5歳児の叱り方にはコツがあった。イライラしすぎで感情的になっていませんか?

成長するたびに悩みが変わる子育てですが、5歳児って特に難しいですよね。

それはもう口は達者で反抗的。

生意気な態度をとられて

ついつい感情的になってしまうことも少なくありません。

そんなときに役立つ、5歳児のための叱り方のポイントをまとめてみました。

5歳児の叱り方、3つのポイント

1 .いけない理由を伝えて叱りましょう

よくやってしまいがちな叱り方ですが、

「何で叱られてるかわかってるの?」と、

子どもの口から言わせたり

「何で叱られてるか自分で考えなさい!」という叱り方はNGです。

子どもに自分で考えさせることは大切ですが、叱る時には別問題。

叱られているときの5歳児の頭のなかは真っ白です。

何かがいけないんだということは分かっていても、

大人が求めているような完璧な返答はまだまだ出来ません。

叱る時には何に対して叱っているのか

繰り返ししっかり伝えることが大切です。

2 .1対1で叱るようにしましょう

これもついついやってしまいますが…

皆が見てる前で大きな声で叱るというのは、

子どものプライドを傷つけてしまう叱り方です。

5歳でも、回りの人たちとの人間関係を自分なりにしっかり築いていますので、

叱られたことに対する反省よりも、プライドが傷ついた

不快な気持ちが残ってしまうからです。

友達や兄弟の前でも、叱らなきゃいけない場面になったときには

子どもを呼び寄せ、1対1で叱ります。

他にもパパとママ2人で子ども1人を叱るのではなく、

1対1を心掛けてみましょう。

3 .感情的にならないように一呼吸おいてから叱るようにしましょう

悪いことを見つけた瞬間に叱ると、どうしても感情が入ってしまいますよね。

その時たまたま忙しい状況でイライラしてたら余計に、

小さなことでもガミガミと八つ当たりをしてしまうことないでしょうか?

これはアメリカの方法を取り入れた叱り方ですが、

アメリカでは叱る前に数分~十数分時間を置くそうです。

そうすることで親は冷静になり、頭の中を整理してから叱ることが出来ます。

子どもの方も、自分なりに反省する時間を持てるため、

叱られている事を素直に聞き入れやすいそうです。

上に書いたように大きく3つの叱り方のポイントをまとめてみましたが、

そのほかに気になる研究結果があったのでご紹介します。

こんな実験結果も出ています

攻撃的な言動に対しての叱り方です。

攻撃的な言動とは、他人を傷付けることと自分を傷付けることです。

1980年に脳科学の研究でも立証された実験結果です。

まず、幼児を2つのグループに分けて、片方のグループでは攻撃的な言動をしたときに

「どうしてそんなことしたの?」と、優しく愛情深く叱りました。

もう一つのグループでは、攻撃的な言動をしたときに容赦なく

懲罰ボックスに閉じ込めるという方法を取りました。

この実験の結果が以外で驚きだったのですが、

優しく諭すように叱られたグループの子ども達はその後も攻撃的な言動が目立ち、

遊ぶときも1人や2人で遊ぶことが多かった。

一方、懲罰ボックスに閉じ込めた方のグループの子ども達は、

その後攻撃的な言動がほとんどなくなり、

お友達と3人以上で遊ぶことが多かったという結果です。

閉じ込めるのはちょっとどうかな…っと思いますが、

攻撃的な言動をしたときには優しく諭すよりも

厳しくしっかり叱る方が子どもに伝わるということですね。

私も子育てをしていて、どの程度の強さで叱るべきか分からなくなるときがあるので、

とても参考になる研究結果だと思いました。

まとめと感想

ということで、5歳児の叱り方のコツを2つの文にまとめました。

感情的にならないように数分時間をおいてから、1対1でいけない理由をしっかり伝えて叱る。

自分や他人を傷付けるような攻撃的な言動の場合には、特に厳しくしっかり叱る。

ポイントを押さえて愛情を持って叱ることで、

お父さんとお母さんの気持ちがお子さんに届くと良いですね!

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