お子さんが成長すると、離乳食から徐々に幼児食に移行し、
だんだん食べられる物が増えてきます。
でも、ビミョーなラインの食べ物、結構ありますよね。
その中の1つが生もの。
お刺身やお寿司っていつから大丈夫なの?
安心して食べさせるためのポイントをまとめてみました。
目次
ズバリ!チャレンジさせる年齢は2歳になってから!
お刺身やお寿司など、加熱のしてない生ものは
小さいお子さんにはオススメしません。
なぜなら胃腸など、内臓機能が未発達なので、
食中毒などの細菌感染や寄生虫も心配だからです。
2歳になったら徐々に新鮮なお刺身からスタートします。
新鮮なお刺身を用意する理由は、子どもは
大人よりも抵抗力が弱く、お腹を壊しやすいからです。
また、夏場は生ものは傷みやすい時期なので、
初めて食べさせる時は夏は避けた方が安心ですよ。
お刺身もアレルギーに注意するため、
離乳食のように少しずつ慣らして下さいね。
まずは白身や赤身を少量から与え、
様子を見ながら徐々に増やしてみましょう。
回転寿司デビューは3歳まで待って!
「うちの子、2歳になったから、回転寿司デビューして
色々なお寿司を食べさせてみよう!」と張り切るのはまだちょっと待って!
お寿司デビューは、新鮮なお刺身が
ひととおり食べれるようになった3歳頃から。
3歳でも、お寿司のシャリは子どもの口には大きく、
酢飯は喉をスムーズに通りづらいです。
初めて食べさせるときには、
口に入れる量に気を付けてあげましょう。
刺身の菌や寄生虫についてまとめ
お刺身など、生で食べる魚介類には、
菌や寄生虫に注意が必要食材があります。
参考に、下記にまとめてみました。
ノロウイルス
症状:下痢、嘔吐、発熱、頭痛
可能性のある魚介類:牡蠣 ホタテ
アニキサス(寄生虫)
症状:じんましん、嘔吐、腹痛
可能性のある魚介類:鮭 イワシ サンマ サバ ニシン スルメイカ
クドア・セプテンプンクタータ(寄生虫)
症状:じんましん 、嘔吐、下痢
可能性のある魚介類:ヒラメ
ナグビブリオ(菌)
症状:腹痛、発熱、下痢、嘔吐
可能性のある魚介類:マグロ エビ カニ 生ガキ
万が一、食後に体調を崩した場合は、症状と
食べた食材をメモしておくと病院の際に役立ちます。
結論、生ものは子供の体力がついてから
お刺身やお寿司など、2歳や3歳になったからといって
慌てて与える必要はありません。
心配な方はもう少し後からお刺身デビューでも大丈夫です。
ただ、ずっと避けていると食わず嫌いのまま大人になってしまうこともあるので
タイミングを見てチャレンジしていきましょう。
2歳、3歳を過ぎて、お子さんがお刺身やお寿司に興味を持った時が
チャレンジさせるちょうど良いタイミングかもしれないですね。
日本は海に囲まれていて、古くから魚介類を沢山食べて来ました。
美味しい魚介類を生で食べれるのは日本特有の食文化です。
家族みんなで、お刺身やお寿司の美味しさを共有できたら幸せですね!
まとめ
お刺身デビューは2歳から。
お寿司デビューは3歳から。
お刺身やお寿司は鮮度の良いものを選ぶ。
夏場や体調の悪いときは控える。