子育てって本当に色んな悩みが、後から後から出てきて尽きないものですが
ゲームの悩み、これもあるあるの定番だと思います。
とにかく子どもはゲームが大好き。
楽しそうにゲームで遊んでいるだけならまだマシなのですが、
あまりに熱中してしまうと心配になりますよね。
今日は、子どもとゲームとの付き合い方を考えてみましょう。
目次
ゲームは「ほめるメディア」ってどういうこと?
かれこれ25年前、我が家に初めてやって来たのが、
任天堂のファミリーコンピュータ。
通称ファミコン。
家族みんなでスーパーマリオで遊んでから月日は流れ、
今は1人1台ゲーム機を所持しているのが当たり前になっています。
子どもがゲームに熱中してしまう気持ち、良く分かります。
ゲームは「ほめるメディア」と呼ばれています。
何かをクリアする事に、ご褒美の得点やらコインやら
たくさん与えてくれるんですから自然と嬉しくなってしまい
ますますゲームに夢中になるのです。
今は、大人だってスマートフォンでいつでもゲームができる時代です。
軽い気持ちで始めたら夢中になって、
やめられなくなってしまうこともよくありますよね。
でもやっぱり、ゲーム三昧の毎日を送っていたら子ども達の将来が心配です。
ゲームのメリット、デメリットを良く理解してから、親子でルールをきめる!
そうして上手にゲームとお付き合い出来れば良いですよね。
ゲームが子どもの脳にもたらす影響とは
実際に、ゲームと脳や行動に対する研究や実験は沢山行われています。
日本でも、海外でも、ゲームがもたらす影響についての関心が深いことが分かります。
沢山の研究結果や実験結果からメリットやデメリットを知ることが出来ますが、
私が調べた結果、とっても複雑でした。
「1日1時間未満のゲームをする子どもは、生活への満足度の向上が見られる」
と言う研究結果があったかと思えば
「1週間に20時間以上ゲームをした子どもは、前頭葉と海馬が活発に動き学力や記憶力に優れている」
という研究結果が出ていたり…。
1日1時間未満と1週間で20時間以上。んんっ!?
結局ゲームを少しだけにした方が良いのか、
沢山やった方が良いのか。
どっちがいいの??
ってことになってしまいます。
研究者達は、脳や行動のごく一部に絞って研究しているので、
参考程度に捉えた方が良さそうですね。
ゲームが子どもに与える「良い影響」って?
文部科学省では、
ゲームが子どもに与える影響について、
良い影響として以下のことを述べています。
- 友達と一緒にゲームをすることで、チームワークが養える。
- ゲームをクリアすることで自分に自信が持てる。
- 読書、算数、問題解決などの力が養われる。(遊ぶソフトによる)
もちろんゲームの悪影響もあります!
一方、悪影響については現在のところ、実証不十分だと言うことです。
それでも、少なくとも長時間のゲームをしていると
視力低下のきっかけになるかもしれません。
ゲームの画面からの光は、眼だけでなく脳も疲れさせてしまいますので
テレビ同様、休憩しながらゲームをすることが必要です。
また、子どもの場合、現実とゲームの区別がつきにくい特徴があります。
ですので、暴力的なソフトは避けるようにしてください。
親子で話し合ってゲームのルールを決めましょう
これらのことを踏まえて、
結局どうゲームと付き合えば良いのか。
親子で話し合ってしっかりルールを決めると良いです。
- 1日にゲームをしてもいい時間や曜日。
- ゲームをしていい条件。
- 約束が守れなかったときの対応。
この3つを決めておくことで、
子どもがゲームに熱中し過ぎてしまうことを防げます。
時間の目安は1時間程度が目安です
「五体不満足」の著者の乙武さんは、子どもの頃、
読書と勉強した時間=ゲームをしていい時間という
ルールで過ごしていたそうで
ゲームがしたいために必死で勉強したそうです。
30分勉強したら、30分ゲームが出来る、ということですね。
この方法がいいかどうかは判断が難しいので
試してみないとなんとも言えないかもしれませんね。
ゲームができる日を決めるのも一つです
毎日なのか、1日おきなのか、週末に絞るのか。
習い事などとバランスをとって決めるのがポイントです。
約束を守れなかったときの対応
これがなあなあになってしまってはせっかく決めたルールが崩壊してしまいます。
約束を守れなかった時はどうするか、
これはお子さんに決めさせるのが一番効果があると思います。
元々決められたルールより、自分で決めたルールの方が守る意識がアップしますよね。
まとめ
さあ、今日からルールを決めて、ゲームと上手にお付き合いしていきましょう!
たまにはお父さんやお母さんも一緒にゲームをして、
コミュニケーションをとるのも良いと思います。
自分が好きなものを共有出来たら子どもだって嬉しいですよね♪