夏と言えば、山!川!キャンプ!!
ですが、山や水辺には、アブがいるんですよね・・・
川遊びに夢中になっていたら、アブが近づいてきて「ブスッ!」なんてことも珍しくなく、夏になるとアブに刺される被害が多発します。
アブは、一見大きなハエのような見た目をしています。
が、刺された時の痛みは蚊や蜂とは比べ物にならないそうで、噛みつかれたような痛みが走るのだとか・・・
楽しい夏のレジャーを楽しめるよう、今回はアブに刺された時の対処法や、アブに刺されないための予防法について、ご紹介しますね。
目次
アブに刺された時の対処法
アブに刺されたら、群れで襲ってくる二次被害を防ぐため、すぐにその場所を離れ安全な場所で処置をします。
患部を水でよく洗い流す
まずは、患部をよく洗い流します。
アブの持つ痒みや流血させる成分を体外へ出すため、血を絞り出すように洗い流すとよいでしょう。
氷などで、患部を冷やし、止血する
痒みや腫れを軽減させるため、患部をよく冷やし、止血します。
薬を塗る
抗ヒスタミンやステロイド入りの薬が効果的です。
市販薬もあるので、レジャーの際は携帯しましょう。
おすすめの薬は下でご紹介しますね。
病院を受診した方がいいケース
基本的には応急処置をすれば問題ありませんが、以下のケースでは病院でみてもらった方がいいです。
- 酷い腫れがある
- 発熱がある
- 小さな子供が刺された時
小さな子供は、掻きむしりにより、とびひなどにかかってしまう事もあります。
適切な処置をしてもらうため、出来るだけ早く病院を受診しましょう。
また、悪化してしまった場合や、酷い腫れ、発熱、かゆみが治まらないなどの症状がある時は、すぐに病院を受診して下さい。
応急処置におすすめ!!携帯していると安心な市販薬
アブに刺された場合、痒みを抑えるための「抗ヒスタミン」、炎症を抑えるための「ステロイド」が配合されている薬が効果的です。
個人差はありますが、完治まで1週間~1ヵ月程かかることもあるので、刺された時の応急処置がとても大切です。
ただし、ステロイドの長期使用はおすすめできません。
必ず、用量・用法を守って使用してくださいね。
市販薬の中で効果的な薬は以下があります。
ムヒアルファEX
「ムヒアルファEX」は、ひどい虫さされや、しぶといかゆみによく効くように開発されました。
タクトプラスクリーム
「タクトプラスクリーム 20g」は、かゆみ、虫さされに効く鎮痒消炎薬です。
また、殺菌剤イソプロピルメチルフェノールが、かきこわしによる二次感染を防ぎます。
ベタつかず、目立たない、刺激の少ないクリームです。
ベトネベートN軟膏
「ベトネベートN 軟膏 5g」は、しっしん、かぶれ等の皮膚の炎症に優れた効き目を発揮する軟膏薬です。
患部を保護する油性基剤なので、じゅくじゅくした患部に適しています。
また、薬ではありませんが、毒針や毒素を抜くために便利な商品としてこちらがあります。
ひとつ持っていると安心ですね。
ドクターヘッセル インセクトポイズンリムーバー
アブの生態
アブはほぼ全国に生息していて、7月~9月頃特に見られます。
雑木林の川や、田んぼなどの水辺、家畜施設などに多く生息していて、朝方や夕方の涼しい時間帯は特に活動的になります。
体調は2~3センチ程と、かなり大きいです。
見た目は巨大なハエですが、大きさだけでも近づいてきたら恐怖ですよね。
アブは、哺乳類などの恒温動物の生血を吸血します。
産卵期の近づいたメスが栄養のために吸血するのですが、蚊のように気付かれないように刺すのではなく、皮膚を切り裂いて流れてくる血を吸うので、刺されると激痛が走ります。
そのため、「噛まれた」感覚に近いと言われています。
噛まれたような痛さなんて、想像するだけでも恐ろしいですね。
アブに刺されないために出来ること
夏のレジャーを楽しむためには、刺されないための予防がとても大切です。
肌の露出を控える
暑いと半袖短パンになりたくなりますよね。
でも隙を狙ってくる虫たちにとって、肌の露出は吸血のチャンスになってしまいます。
出来るだけ、肌の露出は控えましょう。
特に、接近に気が付きにくい足元は気をつけてくださいね。
黒や紺の服は避ける
蜂もそうですが、色の濃い服には特に近づいてきます。
明るい色や、薄い色の服にすると、予防になります。
虫除けスプレーをする
市販の虫除けでも、自作の虫除けでも良いので、肌に止まるのを防ぐため、身体に虫除けスプレーをしましょう。
自作する場合は、以下をスプレーボトルに入れて混ぜれば完成です。
- ハッカ油 2~3滴
- 消毒用エタノール 5ml
- 精製水 25ml
詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
ハッカ油を使った虫よけスプレーの作り方。この夏、効果的な使い方もご紹介!
また、殺虫スプレーも携帯していると、更に安心ですよ。
まとめ
- アブに刺されたら、すぐにその場を離れ、洗う・冷やす・塗るの応急処置をする
- 塗り薬は、「抗ヒスタミン」と「ステロイド」が入った物がおすすめ
- 刺されないための予防をする
あとがき
夏のレジャーって楽しいですよね。
我が家も毎年キャンプに行くのですが、もともと虫が苦手な私には、飛んでくる虫たちは恐怖です。
幸い、今まで刺されたことはないのですが、「噛まれた痛さ」なんて、更に怖くなりました。
これからは、刺されないように、予防も徹底しようと思います。
もちろん、子供たちのためにも応急処置品も忘れずに携帯します。
楽しい夏を過ごしましょうね!