【2月の祝日】建国記念日の由来。小学生の子供向けに解説!

2月になると、雪が降ったりして寒いですね。

2月には建国記念日という祝日があります。

1月のお正月が終わり、普段の生活が始まってちょっと疲れたところでのお休みは嬉しいですね。

でも私は、ほとんど祝日の意味も分からず、ただ「ああ、お休みなんだ?」くらいしか考えていませんでした・・・

よく考えてみると「建国記念日」というぐらいですから日本にとってかなり重要な祝日だと気づきました。

だって、建国、つまり日本という国ができた記念日なんですよ。

日本人ならその由来ぐらいは知っていてもよいのでは?と思いました。

ということで今回は、その由来を子供向けに説明したいきたいと思います。

建国記念日とは

建国記念日は明治5年に「建国をしのび、国を愛する心を養う」日として決められました。

簡単に言ってしまうと、日本という日ができた日なのです。

でも、なんで2月?しかも11日なんて半端な日なのでしょう?

日本ができた日なら、もっと区切りのよい月や日になってもいいと思いませんか?

建国記念日は昔は1月1日だった?

はい、建国記念日が2月11日なんて日にある理由、それは、昔のカレンダーと現在のカレンダーが違うからなんです。

昔のカレンダーは旧暦といいまして、その旧暦だと「2月11日」は「1月1日」なのです。

なるほど、これで納得できました。

昔は、1月1日が建国記念日だったのですね。

それなら、スッキリしますね。

建国記念日の由来

建国記念日は、もともとは紀元節(きげんせつ)という日でした。

紀元節は、日本書紀に出てくる神武(じんむ)天皇が天皇になった日と言われています。

つまりこの頃に、はじめて天皇という制度ができたのです。

年表で見ると、だいたい弥生時代くらいでしょうか?

こうしてみると、かなり歴史があるのですね。

因みに、古事記によると神武天皇は137歳まで生きたといわれています。

(こうなると、かなり怪しくなるので、実在したか?どうかは諸説あります。)

現在の建国記念日

では、紀元節という呼び名から、建国記念日になったのでしょうか?

それは、日本が戦争に負けた事に由来します。

日本は、戦争に負けた後、占領軍であるGHQの支配下に置かれます。

そして、GHQは天皇は力をもたず、国の象徴である事とします。

そこで、紀元節を天皇から切り離し、純粋に国ができた事を祝う日にしました。

まとめ

  • 建国記念日の2月11日は、旧暦の1月1日でした。
  • 建国記念日は、もともと紀元節という日でした。
  • 紀元節は、神武天皇が即位した日を祝う日でした。
  • 紀元節は、戦後GHQの支配下のもと、建国記念日に名前を変えました。

色々な謎が解けましたね?

それにしても、祝日というのは、かなり長い歴史と深い意味があるのですね。

久々に歴史のお勉強をしてしまいました。

参考文献:こどもに伝えたい年中行事・記念日:萌文書林

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