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関東で生まれ育った私は幼いころ、「鬼は外!福は内!」と、豆をなげて鬼退治をしただけで、いわしを食べた記憶はありません。

もちろんヒイラギを飾っていた記憶もないのです。

 

他の家と比べると、そこまでイベントを重視した家ではなかったのかもしれませんが、近所でも飾っているのをみた記憶がないのです。

でも、オーストラリアで出会う日本人は、全国各地から集合しているので、日本の文化の再発見がたくさんあるものです。

今回は、関西で主流な節分のお祝いを調べてみました。

 

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いわしとヒイラギ?玄関に飾るの?

いわしとヒイラギは、節分に出てくる鬼の嫌いなものだと信じられています。

 

いわしは焼くと、鬼の嫌いな臭いと煙を放ちます。

ヒイラギの葉はトゲトゲしていて痛いので、お守りや魔よけになります。

 

ですので、おまじないのひとつとして、節分の日に家の入り口である玄関に飾るのです。

臭いと煙、そしてトゲトゲで鬼(=病気や災害)が近寄らないとされているからです。

 

特に関西では、節分の日に焼いたいわしの頭をヒイラギの小枝にさして玄関に飾る、という習慣があるそうす。

この飾りを柊鰯(ひいらぎいわし)といいます。

 

飾る日は通常、節分の日ですが、取り外す日は家庭によって色々あります。

例えば・・・

  • 節分の翌日まで
  • 2月の終わりまで

という家庭から、

  • 自然と取れる日まで飾り続ける

という家庭まで、いろいろのようです。

柊鰯は平安時代から続く行事

地域によっては、ニンニクなど臭いが強いものを一緒に飾ったり、鰯の頭の変わりに尻尾や骨を飾るところもあるそうです。

また、この柊鰯については、平安時代の土佐日記に書かれていたというからには、長い歴史があるのですね。

 

節分で投げる大豆と同様、焼いたいわしは食べることによっても体内から病気を防ぐという言い伝えがあるそうです。

 

本来、いわしにはEPAやDHAが豊富で、血液をサラサラにしてくれて、脳や神経の働きを活発にしてくれるので、科学的にも病気からは避けられそうですね。

また、ビタミンEやB群が多いことから、女性、特に妊活中、妊娠中、そして授乳中の女性は積極的に摂るといいでしょう。

 

脂肪燃焼効果もあるので、産後ダイエットにもいいですね。

 

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柊鰯、おすすめの処分方法

不要になった柊鰯の処分しなければなりません。

でも、そのままゴミ箱にポイ、というわけにもいきませんよね。

 

柊鰯の処分方法として一番おすすめなのは、神社にもって行き、炊き上げてもらうことです。

ただ、神社によっては行わない所もあるので事前に確認してくださいね。

 

わざわざ神社に持って行けない場合は、塩で清めたあと紙に包んで捨てるようです。

こちらのほうが一般的ですね。

 

 

まとめ

節分=豆と単純に考えていた子供時代でしたが、こんなにも意味があるイベントだったのですね。

 

今年の節分は、豆、恵方巻き、いわしを食べてしっかり厄除けしようと思います。

産後にも鰯が役にたつことを祈って。

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