卵が安い時にいっぱい買ったけど、賞味期限が過ぎてしまった。
なんて経験、誰にでもあると思います。
もったいないけどなんか怖いから捨てていた、というあなた。
ちょっと損をしていますよ。
卵の賞味期限について調べてみましたのでよければ参考にしていただければと思います。
目次
賞味期限を過ぎた卵でも10日後位なら全然食べられる
実は、卵の賞味期限は安心して生食できる期限を表示しています。
ですので、期限を過ぎた卵はしっかり加熱調理すれば賞味期限をすぎても食べることはできます。
もちろん、賞味期限を過ぎているので、なるべく早めに食べきることをおすすめします。
では、どのくらいまでなら期限を過ぎても大丈夫なのでしょうか?
冷蔵庫に保存してある卵は、期限から10日後位は大丈夫です。
そして冷蔵庫で10℃以下で保存すると長期保存が可能になります。
常温保存(15℃)でも3週間くらい保存できますが、サルモネラ菌などの繁殖を考えると冷蔵庫保存の方が安心できる。
やはり、冷蔵庫で保存する方が衛生面でも長期保存にも良いです。
卵を長期保存する場合は尖っている方を下にして保存するとよい
これは丸まっている方に、呼吸している穴があるからです。
特に気にしなくても、卵をパックのまま冷蔵庫に入れてしまえば大丈夫です。
パックの中の卵は、最初から尖っている方が下になるように入っています。
こうして長期保存ができるように工夫してもいざ食べるときには実際にあなたの目で確認してください。
食べられるかの判断ポイントは
- 黄身が崩れていないか
- 白身の色が変わっていないか
- 変な臭いがしないか
- 殻がヒビが入っていないか
を見ると良いです。
ゆで卵の賞味期限は保存方法によって変わる
ゆで卵は保存方法によって賞味期限が異なります。
殻をむいたゆで卵の賞味期限は常温・冷蔵に関わらず12時間以内です。
殻付きのゆで卵の賞味期限は冷蔵で3日以内、常温で冬のみ3日以内(日の当らない涼しい場所で保管した場合)
夏は保管場所に関わらず常温はNGです。
ひびが入ったゆで卵の賞味期限は冷蔵で2日、常温で12時間以内です。
ゆで卵は、殻を剥いてしまうと一気に賞味期限が短くなります。
殻付きなら冷蔵庫で3日持ちますので、食べる直前まで殻を剥かないのが正解です。
ゆで卵を冷凍すると、白身がボソボソ、スカスカになってしまい、美味しくなくなりますのでおすすめしません。
どうしても冷凍して長く保存したい時はフォークなどでゆで卵をつぶし、マヨネーズとあえて塩・こしょうで味を調えてからタッパーやラップで小分けに包み、冷凍庫で保存するようにしましょう。
使うときは自然解凍し、パンなどにのせて食べると、白身もさほど気にならないと思います。
また、冷凍すれば1ヵ月程は保存が出来ます。
ゆで卵のベストな保存方法は味付け卵にすることです。
味付け卵は冷蔵で1週間ほど保存が出来ますし、取り出してそのまま食べられるが嬉しいですよね。
味付け卵の作り方も一応、載せておきますね。
保存容器(袋)に、殻をむいたゆで卵と漬け汁を入れ、冷蔵庫で1晩漬けることで完成します。
漬け汁は醤油・砂糖:各大さじ1、酢:小さじ1です。
カレー味の味付け卵にする場合は、カレー粉:小さじ1、酢:大さじ3、砂糖:大さじ2、塩:小さじ1です。
生卵とゆで卵、どっちが日持ちする?
ちなみに、期限が過ぎたらゆで卵にして保存するっという方も多いのではないでしょうか?
実は、ゆで卵よりも生卵の方が日持ちするので逆効果です。
理由は、生卵に入っているリゾチームという酵素が加熱されることによって壊れてしまうからです。
リゾチームは、抗菌作用があって外からの菌を防いでくれます。
この酵素が壊れることによって、菌が繁殖しやすくなり、ゆで卵にするとかえって日持ちしづらくなってしまいます。
卵は冷凍すると1ヵ月程度保存可能になる
- 卵を殻付きのまま、よく洗う。
- 容器や保存袋に、殻付きのまま卵を入れる。
- 冷凍庫で一晩凍らせる。(12時間くらい)
- 自然解凍して(1時間くらい)出来上がり。
卵は冷凍することで1ヵ月程度保存可能になります。
長期の旅行に行く時などに卵が残っているようであれば、冷凍保存が賢いやり方です。
食べ方としては、卵かけご飯にしたり、卵の天ぷらにしたり、と色々ですね。
冷凍させる事により、水分が抜けて黄身が濃厚になるのがポイントで、黄身が箸で摘める様になります。
黄身がクリーミーになるので、卵好きにはたまらないでのしょう。
なお、殻つき卵は細菌が繁殖しやすいため冷凍する時は割ってから保存するようにしてください。
卵の冷凍の方法は2つです。
割りほぐし、フリザーバックに入れ空気を抜いて冷凍。
黄身が濃厚になるので、料理によっては混ぜておいた方が使いやすいです。
月見状態で、紙コップに入れラップをかけて冷凍。
紙コップに入れて冷凍すると、紙を切って取り出せるので、凍ったままで調理ができます。
テレビでは冷凍時間は12時間と紹介されていましたが、うちの冷凍庫では、だいたい4時間〜5時間で固まりました。
この方法なら、冷凍卵のクリーミーな食感はそのままに、雑菌の心配がありません。
冷凍卵を実際に作ってみた
コップに月見状態の生卵で冷凍卵が再現できるか、実際にやってみました。
再現時の室温は19度でした。
コップはどこにでもあるプラスチック製のものです。
生卵をカパッと割ります。
ラップをかけて冷凍庫に入れます。
20時間後・・・
完全に凍ってます。
明るい場所に移動して確認します。やはりカッチコチ。
室温19度の中、1時間経過。ホコリが入るとイヤなのでラップはかけたままです。
ほとんど溶けていません。
2時間経過。まだ、シャリシャリしています。
3時間半後。ようやく解凍完了。
皿に移してみます。明らかに黄身がこんもりして色が濃いですよね。
では、箸で黄身をつまんでみましょう。
掴めました。
割ってみました。ゆで卵並みのぐにゃっとした感覚です。
その後、黄身だけを白いご飯の上に乗せて、ちょっと醤油を垂らして食べてみました。
確かに評判通りの美味しさです。
ただ、君から出た水分が、白身の方に水分が行ってしまったようです。
なので、白身はかなりビチャビチャしています。
なので、あまり美味しそうじゃない。
私的には、温泉卵の方が美味しいかもしれません。
生卵を食べられるのは日本だけ
日本では当たり前のように生卵を食べる文化がありますが、海外では生卵を食べる文化はありません。
特に子供には絶対に食べさせません。
なぜかというと、海外の卵には、サルモネラ菌という食中毒を引き起こす細菌が付いている可能性が高いからだそうです。
日本の卵が安全に生食できるのは、新鮮な卵を食品衛生法の指導のもと殺菌してから出荷しているからです。
日本の衛生管理に感謝ですよね。
しかし、殺菌されているから絶対安全というわけではありません。
やはり、期限が過ぎてしまった場合や、殻が割れてしまった卵は、安全を優先して十分加熱して食べるほうがいいですね。