一昨年の夏に北海道旅行に行った時に、お土産屋さんでみかけたハッカ油。
気にはなっていたけど、何となく買わずに帰ってきてしまいました。
それからしばらくして、大きな本屋さんの店頭での
北海道フェアなるものでハッカ油見かけました。
それからというもの、近所の大型スーパーでも見かけたり
いまやハッカ油がちょっとしたブームになっている事を知りました。
ちなみに、このハッカ油、昔っから薬局に置いてあったのって知ってました?
ひっそりと鎮座しているので、何に使うんだろう?と思っていた方も多いと思います。
今回は、このハッカ油について紹介していきたいと思います。
ハッカ油とは
ハッカ油は、薬局のエタノールなどの置き場で見かけますね。
ハッカとは和名で、早い話がミントです。
喫茶店でアイスを注文すると、たまにアイスにのっていますね。
かじるとスーッとした歯磨きの香りのする葉っぱ、あれです。
あの葉っぱを沢山集めて、蒸し器で蒸して出てきた煙を冷やすと、
二層の液体ができあがります。
その上の部分を取り出したのが、ハッカ油なのです。
ちなみに、下の部分の液体はミントウォーター(化粧水)として売られています。
要するに、水と油ですね。
水の部分がミントウォーター。
油の部分がハッカ油というわけですね。
お風呂での使い方
このハッカ油、色々使えますが、まずは、お風呂での使い方を紹介しましょう。
お風呂に入れるというと、入浴剤の様にドバッと入れたくなりますが、そこは注意が必要です。
先ほど説明しましたが、ハッカ油は油です。
水と油は混ざりません。
なので、何かに溶かさなければ、単にお風呂に膜がはった状態になります。
ということで、以下の物に溶かして使うと便利です。
夏場は、スーッとした清涼感があり、とても気持ちが良いですね。
- お酒→100ccくらいに2滴たらして浴槽に混ぜる。
- 牛乳→100ccくらいに2滴たらして浴槽に混ぜる。
- 塩→大さじ3くらいに2滴たらして浴槽に混ぜる。
★ハッカ油は、皮膚刺激がありますので、顔など皮膚の弱い部分はさけて、少量からお試しください。
★なお、肌の弱い方や乳幼児、妊産婦、授乳中の方などは商品のラベルの注意事項に従ってください。
虫除けとしての使い方
夏になると登場するのが、虫!
悩まされるのも虫!
確かに、殺虫剤を振りまけば綺麗サッパリといなくなりますが、
虫を殺すという事は、多少なりとも自分たちにも害はあるわけで、
なるべくなら体にも優しい物を使って行きたいですね。
そこで、お勧めなのがハッカ油です。
このハッカ油、皮膚刺激が強いので、人間に使う時には注意が必要ですが、
虫除けでしたら何の遠慮もなく使えます。
とにかく、あのスーッとした香りが虫達は嫌いなのですから、使わない手はありません。
- コバエ対策→ゴミ箱に数滴たらす。
- 排水溝対策→排水溝に数滴たらす。
- 洗濯対策→お洗濯のすすぎに数滴たらす。(ほのかなミントの香りで虫除け)
- 帽子や洋服につける→皮膚にあたらない部分に虫除けとしてつけます。
- 玄関など→水拭きできるところに、雑巾に数滴たらして掃除します。
- 害虫の通り道に→ゴキブリ等の通り道に数滴たらします。
- ダニ対策→布団やソファーの肌のあたらない部分に数滴たらします。
★ハッカ油は、建築建材の変色や、衣類の色落ちなどの可能性もありますので、目立たない箇所で少量試してからご使用下さい。
あやまった使い方をすると?
ハッカ油の注意書きをみると、
- 肌が弱い人
- アレルギーのある人
- 乳幼児
- 妊産婦
は使用しない事と書いてあります。
また、
- 目や粘膜に使用しない事
- 原液をそのまま使用しない事
- 飲用しない事
とか色々書いてあります。
刺激がとにかく強いので、肌の弱い方や乳幼児は
赤くなったり、ヒリヒリしたりします。
あと、妊産婦さんについては、ハッカ油は通経作用といって
滞っていた月経を流してしまう作用があるので注意が必要です。
たまに、飲む事をすすめている文献もありますが、
かなり濃度が濃いので、胃が荒れてしまいます。
なので、飲むのであればミントティーをおススメします。
まとめ
ハッカ油については、いかがでしたでしょうか?
ハッカ油の注意書きをよく読んで安全に楽しく使いましょう。