遊びをご紹介

女の子だとやはり、おままごとが断然人気ですよね。

登場人物を変えれば色んな設定が作れるので、

あまり飽きないのもいいのかもしれません。

他には、お店屋さんごっこ、お医者さんごっこ、

幼稚園の先生、お人形遊びが出てきました。

お店屋さんも、いろんなお店があると思うので、

スーパーやコンビニ、お花屋さん、ケーキ屋さんなど、

設定できるバリエーションが多いので飽きずに遊べそうです。

お医者さんごっこも楽しいですよね。

私の親は、本物の体温計や包帯を使っていました。

もちろん、遊びで使ってしまうと本当に怪我をしたとき使えないので、

遊び用を作ってくれていたんだと思います。

他にもレストランやケーキ屋さんは、おもちゃで見立て遊びをしたり、

本物のお皿や調理器を貸りて遊んでいました。

お店やさんごっこの延長で家事のお手伝いを

やりたがる子供も大勢います。

これは母親にとってもありがたいことですね。

男の子でも、おままごとが好きだったり、

お人形遊びが好きだったりあると思います。

段ボールやロープを使って電車やバスの運転手さんになったり、

忍者ごっこや、戦隊ヒーローや悪役などに分かれて遊んだりとかがあると思います。

警察官や消防士さん、パイロットなど

お仕事系のごっこ遊びも面白そうですよね。

私は三姉妹でしたが子どもの頃、忍者アニメを見ていて、

妹とよく忍者の真似をしていました。

母のスカーフや少し大きめのハンカチを頭に巻いて、

いかに足音を立てずに静かに歩けるかを競ったり、

折り紙で手裏剣をたくさん作って投げて遊んでいました。

ひとつの遊びがどんどん変化していくのが、

ごっこ遊びの楽しいところだと思います。

ごっこ遊びから卒業する時

しかし小学生になると、次第に「ごっこ遊び」への興味は薄れていくようです。

それは空想や想像の世界よりも、

現実世界の比重が大きくなっていくからです。

ちょっと寂しいですが、それも子供の成長のあかしなので

とても素晴らしいことです。

ということで、子どもがごっこ遊びに夢中になるのは、

小学校に入るまでのほんの数年です。

ですので、私たち親もぜひ積極的に子供と「ごっこ遊び」を

楽しみたいものです。

そして、いろんな遊びから沢山のことを

学んでもらえれば嬉しいですよね。

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