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大変だった妊娠期間を無事に終え、赤ちゃんとようやく対面!
いよいよ赤ちゃんとの幸せな毎日が始まりました。
でも・・・もちろん幸せだけではありませんよね。
最初の難関は母乳。
特に乳腺炎が心配です。
おっぱいが張ってガチガチになってしまったり、赤ちゃんがうまく飲んでくれなくて悩むお母さんは多いのではないでしょうか。
いつ乳腺炎になってしまうのか・・・、毎日心配と隣り合わせ。
母乳は赤ちゃんにとって、栄養の宝庫であり、お母さんとの大切なスキンシップの時間です。
そんな大切な時間が、心配と隣り合わせなんて悲しいですよね。
今回は、乳腺炎にならないための食事についてご紹介します。
授乳時間が、お母さんと赤ちゃんにとって幸せいっぱいの時間になるように、ぜひ参考になさってください。
目次
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乳腺炎とは?
乳腺炎とは、母乳が出てくるための乳腺が詰まり、炎症を起こしてしまう事です。
炎症を起こすと、
- おっぱいにしこりができ、熱を持つ
- おっぱいを押すと痛い
- 発熱、寒気、頭痛、関節痛
- 母乳の色が黄色っぽくなる
- おっぱいが張って硬い
などの症状が出ます。
症状が悪化すると、切開して膿を出すなどの治療が必要になるため、注意が必要です。
乳腺炎の原因
乳腺炎の原因は、
- 赤ちゃんの母乳の飲み方の偏り
- 母乳の飲み残し
- おっぱいの締め付け
- お母さんの食生活の偏り
など様々です。
どんなに気をつけていてもかかってしまう事はありますが、日ごろのケアで悪化を防ぐことが出来ます。
おっぱいの違和感に気がついたら、出来るだけ早く病院や助産院に相談してくださいね。
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乳腺炎にならないための、母乳に良い食べ物
病院などでも勧められるキーワード、「まごわやさしい」。
私も病院で教えてもらったのですが、キーワードは覚えているものの、詳細を覚えるのは苦労しました。
「ま」 豆 ・・・納豆、大豆、豆腐などの豆製品。
特に大豆には「畑の肉」と言われるほど、良質なたんぱく質やミネラルなどの栄養が、豊富に含まれています。
「ご」 ごま ・・・アーモンド、ごま、くるみ、栗などの種実類。
たんぱく質や脂質、ミネラルなどが豊富に含まれています。
種実類は、刻む・つぶすなどして摂取すると、栄養成分が効率良く摂取できます。
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「わ」 わかめ ・・・わかめ、ひじきなどの海藻類。
カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。
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「や」 やさい ・・・野菜にはβカロテンやビタミン類などが豊富に含まれています。
免疫力UPのためにも、しっかり摂りたいですね。
「さ」 さかな ・・・青魚や鮭など。
DHAやタウリンが豊富で、疲労回復にも効果的です。
「し」 しいたけ・・・しいたけ、まいたけ、しめじなどのきのこ類。
食素繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
「い」 いも ・・・じゃがいも、人参、レンコンなどの根菜類。
根菜類は食物繊維が豊富に含まれていて、腸内環境も整えてくれます。
上記からもわかるように、脂質の多い食材を避け、和食中心の食生活にすることで、栄養たっぷりで詰まりにくいおっぱいになるようですね。
母乳は「白い血液」とも言われています。
血液サラサラ食材がおすすめです!
飲み物にも一工夫を!
また、飲み物もたんぽぽ茶やほうじ茶、白湯などを中心にすると予防できます。
身体を冷やすのは良くないので、出来るだけ常温や暖かいお茶がおすすめです。
授乳中は、水分が不足しがちなので、水分補給を忘れないでくださいね。
授乳中には控えた方が良い食べ物
出産後、病室に戻る際に助産師さんに「甘いジュースも気をつけないとおっぱい痛くなるよ」と言われて怖くなったのを、今でも鮮明におぼえています。
乳腺炎を予防するためには、甘いものや脂っこい物は避けた方が良いようです。
高脂肪の乳製品
ケーキや洋菓子など、生クリームやバターを多く使った食べ物は、乳腺炎のリスクを高めます。
揚げ物、脂質の多い肉料理
油や、脂質の多い肉を使った料理の食べ過ぎは、乳腺炎のリスクを高めます。
甘いジュース
砂糖や人工甘味料などが多く使われたジュースには注意が必要です。
乳腺炎対策におすすめのメニュー
出来るだけ油を控え、野菜と水分をしっかり取るのがおすすめです。
みそ汁・野菜スープ
具沢山のスープは、たくさんの身体に良い食材を摂れる優れものです。
具材やベースを変えるだけで、メニューの幅が広がります。
また、うどんなどの麺類を入れれば、簡単に一食分のご飯になりますよ。
- 根菜+油揚げ+こんにゃく+きのこ=けんちん汁
- 根菜+トマト=ミネストローネ
- 根菜+ブロッコリー+鶏肉=豆乳スープ
きんぴら
ゴボウやレンコン、人参などの根菜を使ってきんぴら。
下準備が大変なイメージですが、きんぴらは日持ちしますし、切干大根などを入れると少し手間が省け、栄養価もアップします。
おひたし
ほうれん草、つるむらさき、モロヘイヤなど、鉄分やカルシウムがたっぷりの野菜で作ったおひたしはおすすめです。
上にシラスなどをかければ、さらに栄養UPです。
煮物
スープ類に並ぶ、栄養たっぷりのおすすめ料理の煮物。
煮物も食材を変えればメニューの幅が広がりますよね。
- ひじき+大豆+こんにゃく+油揚げ=ひじきの煮物
- じゃがいも+人参+玉ねぎ+肉=肉じゃが
魚料理
焼き魚でももちろん良いのですが、少し手を加えることで、栄養たっぷり料理になる魚料理。
- 白身魚や鮭の野菜たっぷりあんかけ
- 青魚と大根の煮魚
まとめ
- 乳腺炎は、赤ちゃんの飲み残しや、食生活が原因で起こることがある
- 食生活を見直すことで、乳腺炎を予防できる
- おすすめ食材は「まごわやさしい」
- 脂質の多い食材や、甘い飲み物は控える
あとがき
私は痛いのが怖くて食生活に気をつけていたつもりでしたが、乳腺炎やりました。
赤ちゃんを抱っこできないほどの震えと高熱で、当時は乳腺炎とは思わず、止まらない震えにとても驚きました。
体質や赤ちゃんの飲み方もあるので、食事だけが原因とは言い切れませんが、出来る限り予防したいものですよね。
母乳に良い食事は、お母さんの身体に良い食事でもあるんですよ。
妊娠中に増えた体重も、母乳に良い食事を続けることで戻ります!
今しかない赤ちゃんとの楽しいおっぱいタイムのために、乳腺炎にならないための食事を是非取り入れてみてくださいね。
もちろんガチガチにするとストレスがたまるので、どうしても甘いもの食べたくなった時は、少―――しだけ食べてストレスを解消してくださいね。