花見団子。
どこのお店でも良く見かける和菓子の代表ですね。
うちの子達は、和菓子党なので、花見団子が大好きです。
おやつに花見団子を用意しておくと、すごく喜びます。
(しぶい小学生です)
また、花見団子を見ると、あの色の為かお雛様や、お花見をイメージしますね。
濃い緑茶と甘い花見団子を食べながら、お花見するのも良いですね。
さて、今回は花見団子の由来と三色の意味をお話していきたいと思います。
目次
まずは、花見の由来から
お花見は、かなり昔から行われていました。
所説ありますが日本の花見は奈良時代の貴族の行事が起源だといわれています。
かなり昔から行われていました。。
ただし、貴族の行事とありますので、この頃では、まだ庶民には広がっていなかったのですね。
花見が庶民の間に広がったのは、江戸時代にはいってからです。
花見団子の由来。最初にはじめたのは、まさかのあの人?
花見そのものの由来が分かった所で、花見団子の由来についても調べてみましょう。
花見団子の由来となったのは、1958年に豊臣秀吉が開催した「醍醐の花見」の時といわれています。
62歳で亡くなるその年に秀吉は、諸大名からその配下の女房女中衆1300人を京都市内にある醍醐寺(だいごじ)に集めました。
醍醐の花見では、700本の桜の花が植えられ、場内には8カ所の茶屋が設けられ、そこには各地の銘柄が並んでいたといわれています。
また、参加する女性達は2回の衣装替えが条件だったといわれ、とても華やかなものだったと想像できます。
この華やかな花見が庶民に広がり、各地の名産の代わりに花見団子が売りだされたのではないか?という説があります。
花見団子、三色の意味
それでは、花見団子の三色の意味をみていきましょう。
この色の順番は決まっている様で、上から赤、白、緑の順番です。
三色の意味、ひとつめ
1番上の赤は赤いつぼみから白い花が咲いて、緑の新芽が地面では顔を出す。
という冬から春、春から夏への季節の順番をイメージしています。
そして、唯一秋がないのは、「あきがない」「飽きない」という意味が込められているそうです。(面白いですね)
三色の意味、ふたつめ
また、もう一説では、赤と白で紅白のおめでたい。
そして、緑のよもぎは邪気を払ってくれる。という説です。
どちらにしても、三色そろうと華やかで美味しそうにみえますね。
おうちで作る花見団子レシピ
花見団子のお話をしていたら、花見団子が食べたくなってしまいました。
我が家では、お料理好きの子供達が、ワイワイと花見団子をよく作ってくれます。
家でも簡単にできますので、作ってみてはいかがでしょうか?
簡単。花見団子
材料(3本分):
- 白玉粉 120g
- 豆腐 120g
- 砂糖 大さじ3
- 抹茶 少々
- イチゴジャム 少々
- 好みで黒蜜 少々
作り方:
- 白玉粉に豆腐を混ぜます。
- 耳たぶくらいの固さにします。
- この時、砂糖で味を付けたい時は入れておきます。
- 1で作った白玉豆腐を三等分にします。
- 三等分にしたうちの1つは、そのままにします。
- 三等分にしたうちの1つは、抹茶を入れて緑にします。
- 三等分にしたうちの1つは、イチゴジャムの汁をいれます。
- それぞれの豆腐白玉を捏ねて丸めてお団子の大きさにします。
- 鍋にお湯を沸騰させ、作った豆腐白玉をいれます。
- 浮かんできたら、茹で上がりです。
- ザルで水を切ってさめたら、串に赤、白、緑の順で刺します。
- できあがりです。
- 甘味が少ない場合は、黒蜜やアンコをつけてお召し上がりください。
(お豆腐なので、喉に詰まりにくいですが、小さいお子さんにあげる時は注意してくださいね。)
まとめ
- 花見は奈良時代からの貴族の行事でした。
- 江戸時代にはいり、豊臣秀吉が醍醐の花見を盛大に催しました。
- 江戸時代に、庶民の間でも花見が行われる様になりました。
- 花見団子は赤、白、緑の順番です。
- 花見団子の色には、色んな意味が込められています。
★花見団子の由来については、いかがでしたでしょうか?
単に団子といっても、深い意味がこめられているのですね。
久々に歴史のお勉強をしてしまいました。