2歳くらいの赤ちゃんって、やっぱり何でも口に入れるし、何でもとりあえず舐めます。
先日、その姪の隣で、7歳の娘がマジックで絵を書いていたら、姪がキャップを口に入れようとしてヒヤヒヤしました。
もうすぐ2歳の姪は、娘と同じく絵を描くのが大好きなので、誕生日プレゼントにお絵かきセットでも、と探していました。
口に入れても安全で、赤ちゃんに優しいクレヨンやペンを探していたら「蜜蝋(みつろう)クレヨン」にたどり着きました。
ページ内でおすすめの蜜蝋クレヨンをAmazonと楽天市場で商品詳細が閲覧・購入ができるように広告リンクを設置しているので、気になったクレヨンがあればリンク先をチェックしてみてください。
蜜蝋クレヨンとは何なのか、そして魅力とお勧めのクレヨンをご紹介したいと思います。
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目次
一般的なクレヨンは赤ちゃんにとって危険
通常、クレヨンの主な原料は2つ、「蝋(ろう)」と「顔料」です。
顔料とは、色のついた石を粉にして作られた、「色」のもとです。
しかし、最近ではこの顔料もコストや原料探しを削減する為に人工的に作ることが多いのです。
昔は「石炭」、今ではほとんどが「石油」から作られています。
この「蝋(ろう)」に色を混ぜて固めたものがクレヨンと呼ばれています。
幼児や赤ちゃんにとって、一番気をつけたいのは誤飲ですね。
その誤飲でのどを詰まらせることも怖いです。
そして、目を放したすきに、舐めるようなことも日常茶飯事ですよね。
だから、なるべく有害なものはあげたくないママの気持ち、わかります。
なるべく、体に無害な素材を使っているものや飲み込む心配のないものが安心できます。
蜜蝋クレヨンとは?
蜜蝋クレヨンとは、はちみつのロウを原料として作ったクレヨンです。
古くなってミツバチが使わなくなった巣を、きれいに洗浄し細かく砕いて溶かし、色をつけて固めて作られています。
こういった巣は、ミツバチの体から分泌され、自然界で作られるロウソクの「ろう」のようなものです。
もちろん、昔はロウソクとしても使われていました。
現在は、いろんなものに加工されています。
肌に優しいので安心して使えますし、発色がきれいなのも特徴です。
リップクリームやハンドクリームに再利用されたり、家具の保護のためにワックスとしても使用されています。
正直、このハチの巣は希少な為、少々お値段が高いです。
でも、人体への安全性には代えられませんね。
そして、もちろん「蜜蝋クレヨン」に使用されている「顔料」は食紅や天然由来のもの、または食品基準内の素材が使われています。
幼児や赤ちゃんの絵心を邪魔しない「蜜蝋クレヨン」の魅力
最近、息子の幼稚園では毎日の日誌をデジタル化しました。
先生たちの時間も、親としても便利になりました。
そして、たまに振り返ることのできるよう1年前の絵と比べられるようになっているのです。
この1年半で、絵もずいぶん上達しました。
入園時のころ、ママは大きな丸に目と口に、手と足がはえているような絵でしたが、最近は人間らしくなってきました。
そんな幼稚園でも蜜蝋クレヨンを使っているようです。
やはり、幼稚園児が間違えて口に入れても無害で安全なクレヨンを選んでくれていたのですね。
また、石油が原料のクレヨンと比べ、ベトベトしたり油くさくもなく、さらっとしていて、触り心地も抜群ですね。
また、クレヨンと比べ硬く作られているようで折れにくくはなっているようですね。
ただ、もちろん、幼稚園児ですから乱暴に扱い、床に投げたりして、折れたクレヨンもあります(汗)。
でも、家で使う際、十分に注意していれば、折れる可能性は通常のクレヨンと比べて少なくなると思います。
蜜蝋クレヨンの落とし方
机・タンス・フローリングの落とし方
画用紙からはみ出して机に!は一番多いですよね。
多少の汚れなら、消しゴムでも落とすことが出来ますが、面積が広いと大変ですよね。
そんな時は、蜜蝋クレヨンなら湿らせた布に中性洗剤をつけて、優しくふき取ると、比較的簡単に落とすことが出来ます。
筆圧が強い場合は、メラミンスポンジで軽くこすります。
乾いたスポンジで落ちない時は、軽く水でぬらしてください。
仕上げに中性洗剤でふき取ればきれいになります。
木目などに入り込んでしまったら、歯ブラシに歯磨き粉をつけて気になる箇所を優しく磨くときれいになりますよ。
除光液やアルコールは、変色やツヤを消してしまう可能性があるので、避けた方が安心です。
服の落とし方
クレヨンが服の袖などについてしまうのも、お絵かきあるあるですよね。
蜜蝋クレヨンが服に付いてしまった場合も、基本的には中性洗剤で手洗いをすると落とすことができます。
蜜蝋クレヨンはほとんどが油分なので、油分には油分で対抗です。
落ちにくい時は、クレンジングオイルを染み込ませ、仕上げに中性洗剤で手洗いするときれいになりますよ。
壁紙の落とし方
つるつるした面の壁紙であれば、机などと同様の落とし方できれいになりますが、壁紙って凹凸があることが多いですよね。
そんな時は、蜜蝋クレヨンが付いた箇所に薄めた中性洗剤を霧吹きなどのスプレーボトルに入れ、吹きかけ、布でふき取ります。
残ってしまったクレヨンは、歯磨き粉をつけた歯ブラシでかきだし、ふき取るときれいになりますよ。
畳の落とし方
畳に蜜蝋クレヨンでかいてしまった場合は、少し大変です。
気をつけなくてはいけないのが、今までのように中性洗剤で水ぶきするのはNGです!!かえって汚れが広がり、畳の目に入り込んでしまいます。
畳に描いてしまった時は、歯磨き粉をつけた歯ブラシで、畳の目に沿って優しく歯ブラシします。
強くゴシゴシすると、畳を傷つけてしまうので優しく。
優しくゴシゴシしていると、クレヨンの色が歯磨き粉に移ってくるので、布でふき取ります。
色がとれるまで何度か繰り返し、ある程度色がとれたら、畳に残ってしまった歯磨き粉と、洗った歯ブラシを乾かします。
どちらも乾いたら、畳に残った歯磨き粉を乾いた歯ブラシで優しく書き出し、掃除機で歯磨き粉を吸えばきれいになります。
テレビの落とし方
一番厄介なのがテレビです。
完全に元通りというのは、もしかしたら難しいかもしれません。
テレビの液晶に蜜蝋クレヨンで落書きされてしまった場合、メラミンスポンジは液晶をきずつけてしまう可能性があるのでおすすめできません。
また、洗剤もメーカーによって使用の可否があるので、説明書を確認してくださいね。
まず消しゴムを試してみてください。
消しゴムである程度の汚れを落としたら、お湯を硬く絞ったやわらかい布で優しくふき取ります。
ふき取る時は、一方向に向かってふくのがおすすめです。
洗剤の使用が出来るものであれば、やわらかい布を薄めた洗剤で絞り、優しくふき取り、仕上げにお湯を硬く絞ったやわらかい布でふきあげます。
テレビは使える道具などが限られ、掃除がとても難しいです。
あらかじめ保護フィルムなどで液晶を守ると安心ですね。
その他の落とし方
どうしても洗剤などを使いたくない場所には、蜜蝋クレヨンが付いてしまった箇所に当て布をしてアイロンをあてる方法もあります。
アイロンをあてると熱で油分が溶け、布に色が移るのです。
仕上げに濡らした布で拭き取れば完了です。
おすすめの蜜蝋クレヨン
山田養蜂場のみつばちクレヨン
やはり、国産ということで安心されるのではないでしょうか。
また、山田養蜂場は世界一安全を目指していることなので、幼い子供の好奇心をもっと大きくしてくれることでしょう。
もちろん天然の蜜蝋を使用していますが、ほかにも、ヤシ油、柑橘オイル、オリーブオイルなどの天然由来成分を追加しています。
職人が1本1本丁寧に手作りでつくられているなんて、とても貴重な蜜蝋クレヨンです。
シュトックマー 日本限定 スティッククレヨン
ドイツ製シュトックマー社の蜜蝋クレヨンです。
ちょっと値段が高いですが発色のよいクレヨンで、書き心地がやわらかいのが特徴です。
重ね塗をして、色の足し算も学べそうですね。
力の弱い2歳の姪には、書きやすく楽しく書けるかも知れません。
そして、こちらの会社のクレヨンは、ちょっと珍しいブロックタイプでも出ています。
0歳の赤ちゃんにはこのブロックもいいかもしれませんね。
品質はトップクラスですが色の種類が少ないのが難点です。
シュトックマー社 蜜蝋クレヨン
ドイツのシュトックマー社の蜜蝋クレヨンです。
シュトックマーの蜜蝋クレヨンはみつろう粘土、透明水彩絵の具、デコレーションワックスは安全の証として厳しい食品規格に従って製造されています。
蜜蝋クレヨンに使用されている着色剤は完全に無害で溶け出したりせず、色彩が鮮やかで、半透明であり、耐熱であり、定着性が高く、褪色しないという厳しい基準から選択されています。
ブロックタイプとスティックタイプと2種類ありますが子供が使いやすいのはスティックタイプですね。
色の種類が少ないのが難点です。
とういちクレヨン みつろうクレヨン
老舗工房「東一文具」が本気で開発した蜜蝋クレヨンです。
「東一文具」の職人が1本1本丁寧に仕上げています。
とういちクレヨンに含まれている天然のみつろうの割合は40%と他の蜜蝋クレヨンよりも高いのが特徴です。
使いやすさも計算されていて太さ10mm、長さ75mmと子供が持ちやすいサイズとなっています。
色の種類も16色あるのでおすすめの蜜蝋クレヨンです。
蜜蝋クレヨンで赤ちゃんを安心して遊ばせましょう
- 蜜蝋クレヨンは中性洗剤、メラミンスポンジ、歯ブラシ、歯磨き粉で落とすことができる
- 畳などの目に入り込んでしまったクレヨンには、歯ブラシと歯磨き粉で対抗する
- 家具を傷める可能性があるので、除光液やアルコールなどは極力使用しない
- テレビやパソコンなど、掃除の難しい液晶には、あらかじめ保護フィルムを張る
- 通常のクレヨンより硬く折れにくい
- 赤ちゃんや幼児が万が一、口に入れたり舐めても無害で安全
蜜蝋クレヨンには、小さな子供の力でも発色がきれい・安心素材・握りやすいなど、他の道具に負けない魅力がたくさんありますよね。
ただし口に入れても無害とはいえ、誤飲は怖いものです。
7歳の娘がキャップがないのに気づいたからよかったものの、やはり大人が近くにいて一緒にお絵かきを楽しむのがいいですね。
最近は大人の塗り絵もはやっていますので、隣で一緒に芸術を味わうのもいいでしょう。