赤ちゃんが成長するにつれ、つかまり立ちをし始めるとどんどん動きが活発になっていきますよね。
赤ちゃんの行動範囲もぐんぐん広がっていきます!
おすわりしていて突然倒れたり、部屋にある物に頭をぶつけてしまうこともあるかもしれません・・・
特に、頭やおでこにたんこぶができてしまうと、とても心配にもなりますよね。
そんな赤ちゃんにたんこぶができてしまったときの対処法をまとめてみました!
目次
たんこぶが出来たときの対処法は冷やすこと
赤ちゃんが成長して、動き回れるようになった際には、
- ベッドからの転落
- 椅子からの転落
などに特に注意が必要になってきます。
たんこぶはぶつけた衝撃で皮膚の下で出血があるときにできます。
そのため見た目上出血がなくすぐに病院に連れていく必要性がなくてもすぐに冷やしてあげることが重要です。
腫れを抑えるためにも保冷剤などをガーゼで包んで患部に当ててあげたり、熱さまシートを当ててあげてください。
冷やすことは止血にも繋がります。
時間は、できれば24時間~72時間程度を目標に冷やしましょう。
なお、患部を冷やす時には氷や保冷剤を直接赤ちゃんの肌に押し当てて冷やすのはやめてください。
赤ちゃんの肌には温度が低くすぎるので凍傷になる危険性があります。
必ずガーゼやタオルを巻いて冷やしてあげてください。
たんこぶの腫れが酷い場合は砂糖を使う
たんこぶの腫れが酷い場合は、砂糖(グラニュー糖)を少量の水でといて患部に塗りましょう。
内出血の量が多く、皮膚の下で血やリンパ液が溜まり過ぎると、行き場がなくなり腫れが酷くなります。
そこで、少量の水に砂糖(グラニュー糖)をといて、患部に塗ると効果的です。
砂糖の細胞を柔らかくする働き(浸透圧)が効き、たんこぶの痛みを軽減してくれます。
また、砂糖には、細胞を活性化する作用があるので、傷口に塗ると、体液を吸い取って、傷の治りが早くなると言われています。
実際に病院でも治療に使用しています。
6時間は安静に過ごし、その日は入浴を控えましょう
たんこぶを治療したら、6時間は安静に過ごし様子をみましょう。
また、入浴をすると血流が良くなってたんこぶが痛くなってしまいます。
たんこぶができたら、その日の入浴は控えましょう。
なお、頭を強く打った場合は、1週間は子供の様子を見るようにしてください。
軽い場合は2~3日様子を見る程度で良いかもしれません。
たんこぶは揉むのはダメ
また、昔の人は「たんこぶは揉むといい」と言いますが絶対にダメです。
たんこぶを揉むと、内出血をさらに悪化させることになります。
子供にたんこぶができても揉んでははいけません。
たんこぶの正しい治療は、とにかく冷やすこと。
患部の血流を抑え、痛みを軽減するため、できるだけ患部を冷やしましょう。
傷がある場合は、傷に気を付けながら冷やしてください。
たんこぶは頭部の出血にあたります。
頭部の出血の場合、全身の血が頭部にたくさん集まっているため
出血量が多くなることがあります。
揉まずに、冷やすことで対処しましょう。
関連記事内出血の治し方は冷やす?温める?早く対処すれば早く良くなる!
たんこぶを予防するためにできること
赤ちゃんが怪我をしないようにしてあげられるのは周りにいる大人です。
寝返り、おすわり、ハイハイ、つかまり立ちなどどんどん動けるようになり興味がいろんなものにでてきます。
テーブルの角や柱などにはカバーをし、遊んでいる間は誰かが見守ってあげるなど予防もいいかもしれませんね!
カバーは100円ショップでも売っています。
お洒落とは程遠いですが、赤ちゃんが小さい時だけは安全を優先するのも大事です。
こんなたんこぶには注意が必要
赤ちゃんがぶつけてたんこぶが出来てしまった場合に、病院に連れて行った方がいいのかわからなくなってしまうかと思います。
そんな時には以下の症状が出ていないか見極めが重要になってきます!
- 嘔吐した
- 元気がない、様子がいつもと違う
- けいれんや引きつけを起こした
- ブヨブヨした柔らかいたんこぶになっている
- ぶつけたところから出血、耳や鼻から出血している
- ぼーっとしている(意識がもうろうとしている)
といった症状がある場合には、すぐに病院でみてもらうことをおすすめします。
また、赤ちゃんがぶつけたあと、すぐに泣くようであれば意識がはっきりしている証拠になります。
大泣きしているから大丈夫というわけではなく、たんこぶができて特に症状がなくても1日様子をみてあげるといいかもしれませんね。
赤ちゃんは産まれながら頭にいくつか凹みや隙間があります。
額の上あたりにある大泉門は柔らかいためぶつけないように気をつけ、ぶつけた衝撃で凹みが深くなっているようであれば脳に異常が出てくることも考えられるため病院で診てもらいましょう。
たんこぶによっては非常に怖いケースもあります。
頭を打った時は大したことがなさそうでも、少しずつ頭蓋骨の中で内出血が起こり、しばらくしてから急に症状が出てその時には既に手遅れ、という事が過去にあります。
また、内出血の量が多すぎると、吸収される前に血が固まってドロドロになり、脳を圧迫し、命に関わる事があります。
子供が強く頭を打った時など、心配な場合は、念のために医者にかかった方が安心できます。
医者に診てもらった結果、「単なるたんこぶで特に危険はない」という診断をもらったなら、それはそれで良いことですもんね。
赤ちゃんのたんこぶは「#8000」で電話相談
赤ちゃんは昨日できなかったことが今日できたりとぐんぐん成長していくため、私も子供がソファーから落ちそうになったりヒヤっとした経験があります。
赤ちゃんにとっての危険を知っておくだけでも防ぐことができるかもしれません。
万が一赤ちゃんが頭をぶつけたり大きなたんこぶができたりしてどうしていいか分からない時には、「#8000」に電話相談してみましょう!
休日や夜間でも受け付けており住んでいる地域の相談窓口に自動転送してくれ、小児科医師からアドバイスが受けられます。
赤ちゃんのたんこぶには冷静に対処してください
子供がたんこぶできたり転倒して頭をぶつけてしまった時には、すごく焦ってどうしていいか分からなくなってしまうこともあるかと思います。
しかし、そんな時こそ冷静な判断が必要です。
どんなに予防をしていても怪我をしてしまうことはあります。
予期せぬ転倒があるかもしれません。
そんな時にしっかりと冷静に対応してあげられるように、たんこぶが出来たときの危険と対処法を参考にしてみてください。
昏睡・耳や鼻からの出血・痙攣・赤ちゃんの様子がおかしい・大量に出血している、などの場合は迷わず救急車を呼んでください。