1月と言えば、お正月ですね。
私が子供の頃は、「もーう、いーくつ寝ーるーと♪お正月!!」と、
お正月を待ち焦がれて良く歌ったものですが・・・
最近の子供はどうなんでしょうか?
うちの子達は、お正月の歌をあまり歌わないですね・・・
たぶん、音楽の授業で習っているなずなんですが・・・
ところで、元日って1月の祝日だったんですね。
なんだか、家族が冬休みなので、気がつきませんでした。
今回は、1月の祝日である元日の由来を、
子供向けに分かりやすく解説します。
目次
1月の祝日
カレンダーを見ると1月の祝日は、元日と成人の日の2つあります。
色々調べてみると、1月の元日というのは、
もともと四方拝(しほうはい)という宮中行事でした。
この四方拝という宮中行事は、奈良時代から始まったと言われています。
〜四方拝とは〜
1月1日の朝4時半くらいから、とり行われる儀式です。
今上天皇が束帯(そくたい)を着て、皇居の庭にある建物の中に入り、
四方の神々にお祈りする儀式で、誰も見る事ができないと言われています。
そのお祈りの内容は、年の災いを払い、豊作を願うと言われています。
〜祝日になった経緯〜
1948年(昭和)の祝日に関する法律が制定されてから、
年の初めをお祝いするという意味で、元日が祝日になりました。
尚、お正月は昔からありましたが、祝日という
考えは江戸時代まではありませんでした。
江戸時代のカレンダーは、現在のカレンダーとは違い、
職種によってお休み(非番?でいいのかな?)が決まっていたそうです。
祝日という考え方が広がったのは、明治になって
今のカレンダーが導入されてからです。
明治になって、祝日という考え方が生まれたんですね。
お正月とは
さて、元日が祝日になった経緯が分かったところで、
お正月ってどういう意味があるのでしょうか?
お正月は、新しい年の歳神様をお迎えしてお祝いをする行事です。
無事に新しい歳を迎える準備ができた事と、
新しい年の豊作と家族の幸せと健康を祝います。
〜歳神様とは〜
さて、歳神様のお話がでてきたところで、
歳神様ってどんな神様でしょう?
見た事はありませんが・・・(当たり前ですね。)
たぶん、福って顔してるのかな?
(一説には、東北のなまはげも歳神様だとの説もアリ)
歳神様は、元日の日の出とともに、高い山から
降りてくると言われています。
そして、その年の豊作と、その年の
健康と幸せを司っていると言われています。
ありがたい神様なんですね。
歳神様を迎える準備
お正月の由来が分かったところで、
歳神様を迎える準備をしましょう。
〜すすはらい〜
皆さん、これはご存知ですね!!→じゃーん大掃除の事です。
12月13日頃から、すす払いを始めるのが風習でした。
(やらなきゃいけないのは分かっていますが、毎年始めるのが遅くなります。)
新しい年の神様をお迎えするのに、場所を清めると言う事ですね。
〜門松としめ飾り〜
大掃除が終わり、場所が清められたら、歳神様をお迎えする準備をします。
門松としめ飾りは、歳神様が降り立つ場所が分かる様にとの目印です。
松は神が宿ると昔からのいわれがあり、松が使用されています。
因みに、29日に飾ると苦立て、といわれて不吉です。
同様に、31日に飾ると、一夜飾りとして良くないとされています。
門松を飾るのは、28日頃が良いでしょう。
(要するに28日までに、大掃除を終わらせなくてはいけないと言う事ですね)
〜鏡餅〜
鏡餅は、歳神様の居場所です。
綺麗にしておきましょう。
(実家に行ったら、テレビの上に鏡餅がありましたが、神様はテレビの上?)
まとめ
- 1月の祝日の元日は、もともとは四方拝という宮中行事でした。
- お正月は、歳神様を迎えるという信仰に基づいています。
- 歳神様は、その年の豊作と健康を司っていると言われています。
色々と調べると、家を綺麗にしなくては、いけない理由がわかりますね。
しっかり大掃除をして、楽しいお正月をお迎えくださいね。