
1歳児未満の赤ちゃんにハチミツを与えるのは禁止!というのは、もう常識になっているのでしょうか。
日本では1987年から厚生労働省からの指導があったそうですが、私自身2010年に初めて出産するまで聞いたことのない話でした。
ハチミツはビタミン豊富で保湿効果もあります。
だから、風邪を引いたときに喉の保湿で、レモンとお湯に溶かして飲んだりしますようね。
そして、腸内環境が整えられるといわれていることから、ヨーグルトに混ぜたりして便秘の解消や予防も効果的とされています。
こんなにいいことずくめのハチミツですが、授乳中のママが食べても赤ちゃんに影響はないのでしょうか。
調べてみましたので、ご参考になればと思います。
目次
なぜ禁止されているの?赤ちゃんが摂取したらどうなってしまうの?
今では育児書や母子手帳にも書かれていますが、なぜ1歳未満の赤ちゃんにハチミツを与えることが禁止されているのでしょうか。
乳児ボツリヌス症になる危険性がよく書かれていますが、どういうことでしょうか。
恐ろしいボツリヌス菌
ハチミツには「ボツリヌス菌の芽胞(がほう)」(=細菌の種や卵のようなもの)が含まれている可能性があります。
ボツリヌス菌は細菌です。
参考までに、青酸カリは1gで5人の殺傷能力がありますが、ボツリヌス毒素は1gで約100万人となっているのです。
オウム真理教やイラクでも兵器として研究していたという話もあります。
こんなに怖い細菌ですが、ハチミツに含まれるボツリヌス菌の芽胞は、まだ菌として成長していません。
だから、健康で発達済みの消化器官であれば、胃液や腸内細菌により発芽はできず、そのまま便として体外へ排出されます。
1歳以上であれば、ほぼ健康に問題はありません。
しかし、消化器官の未発達な新生児は、低酸素状態の芽胞が腸内で発芽し、体内で毒素を作ってしまうのです。
この「ボツリヌス菌の芽胞(がほう)」はハチミツだけにあるものではありません。
土壌や空気中、井戸水にも広く分布しております。
離乳食の野菜スープを作るときは、水は数分沸騰させ、野菜をよく洗い、包丁やまな板も熱湯消毒したりと、十分に気をつけてください。
また、低酸素状態で発芽しやすいので、ビン詰めの食品も1歳未満に与えないことが得策でしょう。
授乳中にハチミツをとっても本当に大丈夫?
ここまでの説明で、すこしハチミツが怖くなった方もいるかと思います。
でも、心配ありません。
「ボツリヌス菌の芽胞(がほう)」は母親が摂取しても、母乳を通して赤ちゃんの体内へ入り込むことはありません。
目には見えない芽胞ですが、分子的には大きく、母体の血液や母乳に入り込むことはないのです。
そして、同様に妊娠中も問題ありません。
1つだけチェックしてほしいのは、ハチミツの原料です。
どの花の蜜かを確認してください。
アレルギー物質(蕎麦・もも・りんごなど)の花粉を一緒に運んでくることもあります。
アレルギー体質の家族がいる場合は、赤ちゃんもアレルギー体質という可能性もあります。
十分に注意してください。
授乳ママにとって、ハチミツのメリット&デメリット
ハチミツの効能は、みなさんもご存知のように計り知れないのです。
授乳ママにとってもメリット大です。
脳の活性化で産後ボケの改善
出産後に、物忘れがひどかったり、注意散乱で考えがまとまらなかったりという、「産後脳」または「産後ボケ」と呼ばれる症状が現れる場合があります。
ハチミツは脳の活性化に役立ちますので、産後のママにとってメリットがあります。
肌があれて当然の産後ママの肌ケアに
また、授乳ママにとってまとまった睡眠が取れず、肌もボロボロという方にも。
ハチミツは、ビタミンや酵素、アミノ酸などの肌の再生や活性効果、体内の免疫性を高める効果があります。
そして、保湿効果もあります。
便秘の改善
授乳中は常に水分不足で、便秘になりがちです。
そんなときもハチミツです。
ハチミツとヨーグルトを混ぜれば腸内環境も整い、便秘解消や予防になることでしょう。
授乳中の風邪対策
そして、授乳中に風邪を引いてしまっても薬が飲めずにつらいというママへ。
レモンとお湯にハチミツを溶かして飲むと、殺菌効果と喉の保湿効果、および吸収がはやいので疲労回復にも効果的とされています。
ハチミツのデメリット
ただ!気をつけてほしいのは多量摂取です。
ハチミツは砂糖よりカロリーは少ないし、身体によいといっても、100gあたり300Kcalです。
せっかくの授乳でやせてもハチミツで体重増加では意味がありません。
気をつけてください。
まとめ
- 授乳中のママがハチミツを食べても、赤ちゃんに影響はない
- ハチミツには授乳ママに嬉しい様々な栄養が含まれている
- カロリーオーバーになる恐れがあるので食べ過ぎに注意する
おまけ
初めての子育てはとても心配なことがたくさんありますよね。
心配性な私は、育児書をまったく読まない旦那には、いつも大げさに説明してました。
特に「ハチミツは2歳まであげてはいけない。摂取してしまったら死ぬ!」と脅していました。
だから、2歳の姪がハチミツとヨーグルトを食べているのをみた瞬間、「え?ハチミツあげたら死んじゃう!」と飛び上がって慌てていたのを覚えています。
隠れて大笑いしてました。
ちっとも育児書を勉強しないのだから、バチが当たって当然です。笑