子どもがかかりやすい、春の熱中症に注意!
4月になったばかりだというのに、半袖でも過ごせる日もあったりして、
「また暑い暑い夏が来る~」ってすでに思ってしまうのは、私だけでしょうか。
夏と言えば熱中症ですが、実は春でも熱中症には気をつけて欲しいのです。
暑さに慣れていない身体は、少し気温が上がるだけでダメージを受けてしまいます。
大人ですら、暑い時は体力を奪われるのですから
体温調節機能が未熟な小さい子どもならなおさら危険です。
では、熱中症を予防するには、どういった方法があるのでしょうか。
早い時期から予習しておきましょう。
絶対に気をつけたい!水分補給
まず、水分補給をしっかりすることです。
遊びに夢中だったりすると、のどの乾きを訴えない場合があるので、
こちらから声かけをして、こまめな水分補給を心がけましょう。
これは、屋外で遊んでいる場合だけではありません。
屋内で遊んでいるときにも水分補給を忘れないようにしたいですね。
日なたで十分遊んだら、日陰で休ませることもポイントです。
子どもの遊びはエンドレスですから、水分補給のタイミングで一休みしましょう。
体温を上げないためのひと工夫?
外出する際には、必ず帽子をかぶらせましょう。
また、首にひんやりとするタオルをまく、なども効果的です。
「気持ちいい~」と、子どもたちは大喜びですよ。
それから、締め付けすぎない、ある程度ゆとりのある洋服の方が
涼しく感じて良いかもしれませんね。
牛乳が熱中症を予防する?
普段からの食事にも気をつけましょう。
暑くなってくるとなかなか食べたい気分にならないかもしれませんが、
アイスクリームやジュースばかりではだめです。
実はあまり知られていませんが、牛乳が熱中症の予防に効果的だと言われています。
牛乳には、血液を増やすアルブミンというタンパク質が含まれているので、
血液を増やして体温調節をスムーズにしてくれる効果があります。
体温調節がスムーズになるということは、熱中症になりにくいということになります。
効果的なのは運動後30分~60分とされているので、遊んだ後に牛乳を飲むのが良いでしょう。
今回のまとめと感想
以上の点に気をつけ、熱中症からお子さんを守ってあげてくださいね。
ただ、ちょっと気になるのが・・・
最近は、あまり屋外で遊ばせず、エアコンの効いた屋内でばかり遊ばせているという話をよく聞きます。
エアコンの効いた部屋に長時間いると、汗をかかないので汗腺が発達しません。
その結果、体温調節機能も発達せず、少しの温度変化でも熱中症にかかりやすくなります。
だから、適度な外遊びはものすごく重要です。
熱中症を予防するのはとても大事なことです。
ですが、熱中症を必要以上に怖がって、子どもたちの遊びや学びのチャンスを逃さないで欲しいな~というのが、元保育士の本音です。